日々雑感  ~ 青亀恵一

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悪あがき

2007-10-13 09:10:51 | スポーツ
悪あがき


11日、東京・有明コロシアムで行われた
WBC世界フライ級王者・内藤大助への世界初挑戦では、
事前に期待もあった。

上昇気流 ? の亀田ボクシングがどのようにチャンピオンに通じるか。
「もしかして・・・・」という気持もあり、
久方ぶりに、興味深い試合であった。

事前の亀田側の不埒な挑発に、冷静に応えていたチャンピオン。

試合が始まって、4回毎に得点を発表した。
終盤になって、大差をつけられた亀田大毅は、
もはや、ノックアウトしか勝つことが出来ない。

しかし、ポイントの差は縮まらない。

最終ラウンドに暴挙に出た。
倒れているの相手の頭を小突く、
抱えて投げるなどのレスリング行為を連発。
減点3を受ける醜態をさらした。

悪あがきで最後を締めくくった。

素行の荒さや口や態度のでかさが目立つ亀田家だが、
強さのためにマスコミがはやし立てた。

確かに、家族愛は強い。
「素行の荒さや口や態度のでかさ」には目をつぶり、
「家族愛の強さ」にスポットを当てて、取り上げてきたのではないか。

今、失われつつある「家族を愛すること」は、特筆できる。
ただ、その愛は、単なる自己欲の家族版ではないのか。

相手や敗者に対する姿勢を見ていると、蔑視している。

基本的に、その根底にあるのが、「愛」ではなく、
「欲」なのではないかとも見え出した。

近々、処分が検討されるそうである。

本人は、「負けたら、切腹する」といった。
そして、チャンピオンを「ゴキブリ」呼ばわりした。

親も親なら、子も子だと言いたくないが、
最大の反省は、しなければならない。

まだまだ若い。
その人生を「家族愛」の名のもとに、
「欲」との区別をなくしてしまった事に
親はどうするかが注目される。

けんかファイトも本当のけんかにしてしまっては、
意味が無い。

「悪あがき」で試合を汚してしまった。
いざというときの態度で、その人の質が見えてくるものです。


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