父の脊索腫治療記~重粒子線治療、頚椎後方除圧固定術~転移

脊索腫で重粒子線治療を受けた父の記録です。
最初から読まれる方は、バックナンバー2011年11月からお読み下さい。

47 医療保険は適用されるか?追記事あり

2013年04月25日 17時03分46秒 | 脊索腫掲載のサイトから
http://www.hone.co.jp/new_main/student/byouri/byouri-3.pdf#search='%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3+%E8%84%8A%E7%B4%A2%E8%85%AB'

↑↑偶然見つけたPDFで、
残念ながら、出展が分かりません。

ここでは、
脊索腫が、
良性腫瘍」の「非上皮性」に位置づけられています。


父の生検の時に、
耳かき程度の病変を採取したとの事と、
浸潤された、骨が潰れていったので、
脊索腫の腫瘍は、「軟らかい」方に入ると思われます。


アクサダイレクト生命のがん保険の先進医療特約の場合は
>重粒子線治療(固形がんに係わるものに限る)
>悪性腫瘍に対する陽子線治療(固形がんに係わるものに限る)

と、ありますので、
脊索腫は、摘要されないのかも知れません。

アフラックのがん保険も、
>初めてがん(悪性新生物)・上皮内新生物と診断確定されたとき、一時金として、がんの場合100万円、上皮内新生物の場合10万円を受け取れます。(入院給付金日額10,000円の場合)


脊索腫に対して、
民間の医療保険・がん保険等で、
保険金が降りた方がいらっしゃったら、ぜひ、お知らせ下さい。

追記事

青い稲妻さんに医療保険が降りたそうです。
>ジブラルタ生命保険(旧AIGスター・千代田生命)の「ヴァリューZフリー Hiメディカル」という商品
>約款とは別の書類で当時の保険担当の方から頂いた「高度先進医療・特定承認医療機関」という書類で、 「国立がんセンターにおける悪性腫瘍に対する粒子線治療」が適用されたみたいです(脊索腫は良性腫瘍に分類されると医師から聞いていたのですが保険会社では悪性腫瘍に分類されるようです。がん特約も認定されたので。)

しかし残念ながら、
現在ジブラルタ生命に先進医療特約のついた保険商品はありませんでした。
癌の認定については、
>がん(悪性新生物)*3
>「上皮内がん」「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」は対象外です。
と書かれてありました。


以前のがん保険が、「癌による死亡」としていたため、
癌による肺炎、癌による多臓器不全等での死亡に対して、
保険金が降りない騒ぎがありました。
現在は、「癌と診断された日」に保険金が降りる商品になったようですが、

こういった保険の摘要についても、各社様々なので、ご確認下さい。


先日、女性誌を読んでいた所、
多くの方が、「癌には300万円かかる」と思っているとのアンケート結果がありました。
先進医療の陽子線・重粒子線の治療費以外は、
健康保険の摘要を受けられます。
陽子線・重粒子線の入院費等も健保の摘要内です。
「高額医療費制度」や「限度額適用認定証」の手続きをして下さい。


46 群馬大学重粒子センターのサイトより抜粋

2013年04月13日 15時41分00秒 | 脊索腫掲載のサイトから
群馬大学 重粒子医学研究センター

脊索腫について、拾ってみました。

「骨軟部腫瘍」
脊索腫:5年局所制御率85-90%、5年全生存率80-85%

「頭蓋底腫瘍」
<放射線医学総合研究所の前向き試験データより>
脊索腫:至適線量とされた60.8GyE(29例)では、5年局所制御率は100%であった。軽度の(Grade 1-2)の皮膚・粘膜炎、神経障害が、それぞれ12%、18%に認められたものの、Grade 3以上の有害事象は認められなかった。

<ドイツHelmholtzzentrum für Schwerionenforschung (GSI)のデータより>
脊索腫:
96名の5年局所制御率および全生存率は70%および89%。 急性期に、軽度の(Grade 1-2)の皮膚・粘膜炎が42.7%、Grade 3以上の皮膚・粘膜炎が2%に認められた(ただし、腫瘍の大きなもののみ)。 また、晩期ではGrade3以上の視神経障害が4.1%に認められた。



ここは、入院施設がないようです。
重粒子線治療を受ける実際の方法も載ってます。


45 再手術の予定です

2013年04月12日 16時39分05秒 | 頚椎後方除圧固定術
再手術の予定が決まりました。
再び、
頚椎後方除圧固定術を受けます。
ですが、
現時点では、
どう手術するのか?
出来るのか?
でも、このままじゃ困る。。。状態です。
担当医師には、
多大なご迷惑をお掛けすること、重々承知しております。
すみません。

ただ、今より悪くなりそうな気もします。。。
再手術を受けるか否かを判断する事が出来ません。
脊索腫の情報が少なすぎます。

重粒子線治療を受けて、1年半。
骨の方より、
脊索腫の方が気になります。

「手術中、写メ撮って。」とお願いしたら、失礼でしょうか??
前回、12時間の手術でしたからね。
失礼ですよね。。。

家族として、出来れば手術は受けさせたくない。
リスクもありますが、
失われていくものが多い。

高齢の父の場合は、
時間、
体力、
気力、
希望、
そして、認知。。。

それでも、
これからのためには、
今できる治療を、
今受けなければ、ならない。。。
先の事は、医師にも分からない。

これが最後の手術になると、願うばかりです。

脊索腫と闘う他の患者さんのためにも、
受けれることを受けて、
一日も多く長生きしてもらいます。
脊索腫の兆候が見られてから、2年。
まだまだ、これからですね。