当記事の執筆時点で6両編成3本が現役で活躍を続ける新京成電鉄8000形電車のこれまでの歴史を振り返ってみましょう。
Wikipediaによると、この8000形電車は1978年に登場し、トップナンバーである8502編成は抵抗制御、出力110kWの直流直巻電動機を採用、登場時の塗装はキャンディピンクの地色に前面の窓下と側面下部にマルーンだったようです。翌1979年登場の8504編成では塗装のみベージュの地色に前面の窓下に茶色、側面は茶帯になりました。
1年空いて1981年登場の8506編成では床下機器に変更が加えられ、界磁チョッパ制御に回生ブレーキ併用の電磁直通ブレーキとなり、パンタグラフは1ユニットにつき菱形1基から下枠交差形2基へ変更されました。
また、1983年登場の8510編成以降の車両には北総開発鉄道線乗り入れ用のIRアンテナが搭載されていたようです。
北総開発鉄道線乗り入れ末期の1990年からは従来行き先表示器のなかった側面への行き先表示機搭載器の改造が施され、1992年に完了しました。
2001年にはトップナンバーの8502編成が登場時の塗装に復刻され、当初4年間の予定で運行されました。実際には廃車となる2012年まで登場時の塗装を纏い続けていたようです。
2006年から京成千葉線への乗り入れ準備としてIRアンテナの再搭載と急行灯およびLED式の運番表示器の設置が7月に検査出場した8514編成から実施されています。
京成千葉線乗り入れ対応となった8514編成
また、直通開始に伴い側面帯のN800形に準じたものへの塗り替えと併せて行き先表示器に装填されてる方向幕が交換され、津田沼(京成津田沼ではない)、千葉中央とちはら台に京成線内で使う「普通」併記、そして下部に英字がそれぞれ入ったものになりました。
ただし8518編成のみ客用扉と乗務員室扉にも帯が回っており、8000形の中では唯一のパターンであった
さらに2008年からは一部編成において主回路がVVVFインバータ制御に更新され、8506編成、8510編成、8512編成、8514編成、8518編成がVVVFインバータ制御車となりました。
2011年より8504編成を皮切りに廃車が始まり、2017年現在の在籍本数は8512編成、8514編成、8518編成の3本となっています。
廃車となった8510編成。N848編成とともに
2014年に新コーポレートカラーが発表された際、これまでの状況からファンの間では「8000形にこの色が塗られる日は来るのだろうか?」という疑問が持ち上がりましたが、その答えが2017年に検査出場した8518編成でした。
新塗装を纏い本線上へと帰ってきた8518編成
そう、ついに8000形にもジェントルピンクの新塗装が登場したのです。ファンには大きな衝撃をもって迎えられました。その一方入れ替わりで入場した8512編成はなんだか様子が怪しく…
8512編成は旧塗装の茶帯を纏って帰ってきた
非常にプレスの発表が遅かったですが、どうやら8000形第2の復刻塗装らしいです。6月3日の新京成サンクスフェスタにおいて展示された後、6月9日から運用復帰となりました。
shin-kei-seiロゴなど当時と違う部分はあるが、雰囲気は充分である
今度の茶帯は京成千葉線も行く。茶帯塗装始まって以来の大変革である
2車の影に薄れてひっそりと最後の千葉直色になってしまった8514編成
仕様としてはいずれも京成千葉線乗り入れ対応車でVVVFインバータ制御に下枠交差形を編成で4基搭載するものとなっていますが、このように2017年に入ってから主に塗装関連で話題を呼び、特に復刻塗装に関しては新京成電鉄の愛情が垣間見えます。三者三様の状態を保つ今を記録していきたいですね。
オマケ:後輩8800形も進化を続けている
Wikipediaによると、この8000形電車は1978年に登場し、トップナンバーである8502編成は抵抗制御、出力110kWの直流直巻電動機を採用、登場時の塗装はキャンディピンクの地色に前面の窓下と側面下部にマルーンだったようです。翌1979年登場の8504編成では塗装のみベージュの地色に前面の窓下に茶色、側面は茶帯になりました。
1年空いて1981年登場の8506編成では床下機器に変更が加えられ、界磁チョッパ制御に回生ブレーキ併用の電磁直通ブレーキとなり、パンタグラフは1ユニットにつき菱形1基から下枠交差形2基へ変更されました。
また、1983年登場の8510編成以降の車両には北総開発鉄道線乗り入れ用のIRアンテナが搭載されていたようです。
北総開発鉄道線乗り入れ末期の1990年からは従来行き先表示器のなかった側面への行き先表示機搭載器の改造が施され、1992年に完了しました。
2001年にはトップナンバーの8502編成が登場時の塗装に復刻され、当初4年間の予定で運行されました。実際には廃車となる2012年まで登場時の塗装を纏い続けていたようです。
2006年から京成千葉線への乗り入れ準備としてIRアンテナの再搭載と急行灯およびLED式の運番表示器の設置が7月に検査出場した8514編成から実施されています。

また、直通開始に伴い側面帯のN800形に準じたものへの塗り替えと併せて行き先表示器に装填されてる方向幕が交換され、津田沼(京成津田沼ではない)、千葉中央とちはら台に京成線内で使う「普通」併記、そして下部に英字がそれぞれ入ったものになりました。

さらに2008年からは一部編成において主回路がVVVFインバータ制御に更新され、8506編成、8510編成、8512編成、8514編成、8518編成がVVVFインバータ制御車となりました。
2011年より8504編成を皮切りに廃車が始まり、2017年現在の在籍本数は8512編成、8514編成、8518編成の3本となっています。

2014年に新コーポレートカラーが発表された際、これまでの状況からファンの間では「8000形にこの色が塗られる日は来るのだろうか?」という疑問が持ち上がりましたが、その答えが2017年に検査出場した8518編成でした。

そう、ついに8000形にもジェントルピンクの新塗装が登場したのです。ファンには大きな衝撃をもって迎えられました。その一方入れ替わりで入場した8512編成はなんだか様子が怪しく…

非常にプレスの発表が遅かったですが、どうやら8000形第2の復刻塗装らしいです。6月3日の新京成サンクスフェスタにおいて展示された後、6月9日から運用復帰となりました。



仕様としてはいずれも京成千葉線乗り入れ対応車でVVVFインバータ制御に下枠交差形を編成で4基搭載するものとなっていますが、このように2017年に入ってから主に塗装関連で話題を呼び、特に復刻塗装に関しては新京成電鉄の愛情が垣間見えます。三者三様の状態を保つ今を記録していきたいですね。

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