夏木とShall we talk !? 

言葉は心の使い。1000回(2013年12月21日)を超えて。

師、曰はく・・・と、云えども

2007年10月30日 | Weblog
 夏木の畏友に80代と思われる年齢の彼がいます。歳を取ると誰でも
多かれ少なかれカレンダー年齢は分りにくくなりますが、彼の場合は
特にわかりません。

 彼はとてもお洒落で着て来られる洋服が凄~~く斬新。夏木も仲間たちが
びっくりするのがおもしろく、わざと派手!派手!を着ることも多いですが、
彼の場合は真剣に着てくるのです。
 
 ある日のことです。ラメいり黒のTシャツ。爬虫類の皮と思し召しきグレー
の靴。頭には夏木なんか見たこともない帽子。

 帰りに友人のゆきちゃんが夏木に言いました。「今日はアラン・ドロンで
きたね」「はぁ?そうだったの。何かの映画で彼が着てたの?」
「私も詳しく知らないけど、隣の人たちがそうみたいって、言ってたよ」
そう言われれば夏木もそんな気がしました。

 彼は歌も本格的なんです。ある日のことでした。一部分だけですが、
そこをヨーデルで歌えれば最高に決まる歌があります。
 
 夏木はヨーデルができませんからそこの部分がくると思いっきり裏声を
使います。口さがない仲間たちから「頭のてっぺんから出さず腹からだせ」と
言われますが夏木は「ヨー出ルやろ!」と切り替えします。そのとき彼が
「よし、見本を見せてやろう」と独唱してくれました。

 帰り道、夏木はゆきちゃんに訊ねました「どの辺りがヨーデルやったんやろか?」
「う~ん?全体が低~いヨーデルやったんやないやろか?」二人して首を捻りながら
帰りました。

 60にして耳順、70にして従心、なんて夏木はぜ~んぜん好きくない!
産まれた日からその日まで、いつでも発展途上人。だから夏木はそんな彼に
いつもエールを送っています。(^_-)-☆

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

妬心

2007年10月27日 | Weblog
 幕末の閨秀文人江馬細香は、師である頼山陽の求婚を拒み生涯を独身で
通しますが、彼女はその作品のなかで、他の女性と結婚した師・山陽に対する
思慕、嫉妬、独り身の寂しさ、別離の愛惜等々を、山陽が53歳で没するまでの
19年間、彼の深奥に投げ込むように発表し続けます。 

    双つ浮び双つ浴して 緑波微かなり  

    解せず 人間に別離有るを

    戯れに蓮心をとりて 池上に擲つ

    分かれ飛べば 要す汝が暫く相思わんことを

……人の世に別離というものがあるのを知らぬげに寄り添って
 泳いでいるおしどりに、おもわず蓮の実を投げてしまいました。

  二手に分かれたおしどりよ、しばらくそのままで互いに相手を思う
  ということをしてごらん。

 水墨画か淡彩画のような詩を好んで詠む細香の極彩色を連想させる
『妬心』は、選択肢のなかった時代の女性の哀しさが、夏木の心に
沈々と迫ってきます。

 以下は戴いたコメントの抜粋です。
『いや、細香との結婚生活を共にしなかったからこそ、
細香の才能を尊重できる男に山陽もまた育ったのではないか、
と想像しています。』

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

平成母娘バトル

2007年10月25日 | Weblog
 夏木の友人で娘さんを嫁がせた彼女が遊びに来たときのことです。

 夏木が「寂しくなったでしょうね」と言う間もなく彼女の嘆き(?)が
始まりました。
 娘さんから、仕事を続けたいからと同居の申し出があったそうです。
夏木が一人っ子なんだからそうしてあげれば、と言うと彼女は「とんでも
ない、待ちに待ったぜ~んぶ自分の時間なのに孫のお守りなんてヤダ!」
と断わったそうです。
 友人は団塊の世代ですから、特別冷たい母親でもないと夏木は思い
ますが、友人は娘さんのいじめ(?)が始まったと言うのです。

「母の日だけど、私も母になりましたので悪しからず」に始まって「敬老の日
だけれど、ママは永遠(?)に若いから、ずっと関係ない日ね」「お誕生日だけ
れど、私が気を使うとママも私に気を使うでしょ。だからお互いやめましょうね」
・・・の調子ですべて無視。
 だけど孫の誕生日や子どもの日、ひな祭り、七五三、入園式、幼稚園での
各種の行事等はバッチリ知らせてくるそうです。

