時事通信 12月19日(金)18時24分配信
家庭用電気給湯器「エコキュート」の低周波音による睡眠障害などの健康被害ついて、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は19日、「エコキュートの運転音が発症に関与していると考えられる」とする最終報告をまとめた。耳に聞こえにくい低周波音も「関与している可能性がある」と指摘した。
被害防止については、発症に個人差があり「根本策を示すことは困難」だが、寝室のそばへの設置を避けることなどに「一定の効果があると考えられる」とした。
事故調は、隣家のエコキュートの運転音で不眠になったとする群馬県の夫婦の申し出に基づき、調査を開始。類似する18事案を含め、現地調査を実施した。