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日本風力開発株式会社はどうなるのだろう2 対象会社の問題点

2010-07-21 11:59:53 | 低周波被害

 我が家のアジサイの花が終わり、剪定を済ませて、しばらくしてカサブランカが咲き始めた頃の2010/07/15「日本風力開発」は外部調査委員会調査報告書受領ならびに過年度決算の訂正および平成22年3月期決算短信の訂正に関するお知らせをIRにアップした。

 43ページに及ぶ長文の上に、グダグダ長たらしい文章で、読む気がしないが、それは回りくどい何とも解りにくく、如何にも「読みたくない」と言う気分にさせる代物である。と言うことで、一応本当に目を通しただけだ。
 そもそもが、会社の意向にに沿った無理無理ムードに満ちた文書である訳で、でなければ素直に、「前監査法人」の言うとおりにしていれば良いのであって、それが「したくない」のか、「できない」それなりの理由が有ったわけだ。つまりは、「前監査人の指摘」を何とか逃れるための手間暇であるには違いなかろう。

 従って、結論は、読むまでもなく、文頭の以下の点に尽きるのであろうが、それに依れば、十全に会社側の思うようにならなかった訳だ。

 ”調査報告書では当社過年度決算について、「過年度の決算処理が現行の会計基準を逸脱するものであるとはいえない」等、との評価を受けておりますが、一部の処理につきましてはより保守的な会計処理により「過年度修正を行うことも、一つの判断としてはあり得る。」との指摘も受けております。当該調査結果を受け、当社の一時会計監査人であるやよい監査法人と協議の上、本日開催の当社取締役会にて熟慮した結果、当該会計処理について過年度決算の訂正を行うこととしましたので、下記のとおり、お知らせいたします。あわせて進行中の一時会計監査人による平成22年3月期決算の会計監査において、平成22年5月14日に発表いたしました当社決算短信の一部決算処理に修正を要するとの指摘を受けました。当社として検討の結果、同決算短信の修正を行うことと致しましたので、下記のとおり、お知らせいたします。”

 この”作文”自体が何ともそもそもの無理無理さを醸しているのだが、この文を素直に解釈すれば、「今般の会計処理は法律違反であるとは言えない、が、どうも今回の問題の本質である過年度決算の修正はどうもしなければならないようで、仕方ないのでします。」と言うことであろう。続く

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3 Comments

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事前の発注 (ていねーまん)
2010-07-23 17:36:04
風車、蓄電池。とても微妙なところで発注処理していますよね。補助金の規定の採択前発注禁止を逃れるための合法的?な処置でしょうか
覚え書きはかってにだせるものではないでしょうし、個人に責任転嫁
でも、どうも蓄電池のやりとりのゼネコンとか、この会社のIRの第三者の報告書と、前田建設工業のIRレポートを読み合わせると、ピタリ一致するんですよね
吹越風力開発を、前田建設が受注したことがIRされていますし、この会社の報告書での蓄電池の会社匿名と、吹越の匿名が同じですし、前田建設が蓄電池を買っているようです
やはり補助金の運用上は、事前発注や代理店手数料分の建設コスト上乗せによる補助金の過大請求は問題ではないでしょうか
返信する
お詳しいですね (管理人(矢田野鴉))
2010-07-23 20:51:29
ていねーまん さん 
コメントありがとうございます。
非公開希望のコメントは時々有るのですが、
基本的には非常に盛り上がらないブログ&サイトです。

>この会社のIRの第三者の報告書と、前田建設工業のIRレポートを読み合わせると、ピタリ一致するんですよね。

私は蓄電池の話が出てきて話が一層混乱しました。
いずれその分も建設費の一部となるのでしょうか。
それまでは手数料は丸儲けなのか…。

それにしても風車子会社は、元々”一体”の水増しのための、一時見せかけ、トンネル会社なのですから、
>建設コスト上乗せによる補助金の過大請求
をしても詰まるところは、マルッと会社の借金として残るわけですが、
ただそれが同時に資産=資本としても残る訳で、
風力発電会社の「固定資産」は相当割り引いて見ないといけなはずなのですが…。
こうした素人でも想像が着くような事がまかり通って良いものであろうかと、
他人事、いや税金が絡んでいるかそうではないわけで、危惧するところです。

その例が、昨年、補助金補給をキュッと締めた、だけでもないでしょうが、今回の日本風力開発のていたらくですから
極めて脆弱な基盤な企業スキームなのでしょう。

で、まー、補助金体質であれば、間違いなくどこかで政治家が絡んでいるはずなのですが、
出てきませんねー。ホント不思議です。

一方、株式的にはもう滅茶苦茶で、
完全復活どころか、海外進出、発電量の全量買い取りとかで盛り上がっています。
もし、これで企業倫理的に問題無いとすれば、ホントに国策企業と言うことになるのでしょうが、
少なくとも世界基準的財務的倫理からは外れているような気がするのですが…。
返信する
補助金分は (ていねーまん)
2010-07-23 23:16:12
>建設コスト上乗せによる補助金の過大請求
をしても詰まるところは、マルッと会社の借金として残るわけですが、
ただそれが同時に資産=資本としても残る訳で、
風力発電会社の「固定資産」は相当割り引いて見ないといけなはずなのですが…。

これ、初期投資が嵩んだとしても、初期投資に対して補助金が1/3位でるので本来、投資そのものではないような「手数料」という利益に対しても1/3の補助金がでればウハウハです
変なビジネスモデル、というかグレーなモデルですね

あと元資源エネルギー庁長官を副会長に迎えるなどなんか変ですね

株式的にはもうデイトレーダーの世界ですのでほっておけばいいのでは
返信する

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