サングラスを作るのにシリコン型を使用していますが、シリコン型は30回位キャストすると型が痛んで作り直さなければならなくなります。面倒だけど避けては通れないない工程としてやっと慣れてきましたが、この工程を記録してみましたので、何かのお役に立てばと思い公開します。「何かの」というもののシリコン型の作成以外の用途は思いつきませんが(笑)
<1日目>

原型を用意します。オリジナルで削りだしたものは問題ありませんが、市販品を複製するときは私的な用途にしか使えませんので注意してください。

ブロックで枠組みを作ります。ブロックはボークスで購入しました。下に厚紙をセロテープでとめます。

枠に粘土を埋めていきます。粘土はボークスで購入した「ほいくねんど」です。

粘土に原型を埋め込みます。隙間がないように丁寧に埋めていきます。粘土には凹凸をつけます。(シリコン型がきっちり合うようにするため)

湯口(樹脂の注ぎ口)をつけ、樹脂の出口もつけます。メガネのフロントは真ん中から注いで両端から出てきます。つるは後ろ側から注いで前側の蝶番部分2箇所から出てきます。

ブロックを積んで壁を作っていきます。
フォト
シリコンをよくかき混ぜ、硬化剤を規定量入れてさらによくかき混ぜ、真空脱泡機で泡を抜きます。洗濯機の脱水機能を使って遠心脱泡する方法もあります。使用したシリコンはボークスで購入した透明タイプのものです。

シリコンを枠に静かに注ぎます。このシリコンは硬化まで24時間かかりますので、1日目はこれで終了です。
<2日目>

シリコンが固まりました。シリコンの高さまで壁を崩して湯口も切り取ります。

裏返してシリコンの高さまで壁を崩して少しずつ注意しながら粘土を取り除きます。

原型の際など粘土が残らないように丁寧に粘土を除去します。

このままシリコンを流すとシリコン同士が融着してしまいますので、離型剤を塗ります。私は中性洗剤の原液を使っています。

再度ブロックで壁を積んでシリコンを流し込みます。再び硬化待ちに入り2日目はこれで終了です。
<3日目>

型枠を外します。

湯口と出口の型を取り除き、湯口をカッターで切って拡げます。

型を割ったところです。

原型を取り除いてシリコン型の完成です。すぐに使うこともできますが、洗剤を水洗いして自然乾燥させるとなお良いでしょう。

使う時にはしっかりと型を合わせ、ゴムバンドで締め付けます。

樹脂の主剤と顔料を混ぜた後で硬化剤を規定量混ぜてシリコン型に注ぎ込みます。
私は主にホビーキャストという商品名のウレタンレジンを使用しています。

樹脂が硬化したらシリコン型から外して複製完了です。
ここまで書いておいてあれなんですが、実はシリコン型の作り方としては上記の方法は一般的ではありません。手法的には同じなのですが、一般的には湯口、出口はシリコン型の合わせ目に配置されます。つまりシリコン型を使用する時には型の合わせ目は垂直になります。
実例としてソファの脚のためのシリコン型をご紹介します。

サングラスでわざわざシリコン型の合わせ目が水平になるようにしている訳は、ラメ入りのものを作るときのためです。ラメ粉は樹脂よりも比重が重いので下の方にたまります。このため、サングラスの出来上がりが水平になるように型を作る必要がありました。
ちなみに今回複製した部品はこのようなメガネになりました。

新型のベッツィ用メガネです。9月のドールショウで委託販売させていただく予定ですが、直前になりましたらまたご案内させていただきます。
<1日目>

原型を用意します。オリジナルで削りだしたものは問題ありませんが、市販品を複製するときは私的な用途にしか使えませんので注意してください。

ブロックで枠組みを作ります。ブロックはボークスで購入しました。下に厚紙をセロテープでとめます。

枠に粘土を埋めていきます。粘土はボークスで購入した「ほいくねんど」です。

粘土に原型を埋め込みます。隙間がないように丁寧に埋めていきます。粘土には凹凸をつけます。(シリコン型がきっちり合うようにするため)

湯口(樹脂の注ぎ口)をつけ、樹脂の出口もつけます。メガネのフロントは真ん中から注いで両端から出てきます。つるは後ろ側から注いで前側の蝶番部分2箇所から出てきます。

ブロックを積んで壁を作っていきます。
フォト

シリコンをよくかき混ぜ、硬化剤を規定量入れてさらによくかき混ぜ、真空脱泡機で泡を抜きます。洗濯機の脱水機能を使って遠心脱泡する方法もあります。使用したシリコンはボークスで購入した透明タイプのものです。

シリコンを枠に静かに注ぎます。このシリコンは硬化まで24時間かかりますので、1日目はこれで終了です。
<2日目>

シリコンが固まりました。シリコンの高さまで壁を崩して湯口も切り取ります。

裏返してシリコンの高さまで壁を崩して少しずつ注意しながら粘土を取り除きます。

原型の際など粘土が残らないように丁寧に粘土を除去します。

このままシリコンを流すとシリコン同士が融着してしまいますので、離型剤を塗ります。私は中性洗剤の原液を使っています。

再度ブロックで壁を積んでシリコンを流し込みます。再び硬化待ちに入り2日目はこれで終了です。
<3日目>

型枠を外します。

湯口と出口の型を取り除き、湯口をカッターで切って拡げます。

型を割ったところです。

原型を取り除いてシリコン型の完成です。すぐに使うこともできますが、洗剤を水洗いして自然乾燥させるとなお良いでしょう。

使う時にはしっかりと型を合わせ、ゴムバンドで締め付けます。

樹脂の主剤と顔料を混ぜた後で硬化剤を規定量混ぜてシリコン型に注ぎ込みます。
私は主にホビーキャストという商品名のウレタンレジンを使用しています。

樹脂が硬化したらシリコン型から外して複製完了です。
ここまで書いておいてあれなんですが、実はシリコン型の作り方としては上記の方法は一般的ではありません。手法的には同じなのですが、一般的には湯口、出口はシリコン型の合わせ目に配置されます。つまりシリコン型を使用する時には型の合わせ目は垂直になります。
実例としてソファの脚のためのシリコン型をご紹介します。

サングラスでわざわざシリコン型の合わせ目が水平になるようにしている訳は、ラメ入りのものを作るときのためです。ラメ粉は樹脂よりも比重が重いので下の方にたまります。このため、サングラスの出来上がりが水平になるように型を作る必要がありました。
ちなみに今回複製した部品はこのようなメガネになりました。

新型のベッツィ用メガネです。9月のドールショウで委託販売させていただく予定ですが、直前になりましたらまたご案内させていただきます。
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