 で、友人はそのつど、振り回され、お金を使い、気を使い、の三重苦、
なんだそうです。これなら同居したほうがよかったと夏木に愚痴るのです。
 
 夏木は友人が真剣に悩んでいるので「そうね。そうね」と相槌を打って
いましたが、180度転換した価値観を体感している混乱世代から産まれ、
育てられた団塊の世代と、そのジュニアの同居はかなり難しいだろうと
夏木は思います。

 娘さんの極め付きの言葉は「ねぇママ、最近の少子化現象は核家族が
原因だったのね」だったそうです。

 それはないわよ。産む産まないはあなた達世代の選択。国に介入してもらう
ことであっても、個人である親に依存することじゃないわよ!
 夏木はそう言ってあげたいのですが、お節介でしょうか?間違っている
でしょうか?

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

アンチ・ドクターハラスメント?

2007年10月23日 | Weblog
 患者からの無理難題や暴力などに悩む医師、看護師等の医療従事者が
患者との関係に苦慮し、萎縮しつつある、と報道されていました。
その為NPO法人が医療従事者向けの電話相談を行うそうです。

 25年前、ドクター・ハラスメントに心身ともに傷ついた夏木からみれば
“隔世の感あり”、が正直な感想ですが、医師の息子を持つ友人から聞くと、
医療制度が大きく変わり、現場の医師たちは混乱の極みにあるというのです。
 
 特に、国公立関係の病院は民間との提携も自由になったことにより研究等も
制約なしにできるようになった分、経営という面での責任も生じ、経営者側の
友人の息子さんは患者の診察に専心できないばかりか、増え続ける医療事故・
訴訟への対応、医師不足からくる常勤医への負担増をどう対処していくか等々
で、心身へのストレスは大きく大変だと案じておられました。
 
 ですから夏木は1965年頃に出版された“白い巨塔”という小説に書かれていた
医師の傲慢がまかり通る時代は過去のこととなり、医師受難の時代になったの
かしら、と思っていた矢先『ドクター百様』というタイトルで女流作家が書いた
エッセーを目にしました。
 彼女は一方の医師を『尊大という名のえせドクター』他方の医師を『正統派
ドクター』と書いてありました。

 夏木は現在も彼女と同じ思いを持っています。外観ばかり立派で、お粗末
としか表現のしようのない医師に診てもらうことがありますから、『患者からの
無理難題や暴力などに悩む医師、看護師たち』と言われてもすぐには素直に
受けとれません。

 事実ではない、と夏木は決して思っていませんが、それでも夏木にとって、
大多数の医師はやはり“白い巨塔”のなかの人なのです。

 夏木は医師と患者のお互いが遠慮なく、穏やかにコミュニケーションの計れる
日が一日でも早く来るのを願っています。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                             火・木・土に更新しま~す

1円を軽んじるなかれ!

2007年10月20日 | Weblog
 夏木の友人で証券会社が職域担当の彼女から聞いた平成のソン(相)場師さん
たちの内緒話です。

 株とは縁のない夏木にはなんのことやら分らないのですが、相場というものは
わずか1円で大儲けをしたり損をしたりするそうです。
 毎朝、9時前後になると株価ボードの前に集まってくる平成のソン場師さん
たちは最近の株価の乱高下に青息吐息だそうです。

 『今や、と思い売ったら、その直後からもっと上がりだす。買いや、と
買ったら、すぐもっと下がりだす』のだそうです。
 株オンチ夏木ですが、株とは賭けごとみたいなものですからそれは当たり前
だと思うのですが、長年ソン場師をやっているみなさんには最近は特に異常に
思うそうです。

 で、ソン場師さんたちは首を揃えて「誰ぞが、わし等の株の売り買いを横から
覗いて損をさせようと操作してるみたいや。あのケータイでやってる若いモン
だけが、なんやしらんけど小遣いくらいは儲けとるみたいや。なんでやろ」と
彼女に聞くそうです。

 彼女も夏木も株のことは分りませんが、ソン場師さんたちが時代に置いて
行かれていることだけは想像がつきます。

 何年くらい前になるでしょうか。題名も忘れましたが、日本人の青年と
外国の大シンジゲートが実際には1円のお金も動かさず株の売り買いをする、
という内容の本を読んだことがあります。

