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登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

最近読んだ本 30年11月分

2018年12月07日 | 読書


これが先月分でした。

ファーストラブ
直木賞受賞作です。
主人公は臨床心理士の由紀
そして夫の我聞さん。
父親を殺した美人女子大生環奈
環奈の弁護士迦葉
この迦葉が我聞さんの弟で、由紀とも大学からの知り合いです。
一言で重い話です。湊かなえみたいなどんよりまっくらな気持ちにさせられました。
今年は送り火も読後感最悪だし、これも残念な感じですが話の重厚感はあり、この人の別の作品を読んでみようと思います。


愛なき世界
三浦しをんですからねさすがと言う感じ。
舟を編むが辞書編纂ならこちらは東大で生物を研究している人たちの世界です。

植物の生殖に愛がないので自分も恋愛しないという本村とその研究仲間。
そして近所の定食屋の若者藤丸。藤丸が好奇心旺盛でいろんなことを聞いていく程で研究内容が語られていきますが、易しく書かれてるので凡人にも理解できます。
そして藤丸が本村に恋をします。
藤丸はふられてもめげずに本村さんに恋をし続けます。
植物の生殖に愛はいならなくても、研究室は愛に溢れていて自分の知らない世界の深淵さに気が遠くなりかけました(本村さんの研究の細かさにね)


それを愛とは呼ばず
おお…珍しく新潟が舞台かと思ったら当然北海道に移動しました。
新潟で実業家の女性と結婚して幸福にいきていた亮介。突然妻が交通事故で意識不明になり、義理の息子から会社を追われる。
ふと訪ねたキャバレーで知り合った紗希に身の上話をする。
亮介が売れる見込みのないリゾートマンションの管理人として北海道にいると紗希もやってくる…
結局亮介と紗希は男女の関係は最後までないのだけど…
それは愛とは言わない。
最後の最後になんでそうなったのーーー?と思わせる話でした。
読後感あんまり良くないですな。


下町ロケットゴースト
言わずと知れた今期のドラマです。
いやー面白い。
ストーリーはみんな知ってると思うので割愛しますけどね。やっぱり池井戸潤は素晴らしいですね。
いつもほどの爽快感はないんですよ…それでも絶対の安心感を持って読める本です。
出てくるメンバーはついつい阿部寛とかで読んじゃいますね(笑)


奥様はクレイジーフルーツ
夫婦仲はいいのにセックスレス2年目の初美。
セックスレスすぎて妄想がひどくなったりとにかく忙しい(笑)
短編集であっという間に読める。
家族になっちゃうってよくありますよねー。
まぁ睡眠、食欲と違って暫くしなくても生きていけるからね。
重たい本ばっかりだったので軽く読めました。



さて今年もあとひと月……何冊読めるかなー?

最近読んだ本 30年10月分

2018年11月02日 | 読書
いよいよゲームにのめり込み読書に時間を避けていません……

というわけで今月借りたのは

こちらの6冊。

送り火に至っては私が借りたいといったら富山市図書館が購入してくれたというありがたいです本です。

有難いけど……


送り火
もうすぐ廃校が決まってる中学に転校してきた主人公と、6人しかいない同級生男子の話です。
6人しかいないのつかず離れずの距離が難しい……
思春期特有の危なさと脆さが上手く描かれてるんだけど、最後が意味わからなくて、残酷。
勧善懲悪でも拷問とかきらいなので……
しかし芥川賞作品が購入されないというのは富山市図書館としていかがなものだろうか……


ちょうかい
警察内部にある、まだ起きてない犯罪を担当する部署の話。
イマイチその抑制システムだの繭だの理解出来ずついていけませんでした。後半は早送りで読みましたが意味わかなかった……

こんなにおもんないのに、続編があるから不思議

みんなは理解出来るのかも


ユニコーン

貴婦人と一角獣という6枚のタペストリーに描かれているユニコーンからタイトルはきている。
このタペストリーは15世紀に作られ、今はフランスにあるんだけどら2013年日本でも展覧されていたそうです。
これをあのジョルジュ・サンドが絶賛していたそうで、主人公をジョルジュ・サンドにして描かれた原田マハのフィクション。
薄いのですぐ読めるけど、内容も薄い。


未来
湊かなえポイ筆致。
気分良くは読めない……親がダメダメな話。
きちんとした両親に育てられたことに感謝しつつ、
息子と娘をきちんと育てないと……と思ったり。

でも親がダメすぎてそりゃないわーとおもうシーン多々……
イヤミスです。


下衆の極み
林真理子のエッセイ。
週刊文春が文春砲打ちまくってる時に、文春に載ってたエッセイのため、世相を反映しまくってます。
人の噂も75日。
そういえばベッキーいたねーとかね思うわけですよ。
芸能人の不倫に週刊誌はうるさいですけどね……
不倫はダメですよ。でも一般人にはなんの関係もない話で、何を騒いでるんやという程度の私。
基本芸能ニュースに興味ナッシングです。
税金で生きてるので議員の不正と不倫は許せません。
芸能人は自分で稼いでるので自由だと思います。


