財団法人キープ協会 あんしんの森プロジェクト

東北関東大震災被災者支援 「子どもとそのご家族」避難受け容れプロジェクト

第12日目のご報告

2011年04月01日 22時44分55秒 | 日記
今日の清里は、気持ちよく晴れ暖かい一日となりました。

■ 第12日目 ■

子どもたちは、今日も森で長い時間をすごしました。
11日連続、毎日外で遊んでいるので、気持ちは元気でも体は少し疲れ気味の子どもたち。
ぽかぽか陽気に、日向ぼっこをしながらお昼寝をする子、
はだしになって日光浴をする子など、春の森でゆっくりと過ごしていました。
でも中には、「暑い!」とズボンを脱いでパンツ一枚で川遊びをする元気な子も。
のんびりしたい子にとっても、まだまだ元気な子にとっても、今日は絶好の森遊び日和でした。

▲森の中でお弁当。今日も厨房のスタッフが森まで届けてくれました。

兄弟以外の子と手をつないだり、おんぶしたりが当たり前の光景になっている元気っ子。
小学生や高校生が、小さい子の面倒を本当に良く見てくれています。

▲午後、眠たくなった小さい子を乗せて、キープ自然学校へ戻る坂道を登る小学生。

また、森から帰ってきたあとは、ご家族ごとにファームショップへ出かけ、
清里名物のソフトクリームを召し上がっていただきました。


皆さんの多くが住んでいるいわき市では、4月6日に小中学校の入学式、4月7日に
幼稚園の入園式が行われることが決まりました。
こちらでの生活で落ち着きを取り戻し、愛するふるさとで皆さん自身の生活を
再建する前向きな気持ちが生まれていた皆さんですが、入学式や入園式に向けて
現地での生活の目途がついた8家族中6家族25名の皆さんがいわき市へ戻ることに
なりました。
少し余裕をもって現地での日々をスタートさせるため、明日早朝のバスでいわき市に
お送りします。

皆さんが数日前から進めてくださっていた支援物資の仕分け作業も、今日は仕上げの
梱包作業まで行い、バスに積み込む準備ができています。
明日はいわき市と、避難所のある郡山市、須賀川市を回り、それぞれ必要なところに
必要な物資をお届けします。

今回お戻りにならずキープ自然学校での生活を続ける皆さんと、再びふるさとでの
生活再建に向かう皆さん、それぞれに必要な支援の形は変わってくると思います。
私たちも今後どのようにお力になっていけるか、引き続き、皆さんや関係機関との連携をとりながら考えていきます。