鍼灸の保険について

鍼灸の予約をいただいた時の話です。

話の最後に保険がきくんですよね？と聞かれたので「基本的に自費治療ですが、医師の同意書があれば保険適応になります」とお伝えしたところ、「保険の使えるとこに行きますので結構です」と言われました。

どうやら病院か接骨院に行くノリのご様子だ。

結論から言いますと、医師の同意書なしで鍼灸の保険施術はできません。もしやっている治療院があればそれは違法請求になり犯罪行為です。
接骨院でたまに見かける保険適応の鍼。よく看板に書くなあと思います。

こういった事情を一般の方が知らないのは当たり前ですよね。。。
接骨院も鍼灸院も見た目にそんなに変わらないし。
安く鍼をうってもらえりゃそれに越したことはない。
でも患者さんに犯罪の片棒を担がせてはいけませんよね。
個々の施術所のモラルの問題です。

このあたりの問題はどうにかならんもんなんでしょうかね…

鍼灸の保険診療

先日鍼灸の保険診療を扱うための講習を受けてまいりました。

会場は岡山県総合福祉会館。岡山神社の隣です。

ホントは去年受講したかったのですが、変な時期に鍼灸師会に入ったために入会時にこの講習は終わってたんです…
ということで一年越しの挑戦となったわけです！

午前は保険に関する様々な講義、午後は場所をうつしてDKシステムの説明でした。DKシステムは何の略？と思ったら、電子カルテだそう。電子て…

当日一番びっくりしたのは、帰りにふらっと寄ってみた岡山神社の池がなくなっていたことです。あの鯉たちはどこにいったのか。


それでは鍼灸の保険適応について、ものすごく簡単に説明させていただきます。

基本的に鍼灸施術は自由診療なのですが、次に挙げる疾患に対して医師の同意書があれば保険適応が可能になります。

1　神経痛
2　リウマチ
3　頚腕症候群
4　五十肩
5　腰痛症
6　頚椎捻挫後遺症

ただ、これ以外の症状では認められないというものでもないそうで、神経痛やリウマチなどと同一範疇と認められる疾患であれば個別に判断して、支給の適否を決定する…そうです。

保険を使った鍼灸治療を受けたいとお考えの方は芦田治療室までお問い合わせください。詳しいお話をさせていただきます。


写真は岡山城。
子供のころこの近くに住んでたので懐かしくなりました。城壁や旭川の堤防を登って遊んでた時代を思い出します。

当日知り合いになった先生方にはロミロミや遠絡療法を実践されている方がいらっしゃいました。今後ともよろしくお願いします！