昨日の写真。一昨年から毎年この時期に、オーストラリアのクイーンズランド大からの交換留学生たちに坐禅の指導をしています。今回は17名の学生が来日して坐禅会に参加しました。坐禅指導は、本学の国際センターという部署からの依頼によって、キャンパス内にある禅研究館の坐禅堂で1年に1度だけ行いますが、留学生たちはいやいや参加しているのかと思いきや、毎回みな、これを楽しみにして来ているそうです。
永平寺での修行時代、国際部というところで外国人の参禅者たちに英語でいろいろと説明していたことを思い出しながら彼らにも話をしますが、今になっても、ちょっとしたことで翻訳に窮するようなことが度々あります。例えば「肚(はら)で息をする」とか。相手が日本人ならニュアンスをわかってくれますが、彼らには「呼吸は肺でするものなのになにいってるんだ」と思われないかなんてちょっと考えたりしてね。(笑)
両端に写っているのは、今回手伝ってくれた寮の2年生の北野君(左)と山本君(右)ですが、彼らにとってもいい経験になったのではないかな。