9年前、根付をつけて
『ゆかたキレイコンテスト』に出場。

予選大会を三重大会、中部大会と通過して、
全国大会。
全国グランプリをいただきました。

この時のスピーチで、
「伝統工芸の職人、私に向いてるんだろうかと、
このまま続けていいのかと、不安になったりするけれど、この受賞でなんだか和文化の神様にそれでいいんだよと背中を押してもらえた気がします。
私は職人として、和文化を伝えていきます。」
と、宣言したのを覚えています。

あの日、なんだかもう逃げられないんだなと、
決意というか、覚悟というか、迷うことを諦めたというか。
前を向けたんです。

この受賞により、
国際交流親善大使として、
日本国内のみならず、
日本の代表として海外で十二単を着るなど
和服のモデルとしてショーなどに出させていただきました。
どれだけ世界の人が日本文化に対して好意的か
知ることができ、
ますます日本の宝を失わせないという決意を強くしたのです。