 そのときはパソコンが一般家庭に普及していなかったので、夏木には株
というものは海を隔てできるものか、それはどういう方法でするものかと
疑問に思いましたが、分らないままでした。
 今なら、パソコンを使っていたのかと分りますが、本当にその小説のように
巨大シンジゲートがお互いの利益と存亡を賭けてやっているのかどうか知りたい
と思っています。どなたかご存知の方教えてくださ~い。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

天才的想像力

2007年10月18日 | Weblog
 夏木の友人に、なんでもない日々を常に刺激的にしてしまう天才的想像力
を持った彼がいます。

 水泳が趣味で練習日にはルンルンで出かけていきます。たいていはご機嫌
御麗しくご帰還ですが、たまに御悪しく、のときもあります。「どうしたの?」
と聞くまでもありません。若くてステキな美女たちが来ていなかったのです。
 彼の言葉で表現するとピチピチギャルのほうは「水の妖精」オバサンたちは
「鯨の行水」だそうです。

 夏木は長身で口さがないですから、さしずめ「ハモの干物」くらいでしょうか?
一度、彼に聞きただそうと思っていますが、鱧は口が大きく歯も鋭いので、
彼も本心は言わないでしょうね。( ^^)Y☆Y(^^ )

 古来稀なる年齢を過ぎてもいまなお意気軒昂!その柔軟な頭から紡ぎだされる
ネーミングの巧みさ、少々不純な動機ながらも、生き生きとした彼の想像力に、
夏木も見習わなければと思っています。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

世界三代美女

2007年10月16日 | Weblog
 世界三代美人といえば『クレオパトラ』『楊貴妃』『小野小町』でしょうか。

☆クレオパトラはB.C51年頃、父プトレマイオス12世の死去後、壮絶な
骨肉の争いを経て、カエサル(=シーザー)の後ろ盾を得て古代エプト、
プトレマイオス朝最後の女王、クレオパトラ7世として王座に付きますが、
カエサルの死後、カエサルの養子であったオクタウィアヌスに屈することを
拒否し、自ら死を選びます。

 クレオパトラは比類ない美女として後世に伝えられていますが、それよりは
むしろ、彼女がかもしだす優雅な雰囲気や身のこなし、聴く人を魅了する心地
よい声による話し方、数ヶ国語にも通じた知的な女性であったことが男性に愛
された要素だったようです。

☆楊貴妃は唐の玄宗皇帝の寵姫でしたが、帝が楊貴妃に夢中になり、政治を
顧みなくなったことが安史の乱を引き起こす原因となったとされていますが、
楊貴妃自身は国政への介入や反対勢力の静粛などは行っていないので傾国の
美女ではあったけれど悪女ではなかったとされています。

 白楽天の『長根歌』は楊貴妃を縊死させねばならなかった帝が、楊貴妃の死を
悲しんでその魂を捜し求めるという内容で、日本の王朝文学に多大な影響を与え
たといわれています。

☆小野小町は809~901年頃の六歌仙・三十六歌仙の1人で、なおやかな王朝
浪漫を漂わせた作風で文屋康秀、僧正遍昭(深草の少将のモデルか?)達との
贈答歌が有名です。

    思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ             
                 夢としりせば 覚めざらましを      

 絶世の美女にも加齢は避けられず、長命であった小町は若く美しかった頃の
像ではなく『小野小町百歳像』や『小野小町老衰像』などが今も寺院に残されて
います。
 
 夏木は、稀代の悪女でも奸婦でもなく才気煥発であった小町が、そのような
像でのみ残されていることに非情を感じないではおられません。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

今どきの若い女性言葉

2007年10月13日 | Weblog
 日経新聞の“にほんごチェック”で、ある連続ドラマに今どきの若い女性の
言葉がリアルにでていたと書かれた記事が目に留まりました。
 筆者は埼玉大学教授で、文字通り汚い言葉を平気で使ってドラマは展開して
いっていたそうです。

 筆者は『仕事で頑張る若い女性が求めているのは、こんなむき出しの言葉を
ぶつけても受け入れてくれ、飾らぬ姿を認めてくれる男性。
 ドラマには、今どきの若い女性の願いが込められていた』と結んでありました
が、そうなのでしょうか?

