Der König Hat Eselsohren

Linz(2)

ホテルのすぐ斜め前がトラムの停留所とはいえ、たとえ2~3分でも外で待つのが辛い(笑)

一停留所でバスに乗り換えるのだが、次のバスが来るまでの4分がまた、寒いったらありゃしない。
日が傾いてきたせいで、よりいっそう気温が下がっているようだ。
ここいらは結構賑やかな辺りなんだろうが、どんより曇っている上に、薄暗くなってきて、実に寒々しい。


バスは市街地から、どんどん外へ向かって行くので、車窓の風景も灰色だ。
いかにも一般の集合住宅みたいなのが並んでいて、旅行気分は欠片もない(笑)

15分くらい乗っていただろうか。
バスはPosthofに到着。
さっき通ってきた住宅地とは違って、産業道路のような広い道路が遠くまで続いている。
道路のあっちもこっちも、工場のような大きな建物があるだけで、土曜の夕方だから尚更、人影も人の気配もなく、時々車が猛スピードで通るだけだ。

とりあえず反対側に渡って、帰りのバスを確認。
やっぱり23時01分が最後だ…orz
今日の帰りはタクシーに決定!

で、会場どこだ?
方向としては、さっきバスを降りた側のはずなんだが、それらしいものが見えない。
看板もない。

会場のAnreiseでは、さっきバスが走り去った方向にある別のバス停から、別のバスでHauptbahnhofまで行けるようなことも書いてあったので、2つのバス停の間くらいになるのか?

とりあえず、さっきバスを降りた場所から、右手を見ながら歩いてみる。
何しろ、道の向こう側は、何もないところに、どーん、どーん、と大規模な工場が建っているだけなのだ。

まぁ、こっち側は、比較的小規模なものが並んでいるだけなのだが…(笑)
それでも、ライブハウスの入り口でもおかしくない感じの建物が並んでいるので、いちいち注意しながら見て歩いているのだが、どれもこれも近寄ってみると全然違う看板がでている。

結局気がつくと、ひとつ先の停留所にたどり着いてしまっていた。

これ、間違いなく通り過ぎてるし。

仕方ないので、地図で確かめてみる。←最初から見ろ

どうやら道路沿いに直接建っているのではなく、少し奥になるようだ。
しかも経路的には、ここから奥に入るより、最初に降りたバス停のすぐそばから折れていった方が確実っぽい。

うぅぅぅ。
曲がり角のところに看板か何か出てたっけ?(>_<)

ただでさえ異常なまでに寒いのに、人気もなく、ますます辺りが暗くなってきて、とても悲しい。

曲がり角のところまで戻ってきたが、やっぱり何も出てないし…orz
しかも、通りの奥まで見渡してみても、まだそれらしい建物は見当たらない。

まぁ、地図にはちゃんと出ているんだから、これでたどり着けないってことはないだろうが。
道の奥まではそこそこ距離がある中、途中でもそれらしい建物のかげは見えず。

方向としては、道の突き当たりを左に行ったところ。

曲がった左手に、ようやくPOSTHOFを発見!
やっとたどり着いたよ~orz

とはいえ、やっぱりここにも人影がない。
すぐ正面に見えるガラス張りのところが入場口なんだろうが、さすがに開場の2時間前では非常灯が灯っているだけだ。
試しにドアを引いてみたが、案の定カギがかかっている。

しかも中からは物音もしない。

建物のこちら側の側面には、バスやほかの車もとまっていないし、人の出入りしてそうな扉もない。

出入口はどこだ?

いくら入り放題なバックステージパスを持ってても、入り口がわからなければ入りようがないぞ(^_^;

建物の向こう側に回って行くしかない。
これがまた、結構デカい建物で、ますます暗くなっていくなかをトボトボ歩いていると、何をやってるんだか?と思う(笑)

つーか、これで向こう側に行ってみたところで、やっぱり誰もいなかったら、またPeterに電話しなくちゃなんないじゃん(^_^;
パス持ってんのに、アホか!(笑)

行く手にようやくバスを発見!
入口はやっぱりこっちか!


さらに建物沿いに歩いていくと、建物を切り込んだような凹んだところに人影が!

ちょうど屋根下のようになっているところで、3人ほどタバコを吸っている。
つーか、その真っ赤なニットキャップは、間違いなくPeter(笑)
で、その向こうにIngo、こっちの手前にはMarc。
電話しなくてすんだ(^_^;

「Hallo!」
Peterとハグ。
「寒~い!ここ、通りから遠かったよ~」
迷ったのは自分のせいだけどな(笑)
「何か温かいものでも飲む?」とMarc。
「温かいお茶が飲みたい~(>_<)」

こっちこっち、とIngoの背後のドアを開ける。
うん、これ、誰もいなかったら、どこから入っていいかわからない(笑)

入った目の前の階段をMarcが上がっていく。
両側に暗幕が下がっていて、薄暗い。
右手に「←GARDEROBE」という表示が下がっている。

「 昨日のパスは持ってるよね?」
「もちろん!」
やはり、このメンバー・スタッフ用のパスを渡したのは、毎日毎日受け渡しをしなくてすむからのようだ(笑)
でも、ひとりでこの入り口にたどり着いたとしても、しばらくどうしていいかわからないに違いない。

階段を上ってすぐ左手が、ケータリングルームだった。
「あれ?お茶は?」
コーヒーメーカーは目の前にあるんだが。
「コーヒーでいい?」
「うん」
温かければ何でもいい(笑)

