田辺議員の質問7 これで市議が務まるなんて…。

2010年08月25日 | 朝霞市民ネットについて
『広報あさか』2008.8.15掲載の「議会だより」に6月定例会の田辺議員の質問が掲載されている。


「猪苗代湖自然の家の今後を問う
○田辺淳議員 
福島県会津若松市の猪苗代湖自然の家は、小中学生の林間学校に使われるなど、32年間市民の憩いの施設として親しまれてきました。住民との交流も深まり、朝霞市の貴重な財産の一つとなっています。4月、突然一方的に、市はこの施設の使用を中止しました。耐震度調査の結果「大地震の際天井が落下する恐れがある」との理由からですが、「福島県会津地方の大地震の可能性は今後千年以上ない」との県の予測もあります。地震を利用中止=リストラの口実に使うのはおかしくありませんか。」


随分簡素に纏められているが実際はこんなにわかりやすいものではない。議事録原文は朝霞市のホームページで確認いただくとして、まずは上記「議会だより」に纏められている部分を抽出すると下記の太字の如くになる。
 眼目は「会津地方では地震が起こる可能性というのは2,000年か3,000年に一度」「大地震が起こる可能性は滅多にないと、ほとんどない」「今のところ想定は全くありません」という部分だろう。 だが、「2,000年か3,000年に一度」の地震が明日来ないと誰が言えよう。「滅多にない」「ほとんどない」というのは絶対無いということではないだろう。実際、田辺議員は御存じないと見えるが会津若松市は独自の「会津若松市地域防災計画」を策定し「会津若松市学校施設耐震化推進基本方針」まで策定している。会津若松市でさえ「会津地方では地震が起こる可能性というのは2,000年か3,000年に一度」「大地震が起こる可能性は滅多にないと、ほとんどない」「今のところ想定は全くありません」などという前提には立っていないのである。 耐震基準は建築基準法の中でも単体規制と呼ばれるところであって、地域の特殊性など関係の無い部分である。可能性が絶無であることなどあり得ない以上、法上満たさねばならない絶対的な基準なのである。これが満たされていなければ即刻使用中止にするのが当たり前で、それ以外の要素のリストラ云々など全然関係のない話である。しかも田辺議員が引っ張り出している「県」の見解など、現状で把握できている条件及び理論からの推論にすぎまい。新たな条件が発見されれば結論が変わってくるようなものでしかなかろう。 いまどき、会津若松市も採用していないような、条件付きに過ぎない前提にたって、単体規制の意義を無視して、これとまったく異なる次元の「リストラ」など云々するにいたって、その認識の拙劣さにはあきれ果てる限りである。一体全体、どんな頭で「地区計画」を云々しているのだろうか。この程度の認識の人物をこのうえ市議にすることが妥当かどうか、言うまでもないだろう。




次に2点目に、使用中止の猪苗代湖自然の家を問うと。 これは、所管は生涯学習部ということになるので、私は最後の8番目の中学生海外親善派遣という、その事業と同じように議会に対しての説明が非常に遅いし、この猪苗代湖自然の家に関しては一応全員協議会で説明がされまして、その説明内容というのはいわゆる耐震調査をした結果、大地震が起こった際には3階のフロア、50平米ぐらいの床が落下するおそれがあると、直ちに使用中止をしたほうがいいということ、それを受けて使用中止と決めたと。とりあえず中止をして、どうするかを検討している最中というのがこの間の船本議員の質問のところでも出ていたわけですけれども、これに関して私は大体大地震が起こったって、大地震って一体どれくらいの震度だということをお伺いしておきたいのと、この間、福島県庁に尋ねまして、防災の担当に伺ったところでは、会津地方では地震が起こる可能性というのは2,000年か3,000年に一度というような、大地震が起こる可能性は滅多にないと、ほとんどないと、今のところ想定は全くありませんという答えだったんです。 このあたりでは、確かに東海地震なり、いろいろとそういったことが言われているのは間違いないですから、それなりの耐震補強は必要だというのはわからないでもないですけれども、この猪苗代湖自然の家は朝霞市にあるわけじゃないですから、会津地方にある猪苗代湖自然の家のその地域で大地震が起こる可能性をどのようにとらえているのか、そこをもう一度確認をしておきたいなと。 私は、直ちに使用を中止をするというのがね、へたをすると、これは私はほかのところでもよく言ってきているんですけれども、今の社会というのは理由は後からついてくると、今の社会というのはね、理由というのは後からくっつけて、ほかに理由があって後から理由をくっつけていることがままあるというふうに常々思っているものですから、これもやはりリストラ、非常に財政負担ということも含めて、できればやめちゃいたいなという気持ちがどこかにありやしないかなと、それがまず先にあってからの理由をくっつけたんじゃないのかなという、勘ぐればそういうふうに言われても仕方がないものではないのかなというふうに思いますので、そうではないと。


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「市民」ネットはやっぱり講座派!(というと講座派に失礼?)

2010年08月03日 | 朝霞市民ネットについて
 朝霞市議会の小山市議が差別する側の論理(一人会派を排除する論理)に異議あり!の中で市民ネットの発言に触れられている。市民ネットの程度の低さは最早覆い隠しようもないことが、小山市議のブログでまたも明らかになっている。
 
 通常、「反論」するときは相手のどこがどう間違っているのか指摘するものである。山本二三丸立教大学不名誉「教授」が宇野弘蔵教授を「批判」するとき、宇野理論のどこがどう間違っているか全く指摘できず(つまり全然歯が立たず)、宇野教授が何を言っているかにお構いなく自分達の言いたいことを並列的一方的に並べたてて「批判」あるいは「反論」と称していたが、小山議員に対する「市民」ネットの主張はこの山本二三丸「教授」のやり口と瓜二つである。小山議員の一つ一つの主張に何一つ反論できず、小山議員が何を主張しているかにかかわりなく、わけのわからない主張を勝手に行うのである。そしてこのわけの分からない主張は反動そのものである。かかる手合いが市議会議員に相応しいか否かなど言うまでもない。

 今回、小山議員の主張に賛同するのが(つまるところ講座派の)共産党だったというのも皮肉な話である。

 要するに、「市民」ネットはまともに議論をして認識を組み立てていく能力など持ち合わせていないのである。
 法令は解らない、人の言うことなど聞きもしなければわかりもしない、議論など到底できない…。こういう議員に一体どんな成果が期待できるというのか、最早結論は明らかだろう。 



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