その時ワタシは東神奈川と新子安の間の電車の中でした。うとうとしてたら、周りの様子が騒がしくなり、ふと目を外にやると電車は止まっているのに激しく揺れている。すぐに地震とは気づかず電車の故障かと・・・。でも廻りの人が地震だ、と言ってたので、あぁ地震なのかと。
すぐに動き出すだろうと思ってたら一時間経過。最後尾の車両にいたのですが、お年寄りの方々がぞろぞろと車掌室に。ほどなく最後尾のドアから下車してもらうとのアナウンス。あぁ、これはもうただ事ではないなと思い始めた。
電車から降りたは良いが、はてこれからどうするか・・・。家まで歩くにはちょっと遠すぎる。とりあえず職場まで戻ろう、と東神奈川から星川を目指す。
ちょうど終業時刻の17:30頃、一時間ほど歩いて職場帰着。足裏が痛くてビジネスシューズで歩くのはこのくらいが限界だな感じた。職場には半分以上の社員が「帰宅難民」として待機している状態。
職場は竣工後一年の新しい社屋なんだけど、石膏ボードのようなものがくずれていたり、蛍光灯の枠が落ちそうになっていたりとかなり揺れたことを物語る。
会社の用意してくれた、カップラーメンなどをすすりながら、みんなでニュースを食い入るように見る。東北は大変なことになっていた。
21:00をすぎるとボチボチ電車の復旧情報が入ってくる。まず、相鉄線が動き出して数人が帰る。それから東急が動き出したということで、数人が帰る。0:00から小田急が動き出すとのことで、ワタシも職場を後にした。JRを使わないと帰れない人は会社に泊まることになるだろう。
1:30頃、家に帰着。こうやって帰れただけワタシは良かったのかもしれない。東京にいたらかなり悲惨なことになってただろうなぁ、と思うのでありました。