goo blog サービス終了のお知らせ 

登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

最近読んだ本 30年6月分

2018年07月04日 | 読書


今月借りていたのはこの本。
左端の君たちはどう生きるか
は読みたいと言っていたら娘が借りてきてくれました。

原作は80年前の児童書ながら、著名人による紹介などで最近大ヒット。
これは漫画になっていてとても読みやすいです。

主人公はまるでのび太みたいなコペル君。

この名前の由来はコペルニクスから。
いろんなものの見方、
クラスいじめにどんな対応するか、
貧乏で困っている同級生にどう接するか、
そんな数々のことに向き合いながら成長していきます。

ナポレオンは10年で皇帝になり
その後10年で島流しにあって亡くなるわけだけど…
偉人というのはどういう人なのか?

そういう話と、おじさんとコペル君とのやり取りが繰り返し載っています。

とてもいい本で、子供に読ませたいと思いました。

もっとも、息子も娘も1ページも開きませんでしたが


まく子
うーん世界観は西加奈子ーって感じですね。
ファンタジーなんだーって思った。
ファンタジー苦手なので頑張って読みました
子供と大人の狭間の子供たちの心境はうまく描かれていたと思います。
草彅剛でドラマ化するとか?


おらおらでいくも
芥川賞受賞したんじゃなかったっけ?
全編東北弁で一人語りのためうーん読みにくいっちゃー読みにくい
桃子という70代後半の主人公が昔を思い出しながら色んなことを考える…そんな話。
息子も娘も大人になってちょっと疎遠だし…
夫も若く他界してしまったし…
特別変わった人出なく、田舎から出てきた普通の人の普通の人生を本にした割に重さと深さはありますね。
ただズーズー弁がねー苦手です


あなたの贅肉落とします
是非落として欲しい
垣谷美雨の本なんでサクサク読めて痛快というか…
あなたの人生片付けます
の姉妹本ですね。
ダイエットというよりは、心の贅肉を落とし心身ともにスッキリする話。
でも片付けの方が面白かったな。先読んだからでしょうか?


ノーマンズランド
ストロベリーナイトの姫川さんシリーズ。
北朝鮮の拉致絡みです。
行方不明になった女の子のために自衛隊に入った男。
拉致したと思われる人間を見つけた時こんなことしてしまうんだろうか…
相手を殺すまでが残酷でページ飛ばしました。
虐殺とか惨殺とか文章でも苦手です


ヒポクラテスの誓い
医師の職業倫理について書かれた宣誓文のことで、医療従事者なら聞いたことがあるヒポクラテスの誓い。
舞台は法医学部…
傍若無人、傲岸不遜で誰の意見にも耳を貸さないが、天才的な解剖技術と、真相を分析する能力をもつ光崎。
そこへ送り込まれた女性研修医の話。
次々見つかる謎を究明し最後に1つの結論に至るストーリーは読んでいて飽きず面白かったです。

ホルマリン漬けって臭いんだーと思いながら読みました。
私は血塗れの死体とか無理です。
臭いも視覚的にも


魔力の胎動
ラプラスの魔女の前編という扱いです。
羽原円華が不思議な力を持っていることに気づく。
流体工学専門の筒井といろんなエピソードが出てくる。
殺人事件とかはなかったんだけど、本なのに既視感を覚える仕上がりで、そこからラプラスの魔女と繋がっていくんだーと思いました。



1歩を越える勇気
最後に誕生日に貰った栗城本。

もう亡くなってしまった訳ですが、2時間ほどで読める冒険ストーリーでした。

栗城さんに関しては登山スタイルなど賛否両論あるし、私も好きでも嫌いでもないのですが…彼なりの信念があったと思います。
ただ、スポンサー探しは一生懸命だけどトレーニングはあんまりしてないし、平均以下の筋力しかなくても山に向かっていく姿にはびっくりしましたね。
信念を持っていたし、共感する人も沢山いたわけで栗城さんなりに幸せな人生だったのだろうなって思います

私は日本の山は何でも登ってみたいけど、
エベレスト行きたいとか、キリマンジャロ登りたいとか思わない訳で…
小学生の時何でも夢みれた延長で、大人になっても夢見ていたんだなぁー幸せな人だなと思いました。

