今日はボランティアのおはなし会の日でした。私が担当の日で、読んだ本は3冊。
「にちよういち」 西村繁男・作 童心社 これは昨年、市立図書館で見つけて、どうしても欲しくなって購入した絵本です。高知の日曜市に出かける、あっちゃんとおばあちゃんの夏の一日を書いたもの。ほとんどが土佐弁のセリフで構成されていて、読むのも芝居調になりました。県外の方言なので、子供たちには分からない言葉もあったと思うのですが、特に説明することもなしに読みはじめました。反応は…真剣に聞いてくれてたけど、ちょっと分かりにくい方言のところでは集中がそれる子も何人かいたかなあ。私は高知生まれということもあって(もう土佐弁しゃべれないけど)大好きな本です。
「よかったね ネッドくん」 シャーリップ・作 やぎたよしこ・訳 偕成社 「よかったね(運がいい)」と「でもたいへん!(運が悪い)」の場面がカラーとモノクロで交互に展開されます。びっくりパーティーに招待されたネッドくん。パーティの開かれる遠い遠いフロリダに行こうとしますが…。スピード感があって、絵もおしゃれ。奇想天外な出来事に、ハラハラしたり、ほっとしたり。子供たちも、数ページ読んだ後は繰り返しのリズムをつかんで、次は?次は?と期待のまなざし。読み聞かせにもってこいです。
「てんてんむし」 あべ弘士・作 童心社 絵本「あらしのよるに」の絵を手がけた あべ弘士さんの書いた虫の絵本。虫の体のいろんな模様。その模様は虫の言葉だ、という視点で描かれています。リズミカルなことばと大胆な虫の絵がインパクト大!短い話だけど、じっくり絵を見せながら読むといいと思います。私は今回欲張って3冊も読んだので時間が気になって少し早めにページをめくってしまいました。反省…
読み終わった後、「本、自由に見ていいよ~。」と声をかけたら、早速3冊とも子供たちの手に…^^「てんてんむし」「よかったねネッドくん」は早かった!(笑)聞き手の子供たちと、読み手の私の呼吸が、今日いちばん合ってたのも「ネッドくん」だったように思います。