鳥取暮らし

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老人会。

2013年04月10日 | 日記


鳥取城址より市内を望む。


今日は、町内の老人会(百寿会といいます)の総会があり、夫婦で出席してきました。

会員は高齢化し、新しい人は入らないので、会員数がどんどん少なくなっているのです。
現在会員数は49人で、50人になれば市の助成金の金額が変わるのだそうです。

総会にきている人の顔を見ると、確かに10歳以上年長の人ばかりですから、年々、活動できる人は確実に減っていきそうです。

そもそも老人会とはなんでしょう。
会則を見てみると、会員同士の親睦を深め、地域との絆を強化することを目的とする、とあります。
そのための活動として、
 1. 健康の保持に関する事業
 2. 教養の向上に関する事業
 3. レクレーションに関する事業
 4. その他の事業

いうなればただの親睦会ですが、老人の数は増えているけれど、会に入って活動するということには積極的でない人が多い、ということです。実際に会に入って会費を払っていても、一度も顔を見せない人も多いと報告がありました。

私たち夫婦は、よそからの移住者であり、地域の人々となんとか交わってとけこみたいと考えているので、このような会にもすすめられれば入るほうがいいと考えています。

これからどんな活動をすればよいのか意見を求められましたが、答えられませんでした。

役員になって会を運営すること自体が、活動の本体みたいな気もします。

会員の多くや会に入りたくないという人たちの気持ちは、おそらく、年寄りくさいその「活動」と称することを、同じ町内に住んでいるからといって顔もよく知らない人と一緒にすることに興味がない、ということでしょう。

昔であれば、周囲に住んでいる人たちは、子供のころからの顔なじみがいっぱいいて、そういう人と一緒になにやかやすることに意義があったのでしょうが、鳥取市内のこのあたりは、かなり人口が流動化した地域なのかもしれません。
そういう地域であれば、他人とのかかわりに関心を持たない人がいても不思議はありません。

これからのこの会をどんなふうにしていくのか、難しい問題です。