++ Atelier g days ++

消しゴムはんこと *Atelier g* のツブヤキ
    http://g-atelierg.com

sugayoシャツ

2007-04-17 | お友達
いつもかっこいいシャツを作ってるsugayoのシャツがやってきました!!

sugayoといえば劇団四季の(もち主役さん達の!)衣装も製作しながら、
メンズシャツのブランドを立ち上げたお笑い好きの彼女です (^^)

我が家のぐっさん(主人)が友達の結婚パーティに来て行くシャツを探していました。
ぐっさんの好きな赤がポイントに入ってるし、私の好きなドット柄だし、
そりゃこれだね!って感じでご注文(^^♪

           

シャツを見て、彼女のこだわりポイントはきっとココです!と思った所をご紹介。



1. まず、襟の中と外のドットの大きさが違います。

  着ないと分からないですが、小さいドットが外側に入ってたら
  インパクトが弱いんです。襟を立てて来た時に、この大きめの
  ドットは「おっ!?」というインパクトを残してくれるんです。

  でも、この大きさが正面にあるとインパクトが強すぎる。
  そこで、正面は小さめのドット、背面には大きめのドット。
 
  く~、、、、憎いね~(≧▽≦)
  (って思い込んでるけど、違うかな・・・sugayo!?)


2. そして、襟が自然にちょっと立つ!!
  ちょいワルな感じをかもし出すためには、やっぱり
  ちょっと胸元もみせないとね!!

  そこで、第一ボタンはついておりません。
  しかも、ボタンは3個単位で3箇所にバランスよく。
 
  なんで第一ボタンがないか??
  着てみたら分かるんですが、そこにボタンがないだけで
  とても自然に襟が立つんです。ほんとに自然に!キレイに。


やっぱりこのシャツにして良かった (^^)
これでぐっさんもちょっとは見栄えが良くなるかしら~!?


このsugayoの物作りへの職人魂を以前にブログにも書きました。

え~、新しい何十mもの生地を工場に送る前に・・・自分で洗濯して生地を
縮ませて、アイロンをかけなおして、縫製工場に持ち込む徹底ブリ。
というのを書きました。買ってから縮むのがどうしても許せないから
というこだわりを今でも貫く彼女。

それから、このまえ新たに発見したのは・・・
工場から上がってきた製品をぜーーーんぶ袋から取り出して、
ガンガンいろんな方向から引っ張りまくって、100%縫製OK!という
事を確認してから商品とみなすそうです。
ちょっとでも気に入らない所があれば、商品にはしない徹底ブリ。

なんか、陶芸家が焼き上がったお椀を「違う(`□´)」と言って
投げつけて割るような・・・そんな勢いではないですか?

デザイナーでもありパタンナーでもあり、そして、劇団四季での
衣装製作者でもあり、そして、頑固一徹な職人オヤジでもある。
しかも、有名ブランドのバイヤーさん達が注目していたシャツ。

だから、ネット販売でも100%安心して買えるのですよね♪

世の旦那さまも、sugayoのシャツでかっこよくなって下さいね☆



木のお話

2007-04-04 | 消しゴムはんこ
昨日教室に来られた方から、持ち手の木について聞かれたので
ブログでもちょっと木のお話を・・・

いつもAtelier gでは、消しゴムはんこに木をつけています。
基本的には裁断する面には接着しないので困る事はないのですが、

こういう小さな面を利用したい時は、この『木口面』に接着し
はんこを押して使う事があります。



こういう裁断した面は、ガサガサですよね。。。
この『木口面』は、木によってはなかなかペーパーをあてても
キレイになってくれません。

なので、私はこんな大きめの平刀を使って



こんな風に、『木口面』を刀で削るんです。



木彫りでも全ての『木口面』にペーパーをあてず
こうやって刀で削られる丁寧な方もおられます。

それはそれは、出来上がりが全然ちがいます。つやつやとして
美しい表面になるのです。

これは、先日オーダー頂いた「アリス」のシルエット(縦1cm)
のはんこです。

ガサガサの『木口面』がペーパーもあてていないのに
こんなにツヤツヤできれいでしょ♪



こんな一手間で、自然に木のキレイさが出てくれます。

あんまり硬い木だと手が痛くてしんどいと思いますけど(^^;)



ツルツルになれば、上の面にはんこを押してもキレイにおせますね☆