aoism. - blog -

心に移り往く、日々の由無し言.....

感想への感想 3 -詩と小説の違い-

2004-09-21 | 文芸全般
長い話になっているので、結構続き物として書いてしまっているわけですが(:.;゜;Д;゜;.:)
特に、大した意味もない内容ですw
まぁいいか。

さてさて、今回から少し具体的なクレームが入ってきます。

・・・詩集として不備があるわけではないのだが、写真詩集として鑑賞することで、
よりいっそう味わいが増す。
特に「(№13)」などは、(中略)心に残る一作となっている。
しかし、「(№4)」や「(№33)」などは、写真と詩がマッチしてないようにも思われた。
相乗効果を発揮するよう、写真と詩の組み合わせには工夫が必要である。

写真は詩を引き立てるという重要な役割を担っているので、
基本的には一作品につき一枚の写真を付すのがよいだろう。
あるいは、詩だけでも存在感を示せる長めの作品には、写真を付けないという方法も考えられる。

もうひとつ、一作品につき一枚の写真を付すとしても、
全51編の作品を取捨選択し、コンパクトに纏(まと)めるという方法もあるだろう。
なお、構成に関して言うと、空をモチーフにした写真が散見されるが、
テイストの似た写真はページを散らし、一冊の中で変化をつけていくことが望まれる。
これらの写真は、パソコンの画面で見るよりも、おそらく本で見る方が美しく、
鑑賞する楽しみが増すはずだ。ぜひ書籍化へと漕ぎ着けたい。


はて、どうしたものでしょう。
うーん・・と悩んでしまう困ったコメントですね。

著者として言わせてもらうなら、上記の意見はもっともで当たり前なだけで
それ以外の何物でもないわけで・・・
そして、今更写真の有無についてを言われても「?」ですよね。
私は写真詩として出しているわけですから。

写真が詩に合うか合わないか。
それを言っちゃぁお終いよってなもんですw
どうしたって「詩≠写真」ですよ。イメージであってイメージでない。
そこらへんは読み手の感性の問題。
もちろん、あからさまに(違うんじゃないの?)って写真は使ってないつもりですけどw

『空のひつじ』というくらいですから、自分的には空の写真が少ないと思うくらいです。
「テイストの似た写真」という把握の仕方を、どうかと思うのは私だけでしょうか?
まぁ所詮は素人写真なんですが(´・ω・`)
小説の場合とはまた、捉え方が違ってくると思うんですけど、
詩のアドバイスっていうのは難しいですよ、うん。
小説のような文章ほどの明らかな直しっていうのは
とっても曖昧なので。
本人が「これはこうなんだ」と思うなら、それが一番正しいことになるわけで。
そこは作者が絶対ですょね。詩は。

ところで、この文面からは相手の本音が見え隠れしていることにお気付きでしょうか。
批判的なところを言われてとか、そういうことでは全くないので悪しからず。

実は、純粋にこの本を良くする為の意見ではないんですね。
いかに安いコストで、自分達の考える売れそうな本に仕上げるか。
それがよく表れていると思います。

作るからには売れる物を!というのは間違ってないと思います。
むしろマンセーv
だからといって、読み手を意識し過ぎた作りや自社コストを抑える為の作りで
結果的に作品の持ち味が違うものになってしまったらどうでしょう。


本は売れない時代だから、と二言目には誰しもが口にしますが
結果的にアドバイス通りにしたからといって、売れる人は一握り。
それならば自分の意思をある程度通したまま出版した方が、
とても納得のいくものになると思うんですけどねぇ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