父の脊索腫治療記~重粒子線治療、頚椎後方除圧固定術~転移

脊索腫で重粒子線治療を受けた父の記録です。
最初から読まれる方は、バックナンバー2011年11月からお読み下さい。

5 重粒子線治療リハーサル

2011年11月19日 15時27分48秒 | 脊索腫
入院前日は、
外来にてリハーサルをした。

固定具を造った時に使用する服装は、
なにかと必要になるので、外来時には毎度持参した方がいい。
リハーサル時にも必要だった。

重粒子線治療室は、
重粒子センター病院の地階から通路を通って、
隣接する棟の地階につながっている。
そこから更に地階へのエレベーターに乗る。

看護士が案内してくれた。
所々に英語の記載がある。
外国人の患者も受け入れていると言う。
通路には、絵画や写真ポスター、患者からの絵手紙が飾られていた。

この重粒子線治療は、日本とドイツにしかない。

海外 癌医療情報 リファレンスには、

脊索腫の効果的な治療法はほとんどなく、治癒もしない。
と書かれているのに、驚いた。

リハーサルは、1時間半くらいかかると言うので、
一人、重粒子棟のレストランで昼食をとり、
男性は主に5階に入院するというので、見学させてもらった。

5階の婦長に案内され、
室内の設備、食事をするデイルーム、浴室を見せてもらった。

父は首の骨折のため、足元が見えない等の注意と、
入浴用の頚椎サポーターを洗った場合の干す場所など、アドバイスを受けた。
(骨折を防ぐため、入浴時は、ハードサポーターを装着していた)

お年寄りは、スリッパよりルームシューズが言いと教えてもらったが、
父はまだ大丈夫だった。

デイルームには給茶機があり、
お茶、ウーロン茶、お湯、水が出る。
飲食の持込禁止とあるが、婦長曰く「生物は困るだけ。」とのこと、
なので、インスタント珈琲等を持ち込むこともできる。

入院食は、父曰く、おかずが少ない。
若い方は、副食になるものを持ち込んでいたらしい。
個人用の小さな冷蔵庫が各人分、デイルームにある。

食事には、マグカップ等を持参するらしい。
スプーンを部屋に忘れて、
ゼリーもおかゆも箸で食べたと言っていた。

納豆が出たことがあったと言っていたので、
血圧の降下剤のため食べれないと、先に申し出でおけばよかったと思った。

デイルームには大型TVと書籍・マンガがたくさんあった。
治療の順番を知らせる掲示板があるが、
父には細かくて見えないようだったし、
毎度看護士さんが呼びに来てくれていたと言う。

別のブログで得た情報だが、
入院室には時計がないため、
目覚まし程度の時計があると便利だとあったので、
¥100ショップで購入した。
これは、とても重宝したらしい。

浴室には洗面器がないので、入院の持ち物にも必要と書いてある。
シャンプーはリンスインのボトルを持たせた。
小さなフタだとなくしやすいので、ボディソープではなく、
石鹸を石鹸箱(¥100ショップで購入)に入れてもたせた。
ちなみに、入浴は一日おきで、部屋ごとに順番が回ってくるが、
遅い時間なら、順番なく入れるらしい。
土日月は、シャワーしか使用できない。

うちの父くらいの年になると、
入院中、暇すぎてボケる可能性があるので、
持参する高血圧の薬は、
曜日・朝昼晩別になる容器に入れた。

薬は入院時に全て提出するが、
入院中外泊しても、別の病院で処方を受ける事が出来ない。   ←ここポイント
だから、退院までの分を大目に用意しなければならない。

これは、入院中、代理で内科を受診した際、
内科医にも言われた。

幸い、薬のストックは、コレクションかと言うほど、家にあった(爆)

重粒子線の治療を受ける前に、
本人か家族は、
重粒子医科学センター病院のサイト内を全て理解しておくことをおススメします。


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