夏木とShall we talk !? 

言葉は心の使い。1000回(2013年12月21日)を超えて。

1230、凍りつきます。。。

2015年11月30日 | Weblog
 我が子を手に掛ける悲惨な事件が後を絶たない。おそらく、この子たちの親は
自分の両親やそれに代わる人たちに愛されることなく育ったのであろう。
 
 愛されたことのない者は愛することを知らないといわれる。
こうした負の連鎖を断ち切るためには少子化対策としてお金をばら撒くことよりまず、
人に愛されることの嬉しさを体験、実感できる環境の整備が先ではないだろうか。

                        ~~~夏木 友~~~

1229、あなたと食べた京のぶぶ漬け。。。

2015年11月23日 | Weblog
 昼食をと偶然に入った店で適当に注文したランチに色々な漬物が
たっぷりなのを見てここが京風の食事処であることに気が付いた。

 香りのいいほうじ茶を飲みながらぽりぽり食べ始めると、3O数年前、
京の花見小路だったろうか『ぶぶ漬け』を食べたことがある。

 甘目の大きな出し巻卵とほうじ茶が美味しかったことは思いだしたが
肝心の漬物のことは覚えていない。

 一人ではなかったと思うが連れが女友だちだったのか男友だちだったのか。
それすらも記憶にない。

 酸味が効いた漬物が涙腺を刺激したのだろうか込みあげてくるものがある。

 誰だったのだろう。青春時代の私と時間を共有したあなたは。

                                                 ~~~夏木 友~~~

1228、今がラストチャンスだけど。。。

2015年11月16日 | Weblog
 友人たちが今、行かねばこの先、10時間を超えるフライトは到底無理、
と声高に叫び、あちこち飛び回っている。
 
 私は体内に重大な疾患を3ヶ所も抱えている。海外旅行は長時間でなくとも
今でさえ決心がいる。
海外にはさして行きたくもないタイプであったが、行けないと思えば行きたくなる。

 が、愛犬がもうすぐ16歳になる。心臓を悪くしているこの仔を置いて、或いは
預けていけようか、行けるはずがない。長い年月、共に暮らしてきたのだもの。

                                     ~~~夏木 友~~~

1227、弱音を吐きました。。。

2015年11月09日 | Weblog
 振り返ってみれば幼いころから標準的な人たちより怪我や罹患率が高かったように思う。
が、それなりに普通の日常を過ごせてきた。だから全くの健康体と思われていた節がある。

 16年くらい前、中心性頸髄損傷…頸髄?頸椎でしょう!と訂正されるほど知られていなかった。
合併症として腸閉塞。

 10年ほど前、肺に異常が見つかったが癌でないと診断されて、医師、なにより当の私がまたか
と油断をして症状が治まったのをいいことに8年近く放ってしまった。

 否、正確に言えば、風邪や肺炎で何度も病院通いをしたが8年前の疾患が進行していたのにもかかわらず
医師に気付かれなかった肺疾患。それは現在も治療継続中・・・回復は期待できない…(らしい)。
 そして今年、癌。

 他にも骨折が2回、どちらも避けがたい大事故だった。大きな傷跡と後遺症がある。

 放射線治療は多くの疾病を抱えた体に追い打ちをかけたらしく大幅に体力を消耗し、
免疫力の低下を招いた(…らしい)。

 が、友人の多くはいつも元気ね、と言う。今まではそう言われるように頑張れた。
だが、ホンネは立っていられないほどの疲労感、と続く微熱に苦しんでいる

 胃袋に無理やり食べ物を押し込んで吐き気を我慢して薬を飲む。

 いつまで元気印をトレードマークにしておけるのだろう……。

                                     ~~~夏木 友~~~

1226、「孤」は親のいない子ども「独」は子のいないお年寄り。。。

2015年11月02日 | Weblog
 三世代が卓袱台を囲んで食事をしていた頃は煩わしさもあっただろうが
現代(いま)より豊かで温かい空気が流れていたように思う。

 それが高度成長の波にさらされ父親は企業戦士、母親はパートと
塾通いの子の専属ドライバーに変容。
広いダイニングに置かれたテーブルは卓袱台から昇格したがそれぞれが
バラバラな時間でぼそぼそと食べる。会話にも乏しく。

 家族の存在は時にうっとうしい。が、失ってしまえば生きる手応えを
感じられなくなる。それは何も増して厄介ではないだろうか。

 時間はすべての人に平等に与えられている。だからこそ……。

                                 ~~~夏木 友~~~