その際、演奏にも使うので若干数セント音を高めに設定しながら
調律を施しました。すると、以外に低域がよく鳴り出しました。不思議ですね。
やはり管の太さと音の波形の実に見事に調和して良くなる周波数があるのです。
完全な平均律でなく、数セントならよほどの調律を仕事にしている人や完璧な絶対音感を
持っている人以外はまずその違いはわからないでしょう。音の変化というのは実に微妙ですが、
そのあたりの調整力は人間は機械ではないので、補正作用も働くと思います。
調律はあまりに神経質になりすぎるのは良くないと思います。
最終的には気持ち良い調律であればいいのではと思います。
ハーモニカのToots さんも 各音の調性は若干上げ気味にしているそうです。
そうするとハーモニカの音が浮き上がってくるそうです。そのあたりは
経験値がものをいいます。僕は今、今度の演奏のための伴奏を弦でリアルタイムで
弾きながら作っているのでが、
もちろん SV-1です。この楽器、純正律でも出せるそうなので、それで作ればよかった
と録音をはじめてから、思いつきました。そこまでのこだわりをわかってくれるかどうか
途中からでも純正律で弾いてみようと思います。
しかし、この写真を見ても分ると思いますが、ルーマニアの楽器職人はものすごい腕がいいですね。
このものづくりのこだわりは日本人以上ですね。やはり、楽器に対する思い入れが強いのでしょうね。
見習いたいです。
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