なにがあってもアイシテル

2015年12月6日（日）　大分0-1町田　＠大銀ドーム

J2J3入れ替え戦の第2戦。まけた。

入れ替え戦、2連敗して大分はJ3降格が決定しました。



開始早々の高松くんのヘッドが決まっていればなあって思うのです。
高松くんのあのPKが決まっていればなあとも思うのっです。
でも、PKとめられたのって、運だったと思う。
かたや町田はPKをものにしてJ2へ。

シーズン開始から主力が怪我で離脱、謎のゴール取り消し、ブラジル人不発と、
狂いだした歯車をとうとう元に戻すことができなかった。

だからなんだか、昨日の負けも、決まっていたことのような気さえしてしまいます。

試合終了後は、「今日は選手たちまあまあいいプレーできたよなあ。」とか思うくらいで、
なんだかぼんやりしてしまいました。


選手が登場した時のゴール裏。

ゲーフラ作成イベントもあって、いつもよりたくさんのゲーフラがあがり、とても楽しかったです。

町田サポさんたち、はるばる大分まできてくれました。




一人一人の選手の顔ゲーフラかな？ステキ。



お客さんがとても多い。14000人を超えました。


いつ以来だろ、こんな風景（T_T)


コレオもとても素晴らしかった。
ゴール裏でコレオつくってたから写真とれなかったけど、
バックスタンドにビッグフラッグが4枚あがったのは壮観でした。


結構大分が支配してた時間も長かったんだよね。
でも今年は最後の最後まで、決定力不足に泣かされました。
DFが二人もレッドで不在だったけど、守備はよくがんばってくれたなあ。
1点とれれば。あの時1点先制できていれば。
PKの前に高松がもし傷まなければ。
あのパスが来たときゴール前に飛び込むタイミングがあっていれば。
パウリーニョをもっと早く投入していれば。

いろんなたらればがあるけれど、
一番悪いのは、失点してから連携がばらばらになったこと。
あきらめくせがついたのかしら。ぽろぽろと脆くくずれていった。この一年を象徴するみたいに。


負けた。J3に陥落した。



泣きやまぬ為田にベンチコートがかけらた。



バックスタンドに挨拶にいった選手たちがずっとうつむいたまま動かない。
ほんとにじっと動かない。
その光景に、思わず「いやぁ。。」という声をもらしてしまう。

やがてとぼとぼゴール裏に来る彼らに
こちらもどうしたらいいかわからなくて
みんな呆然としていたように思います。


為ちゃんはやはりベンチコートをかぶったままでした。






カメラのモードを切り替えないままだったから、変な画像になってしまったけれど


悲痛なこの一瞬一瞬を忘れてはいけないので。



あまり覚えていないけれど、サポーターたちはほんとに静かだった気がします。
一生懸命だった分、むなしいし、
選手の気持ちも伝わる分、何も声を発することができない。



そんな時、お友達が「あ、土岐田！？」


見ると、遠く町田側から、二人の選手がこちらに小走りでやってくる。
去年までうちにいた土岐田と増田！


「トッキー！マグだ！！挨拶にきてくれた！」


でも、二人はとてもゆっくり走りながら、
二人そろって片手で顔の下半分をおおっている。

二人とも、こちらに到着するずっと前から、こみあげてくるのを手で必死におさえてたんです。


深々と頭をさげる二人は


泣き顔で


あんまり泣くから


こっちも号泣になっちゃって。
なんなの。
負けた瞬間よりも、選手たちが挨拶にきたときよりも、
めちゃめちゃ涙こぼれて嗚咽がもれて
なんてことなの。

大分のために泣いてくれる二人に泣かされてしまった。




泣いて泣いてなかなか立ち去らない二人がやっと彼らのホームへ帰っていくとき、
トッキーは一人また振り返り、また一緒に泣いてくれました。


いかん、こうやってアップしてるだけでまたぐしゃぐしゃ。
なんだか、可愛がってた子供が旅立っていくような。



呆然自失から、二人に涙腺崩壊させられて、感情がゆすぶられてもうどうしていいかわからなくなった時、

「トーリニータ！」ってコールが沸き起こりました。

トリニータコールをするときは、いつも目の前に選手がいた。
試合開始前、鼓舞するために。
ピンチになったとき、後押しするために。
だから、トリニータコールはいつも両手をあげる。
目の前の選手たちに、この想い届け！と魂を投げ出す。

だけど、はじめてだった。目の前の誰かにじゃなくて、そうまるで、サポーターが自分のために、自分がんばれっていってるような。いや、サポーターがサポーター自身であることを確認するような。サポーターが、自分がトリサポである誇りを声たからかに叫ぶような。
何があっても愛してるって。

トーリニータ！って叫ぶとき、とてもはれやかな気持ちになれたの。

すごい苦しみをのりこえたような、これからますます苦しむだろうけれど、なにかひとつオトナになれたような感じ？
いや、十分年とってるけどｗｗｗうう、この気持ち、言葉にできない。


つらいけれど、決して不幸ではないんだよね。
トリニータのために泣き笑いできるってことは。


はあ。なんかさっぱりしたねってお友達と話しました。
長い苦しみからやっと解放されたって言ってるお友達もいました。
もう降格の恐怖におびえることはない＾＾

今はまだ落ち込んでいるけれど、きっと来年は来年で楽しめます。
そんな気がする。


選手に感謝。社長に、監督に、スタッフに感謝。
スポンサーに感謝。「トリニータ大丈夫？」って気遣ってくれた人々に感謝。
サポーターに感謝。
ありがとう。つらかったけど、こんなに苦しむことができる私たちは幸せや。