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山登り・旅行

みちのく 花と歴史の旅

2012年06月20日 | 旅行
 北東北の花に会いたくて、24年5月3日~6日の連休に、秋田・青森・岩手に行ってきました。
 5月1日に調べると北東北の桜が満開ということだったので、5月3日は秋田 角館で花吹雪の中を武家屋敷通りや桧木内川堤を歩けるだろうとワクワクしていました。ところが、5月3日には前日の風雨でほとんど散っていました。(涙)
(シダレザクラの美しい武家屋敷通り)

(2kmほどあるソメイヨシノの桜並木)

 4日は朝から雨。この日はまず、八津・鎌足にあるカタクリの群生の郷へ。晴れていれば一面がピンクの絨毯のようになるはずだと思うのですが、日が差さないので、カタクリの花はつぼんだままでした。(悲)


 つづいてミズバショウの群生地 刺巻湿原へ。4月下旬に見頃を迎えたと聞いていたので、やや巨大化していましたが、たくさん咲いていてくれました。


 次は岩手県の小岩井農場にあるエドヒガンの一本桜。晴れていれば背後に雪の残る岩手山が見えるはずなのですが・・・(涙)  大勢の人が見に来ていました。


 盛岡へ行く途中で見つけた「中沼大しだれ桜」 私の手持ちの桜名所本には出ていませんが、一緒に咲いている左隣の桜と併せて満開のきれいな花に出会えました。ちょっと得をした気分でした。


 盛岡地方裁判所内にある石割桜は巨大な花崗岩を割ってその間から樹高10.8mにもそびえる姿は健気です。さすが国指定の天然記念物です。花は終わっていましたが、観光バスが次々と来ていました。


 盛岡市にあるもう一つの国指定の天然記念物 龍谷(りゅうこく)寺のモリオカシダレも見てきました。すっかり散っていましたが・・・。


 明治時代に建築され国の重要文化財に登録されている 岩手銀行中ノ橋支店も見てきました。


 3日目の5月5日はやっと晴れ。弘前城の桜を見に行きました。堀の桜並木のソメイヨシノはここもほとんど散っていました。


 けれど、本丸周辺のシダレザクラは満開のままで待っていてくれたので、花を満喫しました。良かった!


 この日は「みちのく三大桜」のあと一つ 北上展勝地へ行きたっかたけれど、ここも花がほとんど散ってしまったというので、宮沢賢治記念館へ行きました。私の大好きな「注文の多い料理店」のスライドショーを見て楽しんだり、「雨にも負けず」のグッズを買ったりしました。


 花巻温泉の近くにある釜淵の滝を散策していたら、何と「シラネアオイ」を数本みつけました。やったあ!と思いました。


 最終日の5月6日は、平泉の中尊寺と毛越(もうつう)寺へ行きました。この中にある金色堂はまさに「金と螺鈿(らでん)でピカピカ」あまりのまばゆさにくぎづけになりました。奥州藤原氏の栄華を表していて、国宝や世界文化遺産になるはずです。


 毛越寺も藤原氏二代基衡、三代秀衡の時代に作られ、今は庭園が完全な状態で残されています。


 秋田・青森・岩手とたくさん観光して、5月6日に仙台空港へ向かっていると、強烈な暴風雨に遭遇しました。帰宅してから、竜巻の被害を知りました。あまりにも厳しい自然の力にどうすることもできない非力な人間であることをまた思い出しました。綺麗によみがえった仙台空港とその周辺の景色とのギャップも大きかったです。誰もが平和で穏やかに暮らせるようになりたいと強く思う旅となりました。
 何度行ってもいつも違う魅力に出会える東北。来年もまた行こうと思っています。


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