永遠の½—
まだ読んでない。
頼んで持ってきてもらってるのに手をつけてない……
月の満ち欠け読んだけどよく分からんだ佐藤正午のデビュー作でした……

読めたら読みます。


なんせ私はゲームに忙しい。

登山も晩秋になり
マラソンのあとの左足も未だに痛くて正座出来ない。
出来るけど荷重かけると足の裏だけ痛いのです。

正座中は右足だけにお尻を乗せてます。
でかいお尻を右足で支えれば右足にも良くないよね……
極力正座したくないのですが職業柄正座します



⤴︎ ⤴︎私の仕事はなんでしょう?(笑)

最近読んだ本 30年9月分

2018年10月04日 | 読書
読書の秋です。

ていうか台風の秋?
沖縄とか大丈夫でしょうか?

この週末の連休の予定が立たなくて不機嫌な菖蒲です。

予定がないのに仕事する気が起きません。

よく働き
よく遊ぶが私に良く似合う

先月からロジックにハマりまくり、今日もブログ書いてないことに9時半になって気づく程です

なので読書がなかなか進まなくて
でもなんとか読みました📖


毎度同じ作家ですわ(笑)

異邦人原田マハ
画廊に嫁ぎ、自分も個人美術館の館長をしている菜穂が主人公。
妊娠中のため、東日本大震災の後単身京都に身を置くことになる。そんな菜穂が1枚の絵に出会う。

京都はよそから来た人のことをいりびとって言うらしく、異邦人とかいていりびとと読みます。
東京からやってきた菜穂が京都でその絵のために動きます。京都独特と文化と時間の流れがあり、裏切りや殺人なんかも絡んでくる作品です。

原田マハはよく読むけど、絵はあまり分かりません。
というか芸術全般に疎い。
絵をよく知る菜穂がそこまで惹かれる絵ってどんなんだろうと引き込まれつつ読了。


虎狼の血 柚月裕子
昭和63年広島県呉市を舞台にしてます。
新人刑事が一緒に組んだのは警察内でも異様な大上。
大上の操作方法に疑問や怒りを感じつつも抗争がどんどん酷くなっていく……

破天荒で型破りな刑事を役所広司、新人を、松坂桃李で映画にもなってます。
見てないけど相当えぐいらしいです。

面白いけど映画はいいかな……
拷問のシーンとか基本ムリ


インデックス 誉田哲也
ストロベリーナイトの姫川さんが主人公。
姫川玲子の短編集なのでサクサク読めます。

ブルーマーダー事件とかちょこちょこ出てくるので読んでた方が面白いけど読んでなくても面白いです。
竹内結子がちらちら浮かんできます(笑)


キケン 有川浩
キケンは成南電気工科大学機械制御研究部のこと。
男子ばっかりの大学でバカバカばっかりやったあの頃を思い出して語られているという体。

有川浩は女なんだけど、男ばっかりの大学生はきっとこんなかんじゃないか?というのがとてもよく描写されていてとっても面白い。
男って大学生になってもバカなんだなーって羨ましくなる本でした。


恋のゴンドラ 東野圭吾
これは私が読む前に息子が読んで絶賛してました。
とあるスキー場を舞台に色んな男女が織り成すストーリー。
その一つ一つがみんな繋がってる……繋がってるようで繋がってないあれ?えっと……と考えながら読んだり(笑)

別に殺人事件じゃなくても東野圭吾は面白いです。
その後我が家にある東野圭吾作品を息子は次々読んでます。

アノニム 原田マハ
こちらも原田マハ。
ただし異邦人と違って軽い感じで読めます。
ラノベっぽい。
盗まれた絵画が突然修復され鑑定され戻って来た。
そこにはアノニムとだけ書かれている。

アノニム……正義の窃盗団とでもいおうか……オークションまでの流れも詳しく臨場感があり、とても楽しく読めました。

こういう軽い本だとすぐ読めていいですねー。
異邦人と虎狼の血は時間かかりました。

今月もまた6冊借りました……

ロジックも程々に読書に励みます

最近読んだ本 30年8月分

2018年09月05日 | 読書

こちらが8月に読んだ本です。

遊び歩いた割になんとか読めてましたね

これこらは読書の秋になりますしますます読みたいところですが……

すぐ読んだこと忘れるツルツル脳みそなので備忘録。

仇敵
きゅうてきと呼ぶのかな?
ダブルかたきとかいて……アダカタキだそうです。
意味は
恨みや憎しみをいだいている相手。かたき。

自分にはそんな人はいない。
元夫のことも昔はそう思ったけど、そういうのを超越してどうでも良くなった。
元上司のことは今でも嫌いだけど、向こうはもっと私のこと嫌いだと思うし、別にどーでもいい。

