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登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

最近読んだ本 2019.8月分

2019年10月04日 | 読書

8月分。

当然先月も読んでいます。
遊んでばかりいますが本も読んでます……細々と

おそくなってしまった。

超殺人事件
東野圭吾の短編集です。
初めて本が売れて思いがけない印税を手にした男。
使いすぎて翌年の税金が払えず、昨年のレシート全てを経費で落とそうとした(笑)

犯人を追い詰める舞台は突然ハワイへ
リフォーム工事分も経費にするため小説を書き換えまくる……そんな話とか

認知症になった90歳の推理小説家の話。
死んだはずの人がまたでてきたり、
アリバイを作るのに犯人を据えたり支離滅裂な話を必死で修正する編集者の話とかね

面白いです。



日常にひそむうつくしい数学

1 かたち(ハチの巣は、なぜ六角形なの?;巻貝のぐるぐるは、どうやってできるの? ほか)
2 かず(花びらの枚数には、神秘的な法則が隠されていた?;「かず」は文明とともに進歩してきた? ほか)
3 うごき(どうして飛んでいる鳥は、ぶつからないの?;生き物の仕組みをまねたゲームがあるって本当? ほか)
4 とてつもなく大きなかず(単位のいろいろ;将棋の試合展開は何通りあるの? ほか)

という感じで子供でもよく読めます。

私がおおーーっと思ったのは
7年、13年、17年蝉。なぜ素数なのか。
面白かったですねー
なるほどーーと思いました。



天国旅行
三浦しをんは好きなので見つけたら読む感じ。

心中がテーマの話。
最初の富士の樹海の話なんて面白かった。
人生を終えたいと思った時に、微かにまだ生への執着ってあるもんなのかなー?
私は自慢じゃないけど死にたいと思ったことは無い。
人に死ねばいいのにと思うことはあるけど(笑)
自分が全く悪くないと思って生きてるから(笑)
たまに反省はするんやけど(笑)

そんな生の死の狭間のやり取りがリアルで面白いです。
この人の話は面白くなかったことない。

私は三浦しをん、角田光代、桐野夏生大好きです

最近読んだ本 2019.7月分

2019年08月19日 | 読書



左2冊は160回芥川賞受賞作。

ニムロッド
芥川賞受賞作はまだまだ稚拙なことが多く、ストーリーも文章表現もなにも未熟なことが多い
でもこの人はすごく上手い
ストーリーもいい感じ

仮想通貨が出てきます。
主人公はあのナカモトサトシと同じ中本哲史。
会社の空きサーバーを使ってマイニングをするように言われる。
そして中絶や離婚をトラウマに抱えた中本の彼女田久保。
小説を書いてる中本の同僚荷室。
荷室の送ってくる小説と、現実とが織り交じったストーリー。面白いです。
ビットコインも結構出てきて面白い。

因みにマイニング私もしてます。
儲けのためでなく、後学のためにね

1R1分34秒
これはねボクシングの話なんです(笑)

それはタイトルでもそうかなと思ってたんやけど、ストーリー、文章ともに全く頭に入ってこないので半分で辞めたからもう分かりません(笑)


奴隷小説
私は桐野夏生好きですねー。ちょっとエグい感じの展開も。
短編集で、夢の奴隷になった人
過酷な重労働をかせられ次々殺されていく人、
村の村長と結婚を拒否すると舌を抜かれる人達、そんな本当にはなそうなのに……でもどこか現実社会にもある抑圧感……。そんなのが描かれていて、私は面白いなと思った。
テンションは低めになりますが(笑)


泥酔懺悔
泥酔してやらかしたことなど、本1冊では足りない私。
数日前も酔っ払って家に帰り、朝起きたら台所にサンダルが綺麗に揃えて脱いでありました。
しょぼい家に住んでるので玄関が小さくて分からなかったんだな(笑)
オムニバス形式なので、お酒強いひと、弱いひと、酔っ払いが嫌いな人いろんな人の話が読めて良かったです


Dの殺人事件まことにおそろしきは
江戸川乱歩の作品を現代風にオマージュした作品。
タイトルは全て江戸川乱歩の作品。
江戸川乱歩はほとんど読んでないのですが人間椅子は読んだことあった。
おおーーこんな作品になっちまって……
面白くてその後一気に読めました。
元ネタ知ってたらもっと面白かったやろーな。



という感じでした。


いまこれ読んでます。
数学は大嫌いですが、ここ数年で一番好きな本が、フェルマーの最終定理なんです。
ビビっときて、読んで感動したんですねー。
この本もyahooの宣伝みてビビっときました。
泥酔も程々に読書楽しみます

最近読んだ本 2019.6月分

2019年07月19日 | 読書
写真撮って返却し放置していたネタ……
 
他にも書くことはいっぱいあるのに食べ物ばかりになりそうで今回は読書ネタ。
 
護られなかった者たちへ
中山七里は好きで見つけたら読んでます。
これは生活保護とはなんなのか考えさせられる本です。
蔓延る不正受給と必要なのに受給しない生活困窮者。
必要なのに受給出来なかった女性……
 