Marcは、奥側に積み重なっているマグカップを一つセットし、コーヒーメーカーのスイッチをいれ…。
「あ!お茶ここにあった!(^_^;」
すぐ手前の木箱の中にティーバッグがぎっしり(笑)
すぐさまコーヒーメーカーの横の電気ポットに水を注ぎつつ、「じゃ、このコーヒー貰っていい?」と。
や、構わんけど(笑)

「あ~、荷物は~…」
とコーヒーを手にしたままのMarcについていく。
「ここでいい?」
MarcとNikoの部屋の壁際をさす。
Nikoは相変わらず今日もPCの画面を睨んでいる。

Marcがそのまま行ってしまったので、ひとりでケータリングルームに戻ると、どういう関係者なのかわからないが、男女カップルのお客さんが、ちょうどコーヒーメーカーの辺りを陣取っている。

お湯が沸いたところだったので、脇からマグカップを取り、ハーブティーを入れた。
あぁ、やっと温かい飲み物にありついた♪

ほっとしたところで冷蔵庫を開けてみると、今日はノンアルコールのものしか入ってない…orz
まぁ、今すぐはいらないが…(^_^;

で、今日のタイムテーブルとWifiは?

うろうろと探してみると、ケータリングルームの外に貼ってあった。



つか、後でよく見たら、ケータリングルームの中にも貼ってあったけど(^_^;

ガラス張りになっているケータリングルームを挟むように、廊下がY字になっていて、縦棒の右側にさっきの部屋とその手前にスタッフルーム、突き当たりに「die Drei」の表示が出ている。

通路の左側はドアが閉まっていたり、開いてても誰もいなかったり。

Y字の反対側は突き当たりがドア。
左右対称になってるっぽい。

そして、ぷらぷらしている間、たまにスタッフが通るくらい。
ヒマだ(^_^;

なので、いったんケータリングルームに戻り、Facebookにここおるで!とあげておく。
すぐにDanielaから、私達ももうすぐ着くよ!と反応がある。
はやっっ!!

つーか、もうすぐリンツに着くってことなのか?会場に着くってことなのか?(^_^;

ステージの方を見物に行ってみよう。

さっき入ってきたドアから階段に出ると、いきなり暗がりになってて危険(笑)




とりあえず階段を下りてみる。
この辺りは暗幕が下がっているだけじゃなく、壁も黒く塗られていて、来たときに入ってきたドアが何処なのかわからん(^_^;

この下りた場所よりもステージが高くなっていて、今日はコンソールがステージの下に置かれている。
これじゃ、袖で観るわけにいかないし、コンソール脇でも見辛い。

ステージ前の柵の脇を通って、客席の方に出てみる。

ステージ上ではPelzigがサウンドチェック中。



PAブースの両脇が壁じゃない?
よく見えないので近寄ってみると、座席が収納されていた。
うん。
Clowdsurfingをやる限り、あくまでもスタンディング(笑)

方向としては、さっきと反対側にあるドアがホワイエの方だろう。

ドアを押して出てみると、すでに明かりがついている。
入場口そばに物販ブースも出来上がっている。

が、近づいてみると、欲しいと思っていた白Tシャツがないorz

と、背後からカンカンカンカン!とガラスをたたく音が。

外からKristinとDanielaがガラスを叩いていた(笑)
寒そ~!!(^_^;
内側のドアは開いていたので、ガラス一枚隔てたところまでは行けるが、さすがに外扉は開けられない。
もうちょい待ってて、というのが精一杯だ。

いや~、それにしても、まだ6時前だぞ。
開場まで1時間くらいあるけど、大丈夫か?(^_^;

改めて物販ブースを見てみたが、他のデザインのTシャツも、なんか大きいサイズしか見当たらない。
今回は諦めるか。

もと来たとおりに戻っても、結局、ケータリングルームにいるしかない(^_^;

スタッフが出入りする中、ケータリングスタッフらしき人が、スープの入った皿をいくつか運んできた。
そろそろ夕飯?
早速スープを飲み始めるスタッフもいるが、これ、どういうシステム?

スープが10皿くらい運び込まれた後、今度はメインディッシュが運ばれてきた。
むむむ?

ここはとりあえず様子をみるとして、まずは目薬タイム!(笑)

Marcの部屋に戻って目薬を取り出していると、書きかけのセットリストを手に、Floがやってきた。

何事かと思ったら、
「ここを書き直して、もっと良くする」
だそうな。
プリンタにセットされてる紙から1枚とって、上から重ねる。
「この女の子を消すんだ」
と重ねた上からなぞった線の通りに切り始める。

その間にこっちは目薬だ(笑)
「なんで目薬?」
「年末に手術したから」
「手術?」
「レーシック」
「あ~、それじゃコンタクトいらなくなったんだ?」

切り抜き作業が終わって、文具入れの中を探し始めた。
「Tesa! 」
あ。
ホントにTesaっていうんだ!
日本ならさしずめ「セロテープ」って言っちゃうところだね(笑)

で、昨日のセットリストに書き込みがされたものを横に置いて、今日のオーダーを書き込んでいく。
「TitelをKomm Schonにかえて、Discoをはずして…」
と、他はそのままなので1曲減ったはずなのに、最後のスペースが足りず、アンコール2の方は横並びに(笑)












「よし!さぁメシだ!」
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