このままの自分でいればいいという。
やがて変わってゆく自分がいるという。
変わってゆく自分を受け入れるまでに。
どのくらい時間がかかるのかわからず。
否。
時間が解決するものなのかどうかすらもわからず。
意外と単純なモノなんじゃないのかと思ったり。
それでも積んできたものはあまりにも大きかった。
大きく深く刻み込まれ。
息がつまりそうな思いがしたり。
わがままをまた…。
ぶち壊してしまいたいような気持に駆られたり。
時には自分を傷つけ。
考えて、考えて。
それが僕の精一杯の。
相手を思いやる気持ちなんだ。
それでもまためぐり逢えたら。
それこそがホンモノであって。
今それを求める必要は。
もしかしたらなくって。
色んな色が僕の頭の中をめぐり。
最終的にはいつも同じ色に行きついて。
ミントブルー。
あの青い空の澄み切った向こうに。
僕は一生懸命傷をこすった。
ゴシゴシ。
少しは目立たなくなったかな。
同じように今度は。
自分の傷もこすっている。
傷は心なしかひどくなっていった。