ネットでは評価低いですが栗城さんと事を知れたのでよかった

最近読んだ本 30年5月分

2018年05月31日 | 読書
今月はこれに白い標的を加えた7冊読みました📓📕📚


というわけで今月も

にじいろガーデン
小川糸の話なので優しい時間が流れています。
但し今回の話は少々エキセントリック。

夫にほかの女のもとに去られ、7歳のソースケと残されて自暴自棄気味に暮らしている泉と
駅で自殺しようとしていた高校生の千代子
そして千代子から生まれた宝の4人が主人公。

泉と千代子はレズビアンカップルになります。
泉と出会う前に行きずりの男と関係を持っていて妊娠していることに後で気づくわけだけど…

不器用な2人なりに精一杯の愛情を注いで、ソースケと宝をそだてていく。でも周囲の目はなかなか厳しい。
そんな中一生懸命生きていく話。
1話ずつ一人称が変わり、それぞれの視点で描かれていてあっという間に読めるけど…
そっかーって感じ。

タイミングよく勝間和代がカミングアウトしていますね。
私は異性愛者なのでちょっと分からないけど、人を愛する気持ちに性別は関係ないんだなーと思いますね。
好きな人が同姓だっただけのことなんだなーって。

いい本だと思います。
ちょっとソースケ可哀想だけど。


あの家に暮らす四人の女

刺繍作家の佐知と鶴代の親子の古い家に、雪乃と多美恵が転がり込んで楽しい4人暮らしをしている。

旧家なので財産はあるけど、佐知は結婚してないし、自分が死ぬまで生きていけるだけの蓄えはある。
居候2人は働いていて、ワイワイ賑やかに暮らしてる様は何とも楽しそうで羨ましささえ感じる話です。

私も妹が2人いて3人集まると楽しくて仕方がない
残念ながらみんな別に住んでるけど(笑)

ところが途中からカッパとカラスとかでてきて、ファンタジーっぽいんですよねー。

ファンタジー苦手なのであれ?あれ?と思いつつ、ファンタジー要素程度なのでなんとか読み切りました。

三浦しをんでファンタジー初めて読んだかも。


百年泥
この作家は初めて。

芥川賞作のため読んでみたという感じ。
借金のためにインドで日本語教師する主人公の話。
芥川賞作品読むと毎回思うけど薄い。

本も薄いけど内容も薄くて何が言いたいのかよくわかんない。
インド旅行記だと思えば読めるかも。


降り積もる光の粒
角田光代の旅行記。
若い時バックパッカーだった作者。色んな国に行った。
貧乏だったから切り詰めて旅をしていた。
大人になって少しゆとりができたけど貧乏癖が抜けない…。
お金は余裕できたけど時間がない。
そんな中でする旅の話。
後半は女性器切除の風習のある地域などを支援してる団体と行く発展途上国の旅。

私は海外に行ったことがほとんどないのでもっといろんな国行ってみたいなと思いました


民王
池井戸潤作品。これドラマにもなりましたね。見てなかったけど。

総理大臣の武藤泰山と、息子で大学生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまう。
ところがまわりにも入れ替わった人達が…
日本は大混乱になってしまう。
解散を迫る野党…
総理大臣は大学に通い就職面接
息子は国会答弁で漢字が読めない…

池井戸潤にしてはかなりコメディータッチで面白かったです。


おちゃめに百歳寂聴さん
なんかYahooみてたら宣伝してたので読んでみた。
昨夜読み終わったけど、昨日テレビに出てました。この秘書。

基本テレビを見ないのですが、結構テレビ出てますね。
穿った見方しか出来ないので、寂聴さんが亡くなってもこの人食べていけるようにしてるのかーとしか見れない。

66歳の年の差を上手く作用させてる感じはするけど、この秘書の文体が頭悪い感じで読んでてなんか不愉快。
職業柄高齢者によく接してるけどこんなふうにならないようにしようと反省する作品になりました。

