早朝の葉山の風
令和6年1月7日快晴。
朝6時に起床。
愛犬と散歩に出る。
住宅街の最上部 山に接するところまで、坂をのぼる。
街並は南東に向けて開発された葉山町では最古の分譲地だ。
早朝の心地よい風が強く道を伝わって昇ってくる。
思いっきり風を吸い込む。
しばらく そういう姿勢で立たずんでいる。
気持ちがすっきりする。
こういう感覚を これまで、味わって来なかった。
愛犬の散歩はもう20年近く毎朝 毎夕やっているが、この感覚
は味わって来た覚えがない。
いつも 何かしら頭の中は別のことを考えていた。
それが昨秋から 仕事のことなどすべて やめてしまったので、
頭の中は 空っぽだ。
思いっきり 自然の佇まいに目をむけて 享受できる心境になった。
毎朝 はるか向こうに江の島を、その手前に白っぽい相模湾がみえる。
後ろを振り返れば、日の出前の空が赤く染まっている。
葉山のこの景色を頭に焼き付けておこう。
そうか、自分が居なくなっても、この景色は変わらないのだ、と思う。
人間の小ささを実感する。