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脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

本田の選択

2018-07-04 01:23:44 | 日記
本田はなぜ蹴ってしまったのだろう。

とことん批評にさらされるイタリアで、そしてミランで背番号10番を背負った男だ。
やるべきことを分からなかったはずがない。

私はこう思う。推測する。
理性を感情が上回ってしまったのだ。

我を失った。夢が目の前にありすぎてしまったために、我を失った。何かに魅入られたように蹴ってしまったのだ。

コーナーキックは本当に簡単にクルトワの胸におさまり、着地した先には、悪夢のようなタイミングでデブルイネがいて、そのまま信じられないスピードで日本ゴールに襲いかかった。それを止めるために入ったはずの山口蛍はズルズルと下がり、最後は棒立ちするしかなかった。

昌子は一生懸命走ったけど及ばなかった。

そして全てが終わった。泡と消えた。

カペッロは言った。
私ならホンダの首根っこを掴んで怒鳴った。

ハマンも言った。
あのようなカウンターを受けるのは許容できない。

この8強を逃した出来事は、あのドーハの悲劇に並ぶ出来事だと思う。

入れられたコーナーキックの前の武田の振る舞い。ラモスのミスパス。そしてカズのスライディング。

遠回りして、あの経験を活かして、日本はここまで上がってくることができた。

勝負にタラレバは禁物というけれど、サッカーは究極にタラレバなスポーツだと思う。

一つ一つ検証して、辛くても当事者が口を開くこと。それが本当に日本の将来に繋がるのではないか。

今は本田に期待している。しっかり話して欲しい。サッカーについて真摯に、しっかり話して欲してくれればそれでいい。

なんて最悪な気分だろう。
なんてクソみたいな気分だろう。
もうこんな思いはしたくない。

だから学ぶのだ。

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