 先日、ライブを聞きにいったときも、彼等、と言っても50代40代の男性ふたり組ですが、
怒鳴るような歌唱法と汚い歌詞に唖然としましたがこのドラマで使われていた言葉よりは
まだ、良かったです。

 言葉は心の使いといいます。言霊といって不思議な霊威があると、古代より
いわれております。
 ですから夏木は男性に、これほど汚い言葉を使う女性を愛せますか?と
お聞きしたいです。
 今どきの若い男性はそうなのでしょうか?夏木の感覚が時代遅れなのでしょうか?

 夏木はマスメデァに対し、もう少し配慮のある言葉を使うことをお願いする気持
でいっぱいです。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                            火・木・土に更新しま~す

『病は気から』と『再生能力』

2007年10月11日 | Weblog
『病は気から』、あまりにも有名なこの諺を知らない方はおられないでしょう。
もちろん、夏木も知っています。

 ギリシャのヒポクラテスは『病を治すものは自然である』と説いたそうです。
もともと人間には再生能力というか自然治癒能力が備わっている、と聞いた
ことがあります。

 その人が持つ再生能力を生かし、病気や怪我で損なった皮膚や気管、神経を
再生させる医療技術を日本の医師たちが開発し、治療を始めた、と新聞で読み
ました。
 人工皮膚を患部に張り付けることで重い糖尿患者の9割以上が回復し足の
切断を免れたとか!事故や怪我で傷めた手足の神経を元通りにつなぐ治療も
実施されているとか!!

 医学の日進月歩に驚くとともに日夜を分かたず尊い研究に携ってくださって
いる先生方には頭が下がります。
 ですから、最近よく聞かれるドクター・ハラスメントなる言葉に胸が痛みます。

 ほんの一部の心無い医師の言動のために、良心的な多くの先生方までが
同じような眼で見られてしまいます。

 
 『言葉は心の使い』、と言われております。同じ言葉でも話し方で受けとめ方が
随分違ってきます。

 夏木は相手の方の心に響く言葉を話せる人になる努力をしていきたいと思って
おります。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                             火・木・土に更新しま~す

老後の資金は1億円!

2007年10月09日 | Weblog
 2005年の家計調査よると、現役世代の最後にあたる50歳代のサラリーマン
世帯の平均消費支出から割り出すと、夫が60歳で退職してから平均余命を
生きていくまでに夫婦がいる金額だそうです。
 ですから、1億円から年金額や退職金を引いた額が「自助努力で蓄える分」
になるそうです。

 笑っちゃいますよねぇ。団塊世代を含めそれ以降の人たちに退職金や年金が
いくらあると思っているのでしょうね!
 
 最近、マスメディアなどで、団塊世代に合わせた高級レジャー施設やリゾート
施設などが計画されていると目にしますが、それらを謳歌できるのは団塊世代が
支払った年金や退職金をもらった団塊世代以上の年齢の人たちじゃないかしら。

 夏木のブログ仲間がこんなことを書いていました。
『出征帰りでヘナヘナの親父と栄養失調のお袋さんから生まれ、水みたいな
おっぱいと添加物の塊みたいな餌を食べて育った世代だから長生きなんか
できっこない。心配しなくたってある日ころっと逝くさ』
 
 それも一理かも・・・。と夏木も思いましたが、6年前、夏木はかなり重い
腸閉塞で入院したのです。
 水一滴飲めない空っぽの胃袋から数十秒間毎にドロリとした濃緑色の液体が
押し出されてくる。それが1週間ほど続き、ようやく治まってから、重湯を
1~2匙 →3分粥を1~2匙 →5分粥を1~2匙 →と続いて、全粥になってから
体重を測ったらなんと40㌔。わずか3㌔しか痩せていなかったのです。

 人間て強いですね。足の先から入れている液体だけで5週間近く食べなくても
大丈夫なんです。

 夏木はブログ仲間のように『ころっと』逝かないのでは?彼のブログの
極め付き『どうせ、男が先なんだ』・・・・「ゆるせな~い!こんな奴、ん??
政策!責任果たせ~~!!」張り倒してやりたい夏木でした。

★。.:*:・☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。夏木 友 ☆。.:*:・‘゜★。.:*:・‘゜☆。.:*:・‘゜★
                             火・木・土に更新しま~す