僕、ヤル派。

こんなこと、ヤリます。ヤッテます。

新陳代謝する? or しない??

2011-11-25 19:22:24 | その他
いやぁ、寒いですねぇ。

北海道からは、雪の便り。
京都でも、ようやく、もみじ狩りのシーズンのようです^^



さて、
最近、住処を探していて、興味深い物件に出会いました。

1960年当時、
メタポリズムという建築-都市に関するムーブメントがあったそうです。

「新陳代謝(=メタボリズム)」を通じて成長する、
そんな建物、あるいは、都市像が構想されました。



例えば、子供時代に遊んだ、
赤や黄色や青色のプラスチック製のレゴ・ブロック。
上へ上へと積み上げ、タワー=塔を作ってみれば、
それはまさにメタボ建築^^

その塔をいくつも作っておいて、
レゴの橋で繋げていけば、
増殖し成長する街となる。。。

昔の町家とは違っていて、
ブロックの一つひとつは、
塔や都市の成長に沿って、付け足したり、
あるいは差し引いたりもできる。。。

なるほどね~^^


確かに、
僕が実際に見たものは、
メタボリズムの考え方に沿って作られたのだと一目で分かる、
立派で興味深い建築物でした!

けれど、
数十年の雨風にさらされ、
はたまた、
いろんな人たちが生活して通り過ぎていったその痕跡たるや、
噂どおり(?)の、
そして、悲しくなるほどの荒廃ぶり。。。^^



「メタボリズム」ではない他の建物たちが
どんどんリノベーションされて、
新陳代謝されたかのように生まれ変わっていくのとは対照的に、
結局のところ、
成長もしなければ、増殖することもなく。。。

しかも、
決してメタボリズム建築ではない周囲の建物よりももっとひどく、
荒れ果ててしまったことにおいて、
かつてメタボリズムが構想されたことを、
かろうじて、
現代都市の記憶の隅っこにとどめているモニュメント。。。

しかし、その姿も、
今では、外壁を防護(?)ネットで覆われていて、
目視できません。



もう少しお手入れされていれば、
ミッドセンチュリーな雰囲気の残るこのマンションの部屋の片隅で、
静かに「コルコヴァード」を歌うこともできたでしょうに!





いやいや、
「変化を起こすのに
遅すぎることはありません」(by IKEA会報誌「Live」より^^)

今後に期待しましょう^^




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