投資家の目線972(ペストの歴史に学ぶ)
「ペストの歴史」(宮崎揚弘著 山川出版社)には、ペスト流行時にフィレンツェ商人の考えた健康法が書かれている。「憂鬱なこと、心配なことについて出来るだけ考えないようにしなさい。楽し...
投資家の目線971(ナチスと同じ誤りを犯した西側諸国)
「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(大木毅著 岩波新書)には、ヒトラーとドイツ国防軍が、幹部が粛清されたソ連軍を、装備、兵員、指揮の劣る「頭の無い粘土の巨人」とみていたことが書かれている...
投資家の目線968(「七三一部隊の生物兵器とアメリカ バイオテロの系譜」)
「七三一部隊の生物兵器とアメリカ バイオテロの系譜」(ピーター・ウイリアムズ/デヴィド・ウォーレス著 西里扶甬子 かもがわ出版)には、七三一部隊の石井四郎がペストに関心を持ってい...
投資家の目線958(貞観政要)
貞観政要は、唐の太宗の言行録である。「貞観政要 全訳注」(呉兢 石見清裕訳注 講談社学術文庫)には、恩賞よりも税を軽くする方が大事だと書かれている(同書p81)。褒美をもらっても...
投資家の目線911(ポーランドをハイエナに例えたチャーチル)
「第二次世界大戦 1」(W.S.チャーチル著 佐藤亮一訳 河出文庫)には、ポーランドについて次のような記述がある。1938年、「チェコスロバキアの解体は進んだ。ドイツ人だけが死骸...
投資家の目線904(アデナウアー回顧録)
ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の連邦政府の初代首相を務めたアデナウアーの回顧録には、ナチス台頭の遠因について、「国家全能という信念、すべての他者に対し、また、人類の永遠財に対して国...
投資家の目線888(ペロシ下院議長の訪台)
ナンシー・ペロシ米国連邦下院議長の訪台が、アジアでの緊張を高めている。 8月5日の朝鮮日報日本語...
投資家の目線885(「ドイツ帝国」が世界を破滅させる)
『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』(堀茂樹訳 文春新書)は、クリミア半島のロシア編入後の2014年8月に行われたエマニュエル・トッド氏へのインタビューを本にした...
投資家の目線882(キナ臭い世界情勢)
スタニスワフ・ミコワイチクは第2次大戦時のポーランド亡命政府の第二代首相である。「奪われた祖国ポーランド ミコワイチク回顧録」(スタニスワフ・ミコワイチク 広瀬佳一・渡辺克義訳 ...
投資家の目線870(Amazonの初労組結成とグレート・リセット)
ニューヨーク市のAmazonの物流施設で、初の労働組合が結成された。『アマゾンは経営主導の賃上げで先手を打ったが、インフレやガソリン価格高騰に対応したさらなる給与の引き上げなどを...