社会福祉課で働いていたものが次々殺される。
 
人気ない場所で拘束され飲まず食わず餓死させられて
 
生活困窮者とはなにか
生活保護は本当に必要なのか……
 
生保受給してる人が結構贅沢な生活してることもあります。
私の税金も入ってるのに……でも本当に必要な人に支給されていなかったとしたら?
もしかして本当にあるんじゃないかと思わせる。
さすがです。面白い
 
 
 
アンマーとぼくら
有川浩は安心して読めます。
なぜなら殺されたり、虐殺されたり拷問にあうこともないから。心が綺麗になります。
 
僕の父は子供だった。
北海道に住んでいた時、お母さんが病気になるとあんなに大好きだったのに見舞うこともせず看取ることもしない。
亡くなってからは出張といってでかけてばかり。
そしてついには強引に僕を連れて沖縄に連れてきた。
そう新しいおかあさんを紹介するために。
父がお母さんを愛していたこと、でも現実に目を向けれなかったこと、それに振り回されたこと、新しいおかあさんをおかあさんと呼べなかったこと
 
僕が大人になって、おかあさんを訪ねて沖縄に3日間帰省する。その3日間があまりにも綺麗な景色と、優しい思い出で彩られていく……
号泣しないけどほんのに涙が出そうになりました。いい本
 
朝からスキャンダル
気づくのが遅すぎて
酒井順子のエッセイ。
 
週刊現代に連載してるエッセイをまとめたもの。
その時その時の時事や事件、ゴシップなど混じえながら読む痛快な話。
 
私は酒井順子の信奉者なので全て面白いというマジックにやられているので、布教受けてない人は読んでみて感想を聞かせて欲しい。
 
ただし酒井順子のイチオシはこれではなく
負け犬の遠吠えと紫式部の欲望です。
因みに枕草子Remixという本も書いてます。
どなたかぜひ感想を
 
 
もうすぐ7月が終わる……次の本をアップしなきゃ行けなくなると慌てて投稿

最近読んだ本 2019.4.5月分

2019年05月31日 | 読書
GWのため移動図書が1回抜けたからまとめて2ヶ月分でーす。
めんどくさくなってまとめたわけではありません。
むしろあと伸ばしにして既に記憶が曖昧です(笑)


デザインが同じなのが2冊。
三浦しをんです。
本屋さんで待ち合わせ
まっ三浦しをんの書評集。
作家って本読んだり、他の本読んだり忙しいんやなーと思うくらいの数。
そして三浦しをんて、こんな本読んでるんだーというギャップ。

私は好きな作家
東野圭吾、池井戸潤、三浦しをん、原田マハなどは全て読み
芥川賞、直木賞、本屋大賞は絶対に読み、候補作もできるだけ読みます。
そこで面白いと思った作家の作品をまた借りる感じ。

三浦しをんさんはどういう基準で本を読んでるんですか?ハチャメチャですけどーという書評の数々です。


お友達からお願いします
これはエッセイ。
3ページずつで簡単に読める。
涙も汗も汚くないのになぜ鼻水が汚いのか?
耳からなにか出れば病気であり鼻水は普通のことなのに汚い。
それなのに穴が下に向いてついてるから自然と出てくるという鼻水の考察がウケる。
当たり前のことを真面目に考えるその作風が三浦しをんらしく面白すぎた


いつも彼らはどこかに
小川洋子のなんだかおかしな感じのする短編集なんだけど、ん?なんか既視感……
既読感……

それもそのはず
調べてみたら

2016年4月に読んでいたんですよ。
半分くらい読んでやっと気づきました(笑)


スイートホーム
スイートホームというお菓子屋さんの娘が主人公で、みーんなみんながいい人でホンワカする話。
やったらめったら殺人事件も疲れるけど、みんないい人ってのも疲れるんだなと読んでましたが、それは私の心が薄汚れているからであり、心の綺麗な人が読めば面白いはず。


全然悪人なら映画になるけど、全員善人じゃ映画化は無理だと思う。


熱帯
一言で言うと熱帯と言う誰も最後まで読んだことの無い本がありその本にまつわる話なんだけど……
ファンタジーなの?途中から意味わかんなくなって読めませんでした。
ファンタジー嫌いな人は無理と思う。
夜は短し歩けよ乙女もファンタジーだったんだーあたしこの人無理だと心のメモに覚書。


テミスの剣
中山七里2冊
昭和59年埼玉県で起きた殺人事件。
犯人をあげたいばかりに証拠を捏造した埼玉県警。
無実の人間を容疑者として取り調べ暴力で自白をでっち上げそして死刑囚にしてしまった。
最高裁でも棄却され死刑が確定。死刑を待たず自殺するという事件が起きた。
ところがこの事件の真犯人を見つけてしまった主人公の渡瀬刑事。
組織ぐるみで隠蔽しようとする警察と、必死で1人戦う渡瀬。
やがて、恩田検事、控訴審判決を出した高円寺静など頼りながら起訴する。
冤罪だったことが分かりマスコミに叩かれる埼玉県警。
そして真犯人が平成24年出所してくる。
それなのに出所後すぐ殺されてしまう。

