”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

騒音はどこまで気になる?「大通りや高速道路沿いのマンション」実際の住み心地

2022-05-01 11:37:03 | 低周波被害

 ダンプが行き交う道路際に住んでいた私を、とにかく音のしない場所を求めて彷徨させる”基地外”にさせた#低周波音被害と言うモノは、やはり、”普通”の人には理解し得ない異様なモノであろう。

被害者がそう思うのだから、被害者で無い人(科学的知見をつくる人、ましてや、裁判官なんぞ)には理解しえ無いのもやむを得ないだろう。


 物件探しにおいては、場所・価格・広さ・間取り・駅からの距離・日当たり・築年数等、人によって重要視するポイントは様々だが、騒音も大事なポイント。「うるさくてもいいや」という人は少数派ではないだろうか。しかし日本の住宅事情では、大通り沿いや高速道路沿いにも物件は多くあり、実際にそこに住んでいる人も多い。はたしてその住み心地はいかがなものか、聞いてみた。

 神奈川県に住むトシアキさん(50代/男性)はすでに20年近く、首都圏の大動脈である国道沿いのマンションに住んでいる。目の前の道路は片側2車線で、昼夜を問わず凄まじい交通量で、付近の地名はラジオの渋滞情報の大常連。なぜそんな場所を選んだのか?

「私は一戸建てではなくマンション希望でしたが、どうしても住みたい街があり、予算と合わせて検討すると、国道沿いのマンションしか選択肢がありませんでした。大通り沿いというマイナスポイントがあるので、相場よりも少し安かったのです。

 モデルルームでは、何度も騒音について説明を受けました。当時カセットテープに録音された現地の“騒音”を、ラジカセで聞かされたものです。窓を開けた時、続いて窓を閉めた時の騒音レベルを体験した結果、我慢できるレベルだと思い、購入を決断しました。それから20年近く住み続けていますが、事前に覚悟していたこともあり、騒音は“思ったほどではない”という感想ですし、新築だったからか振動もありません。

 確かに国道沿いで騒音はありますが、私としては、無理をしてでも住みたい街を選んだのは正解でした。交通の便が非常に良いので、住みたい街として注目度が下がることはなく、住宅価格も上昇。まもなく築20年ですが、売りに出せば買った時とほぼ同じ価格で売れそうです」(トシアキさん)

車を持っていると買い物はかなり便利

 神奈川県に住むミカさん(30代/女性)は、人生のすべてを幹線道路沿いで過ごしてきた。

「私の実家は、国道と高速道路に挟まれた場所という珍しい立地のマンション。国道からは一応20~30m離れていますが、高速道路はまさに目の前。交通量はどちらもハンパではありません。ただ、部屋は10階なので国道側の騒音は少し気になる程度ですし、高速道路側は二重窓になっていて、騒音はほぼシャットアウトできます。

 自分が車に乗るようになって、国道沿いは便利だと実感するようになりました。近隣にはロードサイドによくある大型店舗がたくさんあり、買い物はとても便利。高速道路の入口も近くにあり、気軽に遠出できます。街灯が煌々と点いているので、帰りが遅くなった時も安心です」(ミカさん)

 東京の下町に住むユウコさん(40代/女性)は、目の前が片側3車線の都道で、さらにその上を高速道路が通る、かなり騒音が気になりそうなマンションに住んでいる。

「窓を開けたらテレビの音が聞こえないぐらいうるさいですが、騒音は階数によってかなり差があるみたいです。子供が生まれてからマンション内に“パパ友”や“ママ友”がたくさんできましたが、道路に近い下の階は上層階よりうるさく、高速道路が目の前を通る階の部屋の人は、『洗濯物は汚れるので外には干せない』と言っていました。下層階はフィルターの汚れ方もスゴいそうです。

 便利なのは目の前にバス停があり、路線バスが使えること。複数の路線があって重宝しています。あと、タクシーがすぐつかまるのも便利。タクシーで帰宅する時に道の説明がしやすいのもメリットです。

 誤算だったのは、救急車のサイレンでしょうか。基本的に騒音は窓を閉めれば気になりませんが、サイレンだけは別。近所に大きな病院があり、昼夜を問わず救急車が通りますが、サイレンだけはまったく慣れることがありません」(ユウコさん)

リビングがどちら側かは要チェック

 やはり大通り沿いならではの問題はいろいろあるようで、とりわけ騒音は我慢できる人・できない人の差が分かれそう。ただ、諸々の問題もそれなりに対処法はある。

「我が家の場合、国道側は廊下なので、生活空間は比較的静か。幹線道路沿いの物件に住むなら、リビングがどちら側なのかは絶対にチェックした方が良いと思います」(トシアキさん)

「基本的に四六時中、窓を締め切っているので、我が家では空気清浄機が流行る前から、かなり高級な空気清浄機を導入していました。洗濯物の汚れも気になるので、外干しはせず、室内乾燥機を使っています」(ミカさん)

「引っ越す時に、不動産屋に『場所が場所なので、建物はかなりしっかりした作りになっています』と言われましたが、実際、上下階や隣室の音が気になったことは一度もありません。遮音に相当こだわったマンションもあるということですね。ご近所さんは『昔は暴走族がうるさかった』と言っていましたが、今はそういうこともありません」(ユウコさん)

 100点満点の住まいを探すのは至難の業。気になる物件が幹線道路沿いにあるという人は、ぜひともご参考にして頂きたい。


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