R的生命哲学

どうして私たちはこの地球に生まれてきたんだろう。
誰のために生きて、何を目指して生きているんだろう。
なぜ生物は進化をとげ、地球上に生き残ってきたんだろう。
生命の多様化は誰にとって有益なんだろう。




４６億年前に誕生した地球に、偶然に月が衛星として周囲を廻るようになりました。
その当時、まだ地球と月との距離が非常に近く、今は約２８日かけて一周しますが約１０時間で廻っていたそうです。
ぐるんぐるん廻り、海を荒らすことで、偶然に有機化合物が発生しました。
その後、月は地球からやや遠のき、地球の地軸(傾き)や潮汐作用が落ち着いて、生命誕生が盛んになりました。

月は今も毎年約３センチずつ地球から離れているというから驚きです。
月の引力を受けなくなった地球は、自転や公転が遅れ、潮汐がなくなり、化学反応が期待できなくなるでしょう。

星にも寿命があります。
寿命があるということは、老化もあるということです。
老化した地球に生命がいかに適応して進化を遂げるか、見届けられないのが残念です。


星も人間も動植物もみんな、生まれて、時間を経て、死んでいきます。
死んだら、分子レベルまで分解され、次世代の星・生命・鉱物・大気の材料になります。

つまり、いつ死んだとしても、存在するすべてのものは次世代に貢献できてるんです。
生まれて死ぬまでの期間はきっと、自由に楽しむご褒美の期間として与えられたのかなと思います。
せっかく偶然に、奇跡的に生まれたんだから、限りある時間を有効に使おう。

どんな内容でもいい。
生きて息を吸って何か食べて排泄するだけで、君は貢献しているんだ。
それに加え、少しの笑顔があったらもう最高だ。

ゴールは知っていても、地球をお手本に私たちも廻り続けよう！



参考：『もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅』



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