そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

平成26年度施食会写真集

2014-06-29 | Weblog
平成26年度施食会写真集 . . . 本文を読む

施食会円成

2014-06-29 | Weblog
平成26年度の本寮施食会が昨日、無事円成しました。数少ない公開法要であることもあり、皆、熱心に馴らしを重ねた結果、細かいところにいろいろと課題を残しましたが、総じて良い法要になったと思います。映像は後日アップします。 . . . 本文を読む

東博所蔵品(6)詩歌屏風 良寛筆

2014-06-22 | Weblog
良寛(1758-1831)さんの書といえば、なんといっても「天上大風」が有名ですが、あの書に明らかなように、その筆跡は唯一無二で、他にまったく類例を見ない。私も少しだけ書をかじっていますが、王羲之や顔真卿の臨書(模写)は形だけでもできても、良寛の書は真似のしようもない。 書道家の安藤祐二さんは、良寛の書の特徴として、以下の九項目を挙げています。 1.いわゆるきれいな形で書こうとしていない。 2 . . . 本文を読む

東博所蔵品(5)文殊菩薩騎獅像および侍者立像 

2014-06-20 | Weblog
鎌倉時代、文永10年(1273年) 康円作。奈良の興福寺に伝来していたもので、国の重要文化財に指定されています。 獅子の背の蓮華座に結跏趺坐し、右手に智恵を象徴する宝剣を持つ形ですが、旧寮舎の頃の坐禅堂の聖僧様(記事『文殊菩薩像』参照)も、この東博のものと像容的によく似ており、古色もあるので、「伝鎌倉時代後期作」という台座の裏書きの内容も一定程度の信憑性はあると私は思っています。現在は坐禅堂の本 . . . 本文を読む

東博所蔵品(4)道元霊場記 伝孤雲懐奘筆

2014-06-19 | Weblog
永平寺安居経験者が親しみを込めて「二祖さん」とお呼びする永平寺二世孤雲懐奘禅師が、道元禅師の伝記の中から「不思議鐘声」、「僧堂芳香瑞相」などの霊験譚を抜き書きされたものと伝わる書で、国の重要美術品に指定されています。 その筆跡からは、宗門人であれば容易に想像がつくように、懐奘禅師の高い教養と、誠実さ、几帳面さといったものが如実に見てとれますが、私見では、禅師は高い芸術的なセンスも持ち合わせておら . . . 本文を読む

東博所蔵品(3)文殊菩薩立像

2014-06-18 | Weblog
文殊菩薩像には、瓔珞を身に着けた坐像、横たわった獅子の上に坐る僧形のもの(現在の寮の聖僧様の形)、立っている獅子の上の蓮華座に載り宝剣をかざしたもの(旧寮舎の頃の聖僧様の形)等、さまざまな形のものがありますが、これは菩薩像としてはオーソドックスな立像です。鎌倉時代の仏師善円(1197-1258)の初期の作とされ、木造・金泥塗りで、この頃流行した玉眼(レンズ状に薄く磨いた水晶製の目)を用いてあります . . . 本文を読む

東博所蔵品(2)愛染明王坐像

2014-06-17 | Weblog
愛染明王は、人間の本能である煩悩・愛欲を向上心に変換して衆生をして仏道を歩ませる功徳を持つとされます。重要文化財であるこの像は、13~14世紀の作とされ、赤い肌をして頭上に獅子の冠を頂き、一面三目六臂の姿で、蓮の花の上に結跏趺坐で坐っています。 愛染の「愛」は本来「悟りを愛する」という意味ですが、民間では「愛」の字があることから恋愛、縁結びなどをつかさどる仏として古くから信仰されており、また「愛 . . . 本文を読む

東博所蔵品(1)菩薩交脚像

2014-06-16 | Weblog
先日、所用で上野に行きましたが、せっかく駒沢から上野まで行くのなら、と、時間を多めに取って、久しぶりに東京国立博物館(以下「東博」)に赴き、贅沢な時間を過ごして来ました。館内の所蔵品は、常設展については、撮影禁止の表示があるもの以外は写真を撮ってもいいことになっているので、今回いろいろと撮って来たうち、仏教に関係あるものを何点かここに紹介します。 これは東博の東洋館に何点か所蔵されているガンダー . . . 本文を読む

施食会のご案内

2014-06-12 | Weblog
数日前に、寮の近隣の十数軒のお宅(マンションを含む)に寮の施食会のご案内を配布させて頂きました。寮の隣にある国際交流館の留学生たちにも、国際センターを通して英語版の案内を出したので、今年も何人か来てくれるでしょう。席には限りがありますが、寮生のご家族もご参加になれます。(各寮生の部屋の訪問はできません)               記 平成26年6月28日(土) 午後1時半   受付開始(受 . . . 本文を読む