心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

夏の天狗原・金山ヘ。(その1)

2020-08-01 19:00:37 | 山日記
一昨年の秋に訪れた、天狗原・金山。
その時はブナの黄葉が見事で、次は夏の時期にと考えた。去年は時期を逃してしまい、宿題が今年に持ち越しになった。
今の御時世、登山を足踏みさせる諸事情はあるが、行ける時に行っておかないと機会が更に遠のいてしまう。


上空の雲は取れないが、まずまずの天気。駐車場の対岸の山はスッキリと見える。



登山口からは薄暗い森が始まる。



この時期は木々の葉が茂り、ブナの緑が一層濃く感じる。



長雨のせいか、登山道の土がゆるく、場所によっては滑りやすい。



つづら折りの山道を登って行くと、木々の切れ間から目指す尾根が見える。まだ先は遠い。



約一時間弱で、水場のある広場に出る。



ここからまたブナの茂る坂道を登る。



順調に登ってきたのに、一度泥濘んだ谷に降りる。



登り返し、次の尾根に取り付く。



右側は切り立った崖。あいにくガスに包まれ、様子が分からない。



登山道は左側にトラバースする。



密度の濃い、背の低い木々の間を抜けて行く。



上空はというと、すっかりガスの中。



ジメジメとしたルンゼの道を上がる。



泥濘みはますます酷く、靴底に泥が付いて重くなる。



木々が切れ、薄日が差し込む。



しかしながら、目指す尾根はガスに、すっぽりと包まれ、この先の様子がつかめない。



崩落地を登り、振り向けば、大渚山の彼方に白馬から朝日岳の峰々が見える。この日一番の眺望だ。


(続く)


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