寂聴さんを慕ってるのは本当だと思いますけどね。

まぁ読んでも読まなくてもいい本でした。

白い標的

2018年05月22日 | 読書
白い標的という本です。


読書は毎月まとめて備忘録としてアップしてますがこちらは山岳小説?なので別に書いてみます。

サブタイトルが
南アルプス山岳救助隊k-9

南アルプスが舞台です。

南アルプスって言われても全く分からんだろうと思ってた借りたら
私が唯一行ったことある北岳が舞台なんですよー

それだけに場所がわかる所も結構あってめっちゃ面白いです。


ただの遭難ストーリーではないですよ

金属店強盗した3人組。
ところが、主犯が全ての貴金属を持って北岳へ逃げた。

この宝石と一緒に北岳で死ぬという電話を貰った残り2人は必死に北岳に向かうと言う縦軸と

南アルプス山岳救助隊の夏美と静奈
そしてそれぞれの相棒犬達、そして捜査する山梨県警の刑事達の横軸が上手く絡みテンポよく読めます。

さらにそこへ単独行の男が現れ主犯の遺体を発見。
宝石を持って行ってしまう。

↑冬のバットレス

冬のバットレス登ってる若者が滑落し救助が必要になり
冬の北岳は大賑わいです(笑)



冬は池山吊尾根から入りますが
なんとこれ夏でも無理ーとか思ったボーコン沢の頭通るじゃないですか

私達は多分大樺沢ルートをくだりました。
その名前を今知りましたね

北岳ってめっちゃ天気悪い日に行ったけど
素晴らしい景色なんだなーという描写が何度もあり…
次は北岳が美しく見える山に行きたいなと思います。鳳凰三山とかね

↑北岳参考画像

ストーリーも面白いし
自分が登ったことある山という楽しさもありおすすめの本です。

なんかシリーズ物みたいなので他のも読んでみたいな
もっとも南アルプスシリーズなので私もほかの山登らなきゃ

最近読んだ本 30年4月分

2018年05月08日 | 読書


坂の途中の家
角田光代作品です。
この人の話はどれを読んでもぐっとくるとこがあって、感情移入できるというか、いい作家だなぁと思うことが多い。
この話は裁判員に選ばれた主人公の気持ちの揺れが描かれている。
事件は子どもを浴槽に沈めてしまったというものだが・・・
容疑者の家は、自分がこんな家に住みたいと思っていた坂の上の家に良く似ている。
家族構成もあまり変わらない・・・
事件の真相に触れていくたびに
「自分も同じことをしてしまうのではないか?」
子どもにイラつきを覚えるたびに、自分も同じ事件を起こすという不安に駆られる主人公の心の揺れが緻密に描かれています。

私の知り合いにも
「義母がこんなことを言って来る」などいろんなこと愚痴ってくる人がいます。
義母には意地悪な気持ちは無いのだけど、義母のことをもう嫌ってしまうとなにをしても悪いほうにしかとれない・・・そんな人。
主人公も全く悪意がないと思われる夫や夫の両親のやることなすことがイライラしていきます。

平凡な日常と、もしや自分が陥ってしまうこともあるのではないかという恐怖がたまらなくてあっという間に読了。
この人の話は大好きです。
でも私は自分が悪かったのではないかと、自己を省みることが全くないので多分ならない感情だなと思いました。真面目な人は主人公みたいになっちゃうかも。


因みに対岸の彼女八日目の蝉とかいい作品は沢山ありますが、曽根崎心中が一番好きです。


忘れられた巨人
初のカズオ・イシグロ作品。
話題作は読んでおこうという好奇心旺盛な性格のため借りてみました。
私のような文学のなんたるかを分からない人間からすると、角田光代のほうがはるかにノーベル賞にふさわしいと思いますが・・・
雪国もよく分からんかったし、、大江健三郎も読んだことがないので・・・向いてないのかもしれません。
この話の舞台はイギリス。しかもアーサー王の時代。全く文化的背景もなにも分からないので困るのだけど・・・
自分の息子を探しに出かけていく老父母の話です。
その旅で幾多の人と出会い、別れ、そして更に旅を続けていく物語。
起承転結も特になく、面白くなくて10日ほどに分けて読むのでますます理解に苦しむという展開になりました。
うーん。。。。。感想はそれが全てです。


わたしを離さないで

同じくカズオ・イシグロの作品。
こちらは綾瀬はるか主演でドラマ化もしており、知ってる人は知ってるのでしょう。
私はノーベル賞受賞の歳このドラマの存在を知り、ドラマのあらすじを読んでしまいましたのでなんとなく知った作品として読みました。
だからなのかなんだか既視感を感じる作品でした。
誰かのドナーとして生まれてくる、生きていく作品ていろいろありますがこれは死ぬまで続くドナー生活のようですね。
生まれながらにして人とは違う生活を過ごす主人公たちと、
そんなドナーたちにもそれぞれ人間としての芸術的感覚があると教育してくれた学校の人たち・・
やがて仲間を失っていく辛さ・・・・
この話も暗くて悲しい話です。
但し、時代考証が現代に近いのでまだ想像もできて読みやすかったです。


