東京電力は28日、福島第1原発事故で、毒性の強いプルトニウムを検出したことを発表しました。
さらに、原子炉2号機付近の水たまりで、毎時1000ミリシーベルト(=1シーベルト)以上の放射線量を検出したそうです[日刊スポーツ,3/28]。
自体はどんどん悪くなっています(*_*)
そんなわけで、今日は「放射線の危険性」についてです。
前回述べたように、この世は放射線に満ち溢れているのですが、
放射線の発生源である”放射性物質”の種類や、放射線のタイプによって、どのくらいの期間、どのような危険があるのかが異なります。
【原発事故における放射性物質の動き】
1)原発の大事故
2)大量の放射性物質が微粒子になって大気中に流れ出す(=放射能雲)
3)放射性物質の重さにより地面に降下したり、より遠くへ拡散したりする
4)汚染された空気・水・食物を通して人間の体内に取り込まれると、体内で放射線を出し続ける(=内部被ばく)
5)放射線を出す能力(=放射能)がなくなるまで、その威力を発揮する
ご存じのとおり、宇宙に存在するすべてのものは「原子」が集まってできています。
細胞と同じように、原子の中心には”核”があります。
その原子核が分裂して2個になったり、壊れてしまう時に、ものすごいエネルギーが出て、同時に放射線という光も放ちます。
また、原子核が壊れて放射線がピカッと出た時の放射線量を100とすると、
それが半分の50にまで減る期間を”半減期”といいます。
物理学的半減期:放射性崩壊によって半分に減る期間
生物学的半減期:排泄機能によって半分に減る期間
厳密に言うと、報道される半減期は”物理的半減期”で、生物に取り込まれた場合とはまた違います。
今回の福島原発で問題になっている放射線物質は、
ヨウ素131、セシウム137、キセノン133(韓国・米国で検出)、プルトニウム239です。
【ヨウ素131】
物理的半減期: 8日
生物学的半減期:128日
崩壊方式:ベータ線を放出してキセノン-131となり、ガンマ線が放出される。
原発事故で最も放出されやすい物質。
甲状腺に蓄積しやすく、チェルノブイリでは10年後の甲状腺がんが1000人に1人発症した。
【セシウム137】
物理的半減期: 30年
生物学的半減期:70日
崩壊方式:ベータ線を放出してバリウム-137となり、ガンマ線が放出される。
これも原発事故で放出されやすい。
体中にまわり、特に筋組織に多く残る。
【キセノン133】
半減期: 5.3日
生物学的半減期:22秒~17時間
崩壊方式:ベータ線を放出してセシウム-133となる。
吸いこんでも体内に残らない。
【プルトニウム239】
半減期:2万4千年
生物学的半減期:骨で20年、肝臓で50年
崩壊方式:アルファ線を放出してウラン-235となり、アルファ線を放出。トリウム-231となりガンマ線が放出。最後は鉛-207となる。
非常に有害で、特に肺に蓄積されると強い発がん性を示す。
それぞれ特徴がありますが、(物理的)半減期が短いと言っても、体内に取り込まれたときに排泄されやすいかとか、
原子核が崩壊した後にどの物質に変化するのかで、人体への影響は大きく変わります。
それぞれの性質を理解し、ちきんと怖がりましょう。
追伸、東京電力がやっとフランスにヘルプを求めたとニュースにありました[AFP BB News, 3/29]。
良い解決策を知っているなら、もったいつけないでどんどん助けておくれよ。
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そんなわけで、今日は「放射線の危険性」についてです。
前回述べたように、この世は放射線に満ち溢れているのですが、
放射線の発生源である”放射性物質”の種類や、放射線のタイプによって、どのくらいの期間、どのような危険があるのかが異なります。
【原発事故における放射性物質の動き】
1)原発の大事故
2)大量の放射性物質が微粒子になって大気中に流れ出す(=放射能雲)
3)放射性物質の重さにより地面に降下したり、より遠くへ拡散したりする
4)汚染された空気・水・食物を通して人間の体内に取り込まれると、体内で放射線を出し続ける(=内部被ばく)
5)放射線を出す能力(=放射能)がなくなるまで、その威力を発揮する
ご存じのとおり、宇宙に存在するすべてのものは「原子」が集まってできています。
細胞と同じように、原子の中心には”核”があります。
その原子核が分裂して2個になったり、壊れてしまう時に、ものすごいエネルギーが出て、同時に放射線という光も放ちます。
また、原子核が壊れて放射線がピカッと出た時の放射線量を100とすると、
それが半分の50にまで減る期間を”半減期”といいます。
物理学的半減期:放射性崩壊によって半分に減る期間
生物学的半減期:排泄機能によって半分に減る期間
厳密に言うと、報道される半減期は”物理的半減期”で、生物に取り込まれた場合とはまた違います。
今回の福島原発で問題になっている放射線物質は、
ヨウ素131、セシウム137、キセノン133(韓国・米国で検出)、プルトニウム239です。
【ヨウ素131】
物理的半減期: 8日
生物学的半減期:128日
崩壊方式:ベータ線を放出してキセノン-131となり、ガンマ線が放出される。
原発事故で最も放出されやすい物質。
甲状腺に蓄積しやすく、チェルノブイリでは10年後の甲状腺がんが1000人に1人発症した。
【セシウム137】
物理的半減期: 30年
生物学的半減期:70日
崩壊方式:ベータ線を放出してバリウム-137となり、ガンマ線が放出される。
これも原発事故で放出されやすい。
体中にまわり、特に筋組織に多く残る。
【キセノン133】
半減期: 5.3日
生物学的半減期:22秒~17時間
崩壊方式:ベータ線を放出してセシウム-133となる。
吸いこんでも体内に残らない。
【プルトニウム239】
半減期:2万4千年
生物学的半減期:骨で20年、肝臓で50年
崩壊方式:アルファ線を放出してウラン-235となり、アルファ線を放出。トリウム-231となりガンマ線が放出。最後は鉛-207となる。
非常に有害で、特に肺に蓄積されると強い発がん性を示す。
それぞれ特徴がありますが、(物理的)半減期が短いと言っても、体内に取り込まれたときに排泄されやすいかとか、
原子核が崩壊した後にどの物質に変化するのかで、人体への影響は大きく変わります。
それぞれの性質を理解し、ちきんと怖がりましょう。
追伸、東京電力がやっとフランスにヘルプを求めたとニュースにありました[AFP BB News, 3/29]。
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