Der König Hat Eselsohren

東山魁夷展@新国立博物館



東山魁夷ってさ、名前も作品も結構知ってるのに、実はあんまり本物見たことない気がする…f(^_^;

ということで、東山魁夷展へ。
キャンパスメンバー割引が効くのはありがたい。
しかし、午前中に行ったのに、予想以上に混んでてびっくり。
まさか入場するのに並ばされるとは思わなかった。
そんなに人気なのか…f(^_^;

さすが、あまり見たことがないだけあって、紙本着色なのか!とびっくり(絹本著色もある)。
なんかよくTVで見る作品って、画風がちょいと洋風な感じがあるもんで、実は日本画だったとは!Σ( ̄□ ̄;、みたいな感じ。
あの有名な「道」とか、京都を描いた連作は、まぁ日本画っぽいといえば日本画っぽいんだけど、北欧の景色がテーマになった作品とか、ドイツの景色を描いた作品とか、実物見て、初めて画材が日本画だってわかる感じだよね。

そして、今回の目玉が、唐招提寺御影堂障壁画。
改装工事にあわせて、障壁画を全部持ってきて、実際の御影堂と同じ配置で見ることができる、という超贅沢バージョン。
しかも、ここでは、東山魁夷が初めて水墨画に挑んだという、鑑真和上の生まれ故郷・揚州を描いた障壁画も、部屋ごと再現されている。

鑑真和上の見ることができなかった、日本の山海を岩絵の具で。
鑑真和上の故郷の景色を、水墨画で。
実際に鑑真和上像は、水墨画に囲まれて置かれる形になる。
この着想もスゴいと思うが、描いたのが1980年。
日中の国交回復後とはいえ、まだまだ実際に見に行くのも大変な時期だ。
すげーなー。


全体の展示も年代順に並んでいて、最後には絶筆も展示されていて、東山魁夷の画業を一渡り知るのには、非常に良い展覧会だった。
ブラボー♪
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