そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

法要前の冷や汗

2013-01-31 | Weblog
明日は2月1日。大学で毎月初めに営まれる祝祷法要の日です。竹友寮の寮監は、職務のひとつとして、大学主催の法要の維那(法要のリーダー役)を務めることになっており、明日も通常通り、大学の講堂の壇上に上がります。ちなみに、この法要には、通常、寮生は参加しません。   私はこの祝祷法要の度に、寮が現在地に移転する直前の6年前の1月に起こった、今でも脳裏をかすめるだけで冷や汗が出るような事件を . . . 本文を読む

24年度寮行持終了

2013-01-30 | Weblog
昨日、本年度の学年末試験が終わって、寮生も続々帰省しており、明日には全員退寮します。今朝は、4人の3年生が大学主催のスキー教室に参加して、そのまま帰省するというので、6時半頃、私の愛車で、4人まとめて集合場所まで送ってやりましたが、連中は私が車を運転する姿に強烈な違和感を覚えていたようです。実は先月、30年ぶりに車を買ったばかりなのですが、いつもは寮の近くに駐車場を借りて停めているので、彼らに車を . . . 本文を読む

寮内の風景

2013-01-29 | Weblog
寮内の風景 . . . 本文を読む

寮内基本語彙集

2013-01-28 | Weblog
2012年5月17日 数年前から、こういうものを作って新入生に配っています。名づけて「竹友寮内基本語彙集」。すべて、知ってしまえば言わずもがなのことばかりですが、昨今は坊さんの世界のことはなにも知らずに入ってくる1年生が多いので、必要に迫られて作りました。本来、こういうことは口で伝えて教えて行くべきかも知れませんが、マニュアル世代にはこちらの方が都合がいいようです。私も逐一説明する手間が省けて重 . . . 本文を読む

Chikuyu-ryo

2013-01-28 | Weblog
Chikuyu-ryo is one of the dormitories that belongs to Komazawa University.  The residents must be the students of the Buddhist faculty of the university and must have been qualified as the monks . . . 本文を読む

添菜のこと

2013-01-27 | Weblog
2011年12月8日(この記事は一昨年のものです)   坊さんの世界では、修行僧の日常の食事のほかに、なにか外部から差し入れをすること、また差し入れする物のことを添菜(てんさい)といいます。物の代わりにお金を差し入れすることもあり、これを正式には添菜料といいますが、一般にはお金も含めて、差し入れのことを添菜と呼び習わしています。   おととい(12月6日)、私宛にB4大 . . . 本文を読む

こんばんは!

2013-01-27 | Weblog
2013年1月26日   うちの寮では、食堂で食事をする際、各人がカウンターの中にいる給食業者の係の人に対して、朝食時には「おはようございます。よろしくお願いします。」、夕食時には「こんばんは。よろしくお願いします。」と挨拶することになっているのですが、先ほどある1年生が「こんばんは! よろしくお願いします!」と元気よく言ったので、その場に居合わせた者たちは一瞬キョトンとして、その後 . . . 本文を読む

法堂の熱

2013-01-27 | Weblog
2012年10月31日   今朝は起床時には肌寒く感じられましたが、朝の坐禅を終え、法堂(普通の寺の本堂)に移って朝のお勤めを始めると、全員で読経するうちに堂内全体がだんだん暖かくなってきて、しまいには汗ばむほどになり、実際、何人もの寮生がハンカチで顔の汗をぬぐっていました。むろん、法堂に暖房など入れていません。   私はいつも寮生たちから少し距離をおいて、大間の外側に . . . 本文を読む

規則違反

2013-01-27 | Weblog
2012年10月12日   規則があれば、かならずそれを破る者がいる。大変遺憾ながら、この寮にも不心得者はおります。1年生はみな先輩が怖いからおおむね真面目にやっているが、2年生以上になると、寮にいられなくなるような大罪は犯さぬにしても、決まりごとをちょいちょい破る者が出てくる。   私は寮監として、当然寮内の風紀の乱れを取り締まる立場にあり、行持を怠ける者の摘発をはじ . . . 本文を読む

夏休みの帰省

2013-01-27 | Weblog
2012年7月23日   今日びのファッションなのかなにか知らないが、最近、両眉の端を剃る寮生が少しずつ増えている。平安時代の下級貴族の亡霊がウロウロしているようで少々気味が悪い。似合えばまだ許せるが、ネコも杓子もジャガイモもヒョウタンも剃るから始末に悪い。自分には似合うと思っているのだろうな。悪いがほとんどコントのメイクのようです・・。   そんな連中も、今日から夏休 . . . 本文を読む

■君の食あたり

2013-01-27 | Weblog
2012年7月19日   昨日の夕方6時半頃、「1年生の■君が2階のトイレで吐いています!」との報告を受けたので、「すわ、食中毒か!」と階段を駆け上がり、個室に閉じこもった■君に外から事情を聞くと、やはりどうも心当たりがあるらしい。個室から出てきた彼は、自力で歩くくらいは問題ないようだったので、すぐにタクシーを呼んで、病院に連れて行きました。受診の結果、やはり食あたりらしく、処置室で . . . 本文を読む

お盆の棚経

2013-01-27 | Weblog
2012年7月12日   明日から15日まで、東京地方はお盆に入りますが、毎年この時期、寮生たちの半分くらいは、都内や近郊のお寺さんに頼まれて、泊りがけで棚経の手伝いに出ます。上級生がその年に入った1年生を引き連れて行くケースが多いのですが、1年生には寮で初めて坊さんの作法を覚えた者が多いので、そういう連中にとってはもちろん棚経も初めての経験になります。そこで、私は毎年お盆の前に、手 . . . 本文を読む

▲君の捻挫

2013-01-27 | Weblog
2012年7月7日   一昨日、朝のお勤めが終わり、寮生全員が正座から立ち上がったその時、大柄な2年生の▲君がバランスを崩し、ぐらりと横に傾き、どすんと倒れこんでしまいました。この時、どうやら左足を捻ったらしい。   なかなか立ち上がれず、えらく痛そうにしていたので、あとで病院に付き添ってやろうとしたのですが、本人が一人で行けるというのでタクシーを呼んで病院に送り出して . . . 本文を読む

衆寮箴規

2013-01-27 | Weblog
2012年7月6日   道元禅師に「衆寮箴規(しゅりょうしんぎ)」という著作があります。これは現代風にいえば禅の修行道場のルールブック、修行僧のマニュアルのようなもので、現代の竹友寮のあり方も、基本的にこの衆寮箴規に根拠を置いており、不定期ですが、不肖私も寮生たちに時折この著作の講義をして、修行僧の心がまえを説いています。   この中では、年長の人々には素直に従い、年少 . . . 本文を読む

施食会

2013-01-27 | Weblog
2012年7月1日   昨日、法堂に寮の近隣の方々20名ほどをお迎えし、本学総長田中良昭先生に法話を頂いた後、竹友寮の年に一度の公開法要である施食会が行われました。新寮舎になってから始めたこの催しも、本年で6回目になります。毎年のことですが、1年生の多くは人様の前で法要を行うのはこれが初めて、いわば彼らにとってこれが法要デビューです。今年も、1年生は皆ガチガチに緊張していましたが、な . . . 本文を読む