aya-note

アイススケート、アート鑑賞、食べ歩き等の雑記。

人を惹きつける滑り

2008-02-03 23:26:14 | スケート
私の約9年間のスケート生活の中で、自分のスケート感を変えてくれたスケーターが何人かいます。

まずは私がスケートを始めるきっかけをつくってくれた人。
N野さん。
実はスケートを始めた当初、私は靴に対するこだわりが全くありませんでした。
フィギュアでもホッケーでも何でもいいと思っていたし、貸し靴で充分だと思っていました。
実際私は最初の2ヶ月くらいは毎日フィギュアの貸し靴で滑っていたのです。
だんだん滑れるようになってきたら、周りの人たちから、
「ホッケー靴にしたら?」
とか
「マイシューズ買った方がいいよ。」
と再三言われましたが、何でわざわざホッケー靴に履き替えるのか意味が全く分からず・・。
どうせ買うならフィギュア靴の方がいいなぁって思ってました。
しかし、普段滅多にマジ滑りをしないN野さんがホッケー靴でかっ飛ばしてるのを見て考えが180度転換。
ホッケー靴ってかっこいい!!
フィギュアの優雅さとは違うホッケー靴ならではのかっこよさを見出してしまったのです。
というわけで、その後すぐにホッケー靴購入。

次に私に衝撃を与えてくれたスケーターは、前橋のアルバイター時代に知り合ったHくん。
Hくんの滑りはとにかくきれい。
特に走る時の姿勢はお手本か何かのようで、私は今でもあそこまできれいに走れるスケーターをHくん以外に知りません。
つま先体重が大事ってこともHくんに教えてもらいました。
ちなみにHくんの師匠こそ今現在の私の師匠、Oさんなのです。
つまり私はかなり早い段階からOさん系の滑りに惹かれていたってことになりますね。

そして、現在進行形で私に多大な影響を与え続けているOさんの登場です。
Hくんから
「伊勢崎にすごい人がいる。」
という話を聞き、その人がHくんの師匠だと知った私は、どんなすごい人なのかこの目で見たくなり、単身中西へ。
そこで衝撃を受けたわけです。
上体の全くぶれない安定した滑り、無駄のない加速、そして誰もついていけないスピード。
全てが完璧でした。
この人に教わったからHくんはあんなに上手になったんだってことがよく分かりました。
で、一人で滑っていた私にOさんから一言。
「お前やる気あるか?」
やる気のある奴には教える。これがOさん流なのです。
「はあ・・」
と答えたら、それ以降会う度にいろいろ教えてくれるようになりました。
それが現在でも続いているわけです。

ただ単に上手い下手ではなく、人を惹きつけるスケーターっていますよね。
私にとっての3人はそういうスケーターだったのだと思います。
要は滑りに惚れたんですね。
どんなに上手くても自分が惹きつけられない滑りは真似したいとは思いません。
そういう意味では身近にこんなに魅力的なスケーターがいた私は幸せ者なのでしょう。

そして今私が気になるスケーターがもう一人います。
それは中西の常連、小学6年生のRくん。
彼もまたOさんから教わっているスケーターのうちの一人なのですが、Rくんも見ている人を惹きつけるようなかっこいい滑りをします。
Rくんは中西常連の先輩Kくんと同様、Oさんからしかスケートを教わっていません。
だから変な癖が一切ついていなくて、ものすごくきれいなのです。
そして、彼のいちばんの魅力は柔らかい足首
Oさんの上体がぶれない理由は、つま先体重と柔軟な足首にあります。
つま先に乗り、足首を柔らかく使うことで、上体のぶれを最小限に抑えているのです。
Rくんもまた足首が柔らかくて、実にきれいにつま先に乗ります。
そしていつも楽しそ~~に滑っているのが印象的
Rくんの足首の使い方を頭の中でイメージすると、すごく楽につま先に乗ることができます。
それにしても、あっという間にここまで成長してしまったんだからすごいなぁ
その運動神経を私にも少し分けてほしいわ・・。

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