池井戸潤ということで舞台は銀行。
大手都市銀行でキャリアを積んでいた恋窪は、大銀行での不正を明らかにしようとしたばかりにハメられ銀行を追われる。
地方銀行の庶務課で働くが、後輩を指導するうちに慕われ、やがて元銀行の不正に再び近づいていくことになる。

池井戸潤ならではの勧善懲悪が気持ちいいこの作品は人が死ぬのであんまりないパターン。


パレートの誤算
パレートの法則というのはアリのうち2割がサボってて……という有名なアレのことです。

生活保護課が舞台です。
生活保護費不正受給に絡む殺人事件が起きる。
ベテランケースワーカーの山川が殺された。
山川が不正受給に絡んでたのか……
ヤクザとの不適切な関係を持っているのはダレ…………?
新人ケースワーカーが謎を追うサスペンス。


玉村警部補の巡礼
海堂尊がミステリー。
バチスタにも出てくる、加納と玉村のコンビ。
何故かお遍路を始めるとこから事件も起きている
文句しか言わない加納の言い分が支離滅裂ながら正論に聞こえるからおかしくて……新人深くない人はお遍路出来ないなと思いました
88ヶ所歩いて回りたい玉村に文句を言う加納のやり取りが好き。

それ以外は海堂尊らしいむず痒い文書でした。


夫のちんぽがはいらない
借りる時予約表書くの恥ずかしかったけど……
これめっちゃ有名な本なんですよ。

これはエッチな話ではなくとある夫婦の実話です。
1度もセックスすることなく20年以上……今も夫婦をしているという作者の私小説です。

別にどちらかに身体欠陥があった訳ではなく、何度も頑張ったけどとうとう出来なかった……

そしてお互いにほかの人とはできるのに……
ほかの人としても
夫が風俗に行っても埋められない溝……

作者のこだまさんの痛いような気持ちがヒシヒシと伝わってくる話でした。

世の中セックスレスが流行ってるけど、最初から1度もってまた別のものがありますね。


吉原暗黒譚 狐面慕情
誉田哲也が描く江戸時代吉原が舞台の殺人事件。
花魁が次々殺されるのを主人公と元くノ一の花魁と犯人を追う……

サクサク読めるし、面白いけどあれだよね……誉田さんはグロいよね。
虐待シーンははしょって読みました。



つうことであれ?今日6冊返してとか言われたんだけど……あと1冊どこ行った?



探したらあったし読んでたわ。

花咲舞が黙ってない
ドラマにもなったやつです。
ドラマの原作はいくつかの本から取ってるので過去に読んだのもありますがこれは初めてでした。

池井戸潤はどれも面白いし、どれも最後がスッキリするけど、やはり銀行ものが1番ですね。
今話題のスルガ銀行ネタでも1本書いてほしいなー

つうことで今日から9月の読書開始です。

最近読んだ本 30年7月分

2018年08月02日 | 読書
今月は4冊でした。



今回は4冊とも面白くて、読んでよかった本でした。
全部が面白いこと珍しいので嬉しいな。

大体Amazon見ながら借りたい本を選んでます。

盤上の向日葵
初代菊水月作、錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒という将棋の駒がある。
600万という値がつくその駒が、身元不明死体と一緒に発見される。
その駒の辿ってきた歴史と、圭介の人生。
あまりにも数奇な運命にあっという間に読了。
棋譜が結構でてきます。私に将棋の知識があればもっと楽しめたのだろうなと思うと残念ですがいい作品です。柚木裕子らしい話かも。


明日の子供たち
あしたの家という児童養護施設の話。
どうして児童養護施設は予算が割かれないのか。
老人福祉施設より未来ある子供にもっとお金をかけて欲しい。将来の納税者なんだから。
子供に優しくするだけじゃない、将来生きていけるように…進学ではなく就職を勧める教師の葛藤と、どんな環境でも必死に生きていく子供たちの温まる話です。
どこかの施設がモデルなのでしょう…そこで暮らしてる子供たちに幸多からんことを願って読みました。
施設に暮らしてることは可愛そうじゃないというところグッときました。


路上のX
突然両親がいなくなり、親戚に預けられた真由。
普通の家庭に生きていたのに…年頃の女の子にとって居場所がない=すぐ隣に危険が沢山あって
その危険の中に安定が見え隠れしている…今夜の泊まるとこのために、少しの食べ物のために…危険と隣合わせで生きていく若者がいて、それが日本の話であることが残念…出てくる男はみんな最低。
でも桐野夏生らしいエグさが私は好きかも。



たゆたえども沈まず
原田マハのゴッホを扱った作品。
林忠正という富山県出身の男がいた。
林はパリ万博に向けて日本の美術を紹介しまた売っていた。
ゴッホの弟テオも美術商で交流が生まれていく。
テオが愛してやまない兄とその兄の類まれなる才能に気づく林。
ノンフィクションではないけどモデルのいるストーリーはすごくひきこまれます。
原田マハの作品はみんなノンフィクションじゃないんだけど、実話かもと思わせる話が多いかな。

うんどれもよかった。

今月も忙しいけど何冊か読みたい