弁当 impossible

ことのはじまりはみんなの空腹でした。
4時くらいに撤収して、鈍行電車で西明石駅を目指し、そこから新幹線。
加古川を出るときにすでにお腹が空いていたのですが、
「新幹線だからきっと車内販売があるだろう。」
ということで何も食料を仕入れずに新幹線に乗り込みました。

幸い新幹線は西明石駅の時点ではまだ空いていて、自由席でも余裕で座れました。
ここでグループは二つに分かれます。
①なっしーさん、ユウシさん、あらいさん、ひろぎんさん、ケンジくん
②うほうほさん、Shinさん、franceさん、佐藤くん、ほっちさん、あらあらさん、じゅんさん、私

とにかく私たちはお腹が空いていて、車内販売はまだかまだかと首を長くして待っていました。
（じゅんさんと私はお昼を食べていなかった・・）
すると待ちきれなくなったあらあらさんが、お弁当を求めころころ（車内販売のワゴンのこと）探しの旅に出かけました。
しばらくすると「岡山名物　桃太郎寿司」なるおいしそうなお弁当を持って帰還。
そして売り子さんから有力情報をゲット
新大阪の駅でお弁当を積んだころころがたくさん乗ってくる！！
とのこと。
「じゃあ新大阪を過ぎるまでちょっと待ってみようか。」
ということで、ころころが来るのを待つことに・・。

しかし待てど暮らせどころころは私たちの車両に来ない
車掌さんに聞いてみると、
自由席が混みすぎていて、ころころが止まってしまっている！
とのこと。
で、次の停車駅「米原」で6分停車するからホームの売店で買った方がいいかもしれないと言われました。

そうして、短時間で効率よく弁当を買うための計画が練られていったのでした。
その名も「弁当 impossible」。
弁当を買う人、ビールを買う人、席を確保する人をその場ですばやく決め、それぞれの個数を確認。
買い出し班はShinさん、franceさん、ほっちさん、あらあらさんの4人になりました。

米原の駅が近づくと、4人は入り口の近くで待機。
そして売店の位置を確認。
扉が開くと同時に弾丸のような勢いでダッシュ！！！
あっという間に見えなくなりました。
停車時間6分とはいえ、6分なんて短いもの。
なかなか戻ってこない4人をどきどきしながら待っていると、発車のベルが鳴るころに見事弁当とビールを持って帰ってきました。
どうやら最初の売店には弁当が3個しかなかったらしく、次の売店まで猛ダッシュしたとのこと。
さすが高速スラローマーです。
ダッシュも速い！！

こうして全員無事に弁当にありつけたかと思いきや、重大な事実が判明。
弁当が一つ足りない！！
男性陣のジャンケンの結果、佐藤くんだけ弁当が食べられませんでした
（この時点であらあらさんが2つ目の弁当を食べていることに誰も気づいていない・・）

しかしやっぱりお腹が空いたという佐藤くん。
次の停車駅「名古屋」でみそかつ弁当を買うことを決意。
mission 2です！
またもや車掌さんに名古屋駅での停車時間を確認。
今度は4分。
さっきよりキツイです。
スタンバイする佐藤くんにうほうほさんから一言。
「上着は持っていっておけよ。」
あらあらさんはなぜかビデオカメラを持って佐藤くんを追跡することになりました。

そして名古屋駅に到着。
佐藤くんダッシュ！！
あらあらさんもダッシュ！！
でも4分は本当に短く、すぐに発車のベルが。
「え？大丈夫？？」
と思っていたら、佐藤くんもあらあらさんも別の車両からしっかりと乗り込んでいました。
mission成功です。

どうやらみなさん乗れるか乗れないかのギリギリのラインでものを買うことに快感を覚えてしまったらしく、
「次は何買う？？」
と大盛り上がり。
しかし、そこから先の駅はみな停車時間が短く、お買い物は無理でした。

ちなみにお金は個人個人が適当に出していたため、最後にうほうほさんが正確に計算して集金してくれました。
やっぱりブレーンは頼りになるこの方です。

そんなこんなで帰りの新幹線は寝る暇もなく東京駅に到着しました。
次回の旅も「絶対に新幹線！！」だそうです