県警という組織と、保身に走る人達。それに立ち向かった男の話なんやけど、中山七里の作品に出てくる人達が沢山出てて面白いかも。
重厚な話。


ふたたび嗤う淑女
嗤う淑女の続編です。
少しずつ話が進んでいく1話完結型の怖い話。
最終的に国会議員柳井耕一郎が狙いなのだが……

藤沢優美
FX投資アドバイザーに心酔してしまい、お金をかき集めるだけ託したのにドロンされてしまう。

伊能典膳
新興宗教の本を出し12億ほど儲かるという話を信じ本を出す。しかし印刷された本は目を当てられないような内容であり……

倉橋兵衛
柳井の講演会会長。ところがあなたは議員に向いてるとのせられてしまい、自分が議員になるため資金集めに奔走する。

咲田彩夏
柳井の美人公設秘書であり不倫相手。しかし柳井の妻の座を狙っておりそのためにアドバイスを受けて離婚させるため動き出す。

そして柳井耕一郎……
全て野々宮恭子と名乗る美貌の投資アドバイザーが破滅に追いやってるわけなのだけど……
柳井には自分の地位を脅かす過去を隠していたわけで……

怖い女がいるもんだー。完全無欠の悪女という、宣伝文句でした。

中山七里はまぁ好きなので読む感じです。







最近読んだ本 2019.3月分

2019年04月08日 | 読書


新元号発表されタイトルも今月から西暦にしました。

今回は3冊。
遊びすぎて読む時間がなく2冊持ち越し

すぐ死ぬんだから
終わった人は男が主人公ならこちらは女が主人公。
終わった人は舘ひろしと黒木瞳で映画にもなりましたし、そもそも原作が面白くて父に読ませたいとうずうずしてましたが、きっと落ち込んで口も聞いてくれなくなるのでやめました

すぐ死ぬんだからの主人公は78歳のおばあさんのハナ。
オシャレであり、ウイッグにネイルに、きれいにお化粧して、ファッションセンスも経営センスすぐれた勝気な女性
そんなハナを夫の岩造はいつも褒めてくれたし、ハナと結婚してよかったと言ってくれた。おしどり夫婦でやってきた。岩造が急死しハナは落ち込む。周りも心配する程だっだが、遺書がでてきて、岩造には愛人とその間に息子までいることがわかる。

どんなに辛くても人からどう見られてどういう振る舞いをすればいいのか考えてしまうハナ。78なのに美しいハナ。しかし相手の女性も美しく、女医な挙句さらに10歳若い。

終わった人が枯れていく男なのに対して
こちらは夫に愛人がいたとわかってからどんどん強くなる所が面白くて良かった。
内館牧子はあまり読んだことがないのでこれから見つけたら読んでみようと思います。


さざなみのよる
小国ナスミがもう亡くなりそうなとこから始まる。

私は、仕事柄人の死というものに関わることはよくあるけど、作者は1度死んだことあるんじゃないか?と思うような書き出し。読んでいて一気に引き込まれます。

ナスミはすぐ死んでしまうけど、そこからストーリか始まる。
昔知り合いが、人が1人死んでこんなに大騒ぎしても普通に太陽が出てくるしね……周りはなんにも変わらないと泣き笑いしていたが……
ナスミが死んでから広がる日常……在り来りの日常がいろんな人の視点でかかれています。

どこにでもいそうな家族なので感情移入しやすく読みやすい筆致です。

もし私が明日死んでも世界は変わらない日常か繋がっていくんだろうなと少し安心さえしますね(笑)


沈黙のパレード
東野圭吾ですから面白い。

久しぶりの湯川教授モノで、アメリカから帰ってきた模様。草薙や内海も出てきます。
しかも今回は草薙が頼む前から湯川が事件に首を突っ込んでくる新展開。

何年も失踪していた美人女性が突然縁もゆかりも無いゴミ屋敷から発見される。
しかしそのゴミ屋敷は、少女失踪事件で逮捕された男の実家だった。その時も被疑者は口を割らずついには無罪になる。
今回も犯人は口をわらない。

そんな折に被疑者が死体となって、発見される。

誰が犯人でどんなトリックを使ったのか……

事件に関係ある人達はアリバイがある……
アリバイがある事も怪しい……


この事件も過去と別の事件が複雑に絡み合い真相まで長いです。
湯川は容疑者Xの献身を引き合いに出すシーンがあります。あの時のこと湯川は後悔してるのかな?と思っちゃいましたね。なんかドライなイメージが勝手にあるので過去を振り返らない男かと思ってました。

それにしてもパレードのトリックは想像つくんだけど、殺したほうほうとか、そもそも犯人にたどり着くまでの過程は全く想像つきません。しかし東野圭吾らしい作品になってます。




飛行機でも読んでたこれ。
これのせいで手荷物重かった。
私の手荷物は現金とパスポート1式、携帯と携帯充電器だけという小さなもの(笑)

本が1番でかかったです

こちらも読み終わりましたが続きはまた来月。