スタジオ見学 ・・ディレクターのお仕事

監督がゲーム前、七回くしゃみをしたおかげで七連勝！強い強すぎるぞ。カブレラは去年までとは違う恐さを感じる。一発は狙わず、打点は確実に取る勝負強さが、新生カブレラといった感じで相手チームからしたら嫌だろう。
星野投手も今日はキレもよく、久しぶりに安心して見ていられた。

さて、今日は差し入れを持って土曜日のスタジオ見学に行った。長谷川さんのしゃべりはうまいなぁとか、コメントのまとめ方とかやっぱりさすがだなぁと感心しつつ、普段はスタジオの中にいるので見る機会のない、ディレクターのお仕事を後ろで見学した。いや～面白かった。
ディレクターの仕事は大変だ。時間計算、音楽、BGMの選択、編集、CM出し・・。とにかく忙しいのだ。
ところで、ライオンズ攻撃の時、ヒットを打ったり、盗塁成功など、ナック5のOAでは明るい音（ステッカー）が出るのはご存知だろうか。あれは全てスタジオのディレクターのお仕事だ。実況の声に合わせてキーボード（？）に入力してある「ヒット」などと書いてあるキーを押す。反対にライオンズ守備の時、相手が三振、凡退してもそれぞれ音の違うキーを押すのも仕事。だから気を抜く暇はない。
今日はディレクターのＯさんに無理に頼んで、一回だけ（六回のハム攻撃）凡退のシーンで私がキーを押させてもらった！坂さんの「・・一塁取ったアウト！」の実況にタイミングよく合わせて押すのが理想。失敗は許されない。ドキドキ…。「はい押して！」Ｏさんに促され、ポン！「じゃーん」出た！感動・・。

そうそう、レポーター用の登場音があるのをご存じだろうか。マイクの横に大きな筆箱大の手作りの箱があり、そこにボタンがある。それを押すと「じゃーんじゃーんじゃーん」というあの登場音が出る。私は一応こだわりを持っていて、普通のレポートの時は押さず、ＨＲなどの談話の時に鳴らすようにしていた。あれも実況との呼吸がある。タイミングがなかなか難しいのだ。千代ちゃんも現在戦っている。

その他実況席にもボタンがある。「ナック５サタデーライオンズ」「サンデーライオンズ」という外人の男性の声が実況中に突然登場する。これは実況が一息つくときなどに押す。それから他球場の途中経過用のボタンもある。

もうこの音などは１０年位同じものを使っているが、これを定着させるまでにはナック５の技術スタッフの試行錯誤があった。外部から「うるさい」とか「しつこい」という声をあったが、押し切って続けてきた。今ではナックのカラーとして根付いた。続けてきたからこそ今があるのだ。

話は戻るがディレクターのお仕事について。
最後の山は次の番組（土曜日だったら「ナックオンタウン」）に何分に受け渡すかの時間計算。いつゲームが終わるか最後の最後までわからないことが多いため、９回に入ってからはフォーマットを見ながら逆算を開始。ゲームセットからが大忙し。「現場で何分つないで、スタジオと１分からんで、CMはさんでだから・・スタジオ後枠は１分半でまとめてください」と指示がでる。私はストップウォッチを片手に時間内に何とか収めようといつもハラハラなのである。この時間はいつも緊張する。しかしぴったり収まった時の達成感といったらもう！！
次の番組にうまく受け渡せると、ディレクターの仕事も終了。いつもみんなで拍手をして「おつかれさま～」。

帰りに長谷川さん、スタッフと共に焼き肉屋に行った。一番年長の長谷川さんの食べっぷりに全員脱帽。おかわり中村も銀チャンもこんなには食べないだろう、という位食べていた。丼に超超やまもりのごはんを、おかずなしでもりもり食べていた。見ていて気持ちよかった。それに比べてスタッフの小食なこと。私の方がよっぽど食べていた。
さあ、明日みんなが気持ちよく仕事ができますように、そのためには８連勝しかない。がんばれライオンズ！