ちょっと!!マニアックス

自称半オタが自分の趣味などを語る気まぐれブログ。
ぐったりする事請け合い!!
テキトーに見ていってください。

2022年週刊少年ジャンプ打ち切り漫画『すごいスマホ』

2022-11-20 | 週刊少年ジャンプ
原作の方を調べてみたところもう10年近く活動されている方、作画の方は命令者ちゃんで一世を風靡した『ジガ-ZIGA-』の方。
『デスノート』しかり『アクなんとかさん』しかり、原作と作画の組み合わせがかっちりハマると大ヒット。
現在連載中の作品では『あかね噺』も同じ構図です。
が、残念ながら打ち切りです。

正直まずタイトルがダサいですよね。
いや、直球という意味では『デスノート』や『あかね噺』もそうなんですけど「すごい」+「スマホ」の間抜け感が強い。
追い打ちに作中に出てくる略称の「すマホ」。
意味合いが違いますがゲシュタルト崩壊かってレベルで違和感しかない。
ついでに「グーググ」とか「yuutuber」とか含めて、読みやすさって大事だと思うんですよ。
既存のシステムをそのまま出せないのはわかるんですが、どうにかならなかったんでしょうか。

そして作中の緊張感のなさ。
何かと比較される『デスノート』は見えない力が世の中に働いているという緊張感が作中の人物からもひしひし伝わってきたのですがこちらは皆無。
個人情報筒抜けとかいうレベルをはるかに超越した情報漏洩、死傷者が多数出ているタワマン襲撃事件と同レベルの事件が毎日起きているというレベルなのに「あはは、にほんヤバーイ」なんて言っているJK。
パパ活履歴もまるわかりにされちゃうし、なにより表現されてないだけでパコさんいたはずよ。
君らなんて格好のターゲットでしょ。
よくそんな暢気にしていられるね。

そして丸ごと投げっぱなしエンド。
H X Hの割を食った所もあるのでちょっと同情する所もありますが、使い切れもしない他のすマホ持ちを全員登場させて何一つ解決せずに終了。
作中の話もワープしまくりで話のつながりがまったく見えない。
短期打ち切りとはいえ、漫画を終わらせるってのも一つの才能だと思うんですよね。
全一郎との対決やすマホとは何かだけを明らかにして終了することもできたでしょうが、短い残りですべて描こうとして破綻。
近年の打ち切りで言えば『ビルドキング』が似たような最終回を迎えましたが、あっちはまだ俺たちの戦いはこれからだエンドだったのでマシだった気がします。
いやぁ、ひどい。

『ジガ-ZIGA-』の命令者ちゃんの影響なのか、今作でも全一郎という魅力的なキャラは登場。
ぶっ壊れた敵キャラというのがいい味出してます。
ここら辺は作画担当の方の力が大きいのかな?
ミステリー系のジャンルは難しいっちゃ難しい作品なんですが、実写化なんかもしやすいだけに残念でしたね。
やりたいことは分かったけど、魅力の伝わらない作品でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年週刊少年ジャンプ打ち... | トップ | 2022年週刊少年ジャンプ打ち... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

週刊少年ジャンプ」カテゴリの最新記事