アマチュア天文家のひとり言

アマチュア天文家のつぶやきや、できるだけ最新の天体ニュースなどを掲載してまいります。

しし座流星群の極大は、 2008年11月17日未明、と18日未明

2008-10-29 17:03:13 | Weblog
しし座流星群の極大は、2008年11月17日未明、と18日未明

ここ数年は低調な出現のしし座流星群です。
昨年は1時間あたりに10個前後、出現するかしないか程度でした。

しし流星群は33年周期で活動すると予想されていて、
次回の活動期までは20年以上もあるため、しばらくは出現数が少ないようです。

そして今年は日本での極大は17日未明と18日未明の2日間に分散します。
さらに、17日未明は月齢18.8、18日未明の場合は月齢19.8という月があって、月明かりが夜空を照らします。

今年は期待薄かもしれません。

2008年11月1日に月と金星が並びます。 

2008-10-29 16:25:07 | Weblog
2008年11月1日に月と金星が並びます。

 日没後の西の空で、しばらく見ることができなかった金星が、11月1日の夕空に月が金星に近づきます。最も近づくのは東京で19時55分に間隔は3.1度。この時はすでに地平線の下に沈んでいますが、日没後から月と金星が地平線に沈むまでの間、月と金星が並んで見えます。

 位置に注意が必要です。月と金星は、南西の空に見えるからです。高度は10度あまりしかないので、油断しているとすぐに沈みます。



小惑星第一号が発見

2008-10-26 21:24:25 | Weblog
2008年08月31日【以下は、東亜天文学会 関勉さんのコメントです。】

小惑星第一号が発見されました。

 芸西天文学習館の新70cm反射望遠鏡が完成し、村岡、下元、関による「プロジエクト芸西」が発足してから、
 最初の成果とも言える小惑星2008 QV3が誕生しました。

 これは8月24日に70cmでパトロール中に見つかった微光の小惑星で、
 翌25日にも観測し、中野主一氏によって概略の軌道が計算されセンターに通報されました。

 芸西にとっては、実に十数年ぶりの成果で、これを支えたのは、下元さん、村岡さん等の努力によるものです。
 新小惑星は19等より明るいものは少なく、やはり口径70cmが有効に働いたといえます。

 この頃沖縄の石垣島天文台でも新小惑星が見つかったそうで、昨年夏、石垣島に講演に行って、
 南の島が地理的に夏場での発見に有利なお話をしたことが、或いは発見に貢献できたかもしれない、
 と独り勝手なことを思ったりしました。
 いずれにしても、新天体は今後永く追跡観測されて、ナンバーをもらい、また命名という夢が拡がってきました。

火星が2008年10月31日に、地球から最も遠くなります。

2008-10-23 14:27:29 | Weblog
最近、夕方の西の空で、低高度で、地球からの距離も遠く離れて観測が難しくなっている火星。
遂に10月31日に、地球から最も遠くなります。
火星の軌道は楕円が少しきついので、本当の意味で最も離れた位置に
やってくるわけではないようです。10月31日を境にして、今度は地球への接近を開始します。

今回は、地球と火星の距離は【2.50332】天文単位です。

しかし、

最も離れた最遠となるのは、【2019年8月29日】の【2.67533】天文単位。

最も接近した最遠は、   【2011年1月8日】の【2.37931天文単位です。

今回は、最遠としては中間くらいということができるでしょう。

10月31日以降、地球と火星はその距離を次第に縮めていき、
【2010年1月28日】に最接近となります。
その頃まで火星の天体観測はおあずけとなりますが、2010年の接近はいわゆる小接近ですから、
ちょっともの足りないかもしれません。



ノーベル物理学賞の受賞

2008-10-08 11:03:03 | Weblog
3人の日本人が今年のノーベル物理学賞を受賞したというニュースが伝えられると、日本列島は興奮に包まれた。

読売新聞をはじめ、日本の新聞は7日夜、号外を発行し、NHK放送は字幕で速報を流した。日本のマスメディアは「今まで15人の日本人がノーベル賞を受賞してきたが、物理学受賞者は7人になった」とし「今年は日本人科学者がノーベル物理学賞を席巻した」と報じた。

南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授は「毎年、ノーベル賞が発表されるたびに、記者が訪れて取材したために今年もそれほど期待してはいなかった」とし「(後輩学者らと)ともに受賞できてうれしい」と受賞の感想を明らかにした。京都産業大学の益川敏英教授は「尊敬する南部先生が受賞され、日本人としてうれしい」とし「2002年と2003年に行った実験を通じ、私たちの理論が立証されたことが一番重要なこと」と話している。2002年にノーベル物理学賞を受賞した高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の小林誠名誉教授「南部教授はもっと以前に受賞されるべきだった人」とし「基礎科学分野で日本が世界に認められたことは大きな意味がある」と話した。

衆議院予算委員会で追加予算の問題で連日にわたって野党の攻撃を受けてきた麻生太郎首相もこの日は明るい表情で記者の前に立った。麻生首相は「久しぶりの明るいニュース。国民に喜びと祝意を伝えたい」と話した。