宝くじで一億円当たった人の末路
宝くじなんてあまり買わないのに、毎回律儀に当たったらなにしようか考える菖蒲です。
宝くじなんて当たっても、親しくも無い親戚が増えるだけ。。。仕事を辞めたり派手な生活をすればすぐに人にばれる・・・など現実的アドバイスが載ってます。
このアドバイスをわが人生に生かせるような出来事がおきますように
ただ、宝くじに当たった人の末路というのは少しだけで、後は世界一種の旅に出た人の末路とか・・・
あとはアドバイスと言うよりは、こんな人生を送ってる人もいます。
いろんな生き方あります的な本だと受けとめる。


悲嘆の門
宮部みゆきということで借りたが私の苦手とするファンタジーであり、なかなかページが進まない挙句
完全に飽きがきて読了ならず。
2巻の前半で諦めました。
なにやらビルの上に現れるガーゴイルがどうのこうのという話です。
はい・・・私ファンタジー全く無理です。
想像力の欠如であります。
人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如 によって再婚する。 by アルマン・サラクルー

判断力と、忍耐力と、想像力のない人間です。はい。
記憶力の欠如まですることがないように生きて生きたいと思います。


ということで30年4月に読んだ本でした。

最近読んだ本 30年3月分

2018年04月08日 | 読書


キラキラ共和国は小川糸らしい優しい話です。
ツバキ文具店の続編です。
主人公の鳩子とその周りの人達の時間がゆっくりと流れます。鳩子は再婚しQPちゃんと親子になってました。
依頼人の気持ちを考えて書く代筆の手紙も楽しく読めて、鎌倉を舞台に優しい時間が流れてます。
小川糸の話は心が綺麗な気持ちになります。
事件の起きない単調な日常って作者の力量がないと書けないと思うので、凄いなーと思って読んでます。
人殺したり(殺人事件)とか惚れた腫れたのないストーリーなのに引き込まれる話が多いです。


夜のまた夜の深い夜
度々整形して顔を変える母と国籍も何も無い主人公マイコ。
マイコが七海に手紙を出すという体裁で語られていくんだけど、イタリアの片隅で漫画喫茶で初めて漫画を読んで母から聞いた世界と現実の乖離に気づく。やがてマイコは家を出て、難民のエリスとアナとの生活。
そして母がなぜ日本に帰れないのかが明かされていく。赤軍とかオウムを思い浮かべながら読みました。
桐野夏生にしてはグロさは薄めだったかも。

ポーラースター、ゲバラ漂流

海堂尊の医者じゃない本は初めてかも。
この人の背中がむず痒くなる話は苦手ですが(笑)
そんな感じはなかった。
ゲバラは医学生だからそれ繋がりかな?
ポーラースターは北極星のこと。ゲバラの青春時代が描かれてます。
因みに四部作らしい。南米の地理感も全くないので今ひとつ入り込めなくて必死で読んだだけ。
後半読むか微妙。


幹事のアッコちゃん
幹事は苦手ですが、よく飲み会の店とか手配すること多いので共感したりしなかったり。
別に無理して読むほどの本ではないなと分類したにもかかわらずこれは三作目らしい。
前作は多分読まないと思うけど。


AX
グラスホッパー、マリアビートルと繋がってるけど読んでなくても楽しめる話。
殺し屋の兜が主人公。兜は恐妻家。
殺し屋なのに妻が怖くて、妻を怒らせないように、妻が白と言えば黒も白、黒と言えば白も黒。
殺し屋なのに子供の三者面談に行くとか普通の日常で、そして兜の最期もあれ…って感じでした。
でもラストまで楽しめていい作品でした。

あんまり伊坂幸太郎読まないんだけど…
本屋大賞ノミネート作品で読んでみました。

あと盤上の向日葵と
たゆたえども沈まず
騙し絵の牙予約してるけどなかなかきませんね。

今月はカズオイシグロ読んでます。

ノーベル賞作品は殆ど読んだことがないので興味本位ですが、綾瀬はるかがドラマしてたんですねー。みておけばよかったと後悔…

さて読書読書📖