徒然になってないよ

読書の感想を書いたり、趣味の創作についての話を書いたりの趣味ブログです。

パクリ作品の話

2024-04-27 10:52:11 | 読書の感想

ピッコマで漫画読むのがルーティンなんですが、昨日思いっきりパクってる作品を発見してしまい、もやもやしています。

↓問題の作品

この王様すごい迫ってくるんですけど!?~古代エジプトに転生した私~|無料漫画(まんが)ならピッコマ|知音動漫

この王様すごい迫ってくるんですけど!?~古代エジプトに転生した私~|無料漫画(まんが)ならピッコマ|知音動漫

イギリス名家のお嬢様であるアイビーは、兄からもらった不思議なブレスレットの力により、古代エジプトへと飛ばされてしまう。砂漠で2人の青年に拾われたアイビーは、首都で...

この王様すごい迫ってくるんですけど!?~古代エジプトに転生した私~|無料漫画(まんが)ならピッコマ|知音動漫

 

これね……秋田書店の歴史長い「王家の紋章」という作品に類似しすぎているんですよ。

王家の紋章はいまだに完結していないタイムスリップ系歴史少女漫画なんですが、考古学が好きなお嬢様キャロルがエジプトピラミッドの呪いにかけられて古代エジプトにタイムスリップし、エジプト王メンフィスに気に入られるも、それを受け入れられないキャロル。そして腹違いの弟の妃になりたいと熱望する下エジプト女王アイシスがキャロルを暗殺しようとする……という結構ハラハラドロドロのお話なんですよ。

絵は古風で読む人を選ぶかもしれませんが、歴史好き、少女漫画が好きな人はすいすい読める作品だと思います。

当該パクリ疑いの作品との共通点は

・物語の導引がまんま王家の紋章(母なるナイルは……みたいなモノローグね)

・ヒロインが金髪碧眼で良家お嬢様

・養子の兄がいる(しかも黒髪イケメンでやり手の若社長)

・エジプト考古学に関わっている

・タイムスリップする

・奴隷みたいに連れさらわれる。連れていかれるシーンが王家の紋章のほかに、空は赤い川のほとりを思い出させた。

・連れ去った男が、王家の紋章で出てくる横恋慕イズミル王子に滅茶苦茶似ている(イズミルはヒッタイトの王子)

・きれいに磨かれて「なんて美しい」と注目を浴びながら、王宮で開かれる宴に侍る役として動員される

・王に気に入られて、側女に指名される。

 

無料部分だけざっと読んだけど、オリジナル部分が少なすぎて、ただのパクリじゃん……とげんなりした。

作家が中国の人らしく、パクリとして追及するのは難しいのかもしれないけど……韓国企業のピッコマだけならともかく、日本企業の電子書籍サイトでも公開されていてなんだかなぁって複雑な気分になる。

作家としてのプライドはないんだろうか。

百歩譲って、いまだに完結していない王家の紋章に焦れて書き始めたのなら、二次創作でやればいいだけ。これはオマージュとは言えない、パクリ作品である。絵は綺麗だけども、それまでかな。

きっとこの作者さんには王家の紋章の作者さんたちの様には描けないだろうから。

 

ちなみに既出の「空は赤い川のほとり」もパクリだってネット記事がありましたが、両方の読者である私はそうではないと考えています。

タイムスリップであり、ヒッタイトが舞台であることで、王家の紋章と被る部分はありますが、作品の雰囲気も違いますし、せいぜいアイディアが少し似ているだけかと。

アイディアを真似するのはパクリとは言えないので、こちらは違うと思われます。

 

王家の紋章、空は赤い川のほとりの両方に言えることなんですが……

私は横恋慕してくるキャラが好きみたいで、王家の紋章ではイズミル王子、空は赤い川のほとりではラムセスやルサファが好きです。

 


ヤンジャンアプリでの感想

2023-08-18 15:52:22 | 読書の感想

推しの子のアニメのそのあとのストーリーが気になってたのと、単行本未収録のシンデレラグレイの続きが読みたくてヤンジャンアプリを入れました。

ピッコマと同じく一日一話タダ読みできるシステムです。広告閲覧とかの条件達成でポイントも貰えたりする。

そんで読んだ感想。

シンデレラグレイ、やっぱおもろい。早く新刊出ないかなぁ。最新刊の後の話でバンブーメモリーが登場した回を読みましたけど、それだけでも面白かった。

最新話ではホーリックスもといフォークインが出ているし。大食漢であるオグリキャップの食事を一瞬停止させたというニュージーランドの牝馬……叶わなかった初恋と言われていますけど、いいですよねぇ。

ジャパンカップの回はまとめサイトでもうすでにどういう展開になったのかは読んだんですけど、オグリがまさしく主人公ヒーロームーブしているらしく早く読みたいです……。

サクラローレルが主人公の漫画もあったので一話読んでみたんですが、うーん……私の好みには合わないかな。

そもそもウマ娘の物語なのになんでトレーナーが主人公みたいになってるんだろうって疑問。プリティダービーやシンデレラグレイのトレーナーはウマ娘を引き立てているのになんかなぁってもやもや感。

 

そして推しの子なんですけど……絵というか線が全体的に雑に見える。

アニメの作画が綺麗だったこともあり、作画の粗さが目に余る。

それと私は演劇漫画をほかにもいくつか読んできたことがあるため、それと比較してしまう。

完結済みの青年漫画「累」……独特のタッチで読む人によっては絵柄を忌避するかもしれないが、不気味な内容と時折飲み込まれる不気味さがいい。扱う演劇テーマは実際にある有名作品ばかりで面白みはないけど、演技シーンの絵に引き込まれる。

連載中の少女漫画「ガラスの仮面」「スキップ・ビート!」両方ともメディア化している長期連載作品です。少女漫画と言って侮ってはいけないのが内容の濃密さ。スキップビートのほうはアクションシーンの作画がとってもいい。演技の作画もよい。

スキップビート描いている作者さんの前作品である「東京クレイジーパラダイス」は独特の絵柄だけど、読み慣れたらなかなか面白い。戦闘シーンが多くて見ごたえもある。あとや〇ざのおっさんがめちゃくちゃでてくるのでこれは本当に少女漫画なのか疑うこともある。

他にも演劇作品の漫画を読んでいるけど、私が引き込まれたのは上記ですかね。

シンデレラグレイの漫画家さんも上手な人だし、それらと比較すると、推しの子漫画は線が危うい感じがするなぁ……

有馬かなと姫川大輝、実力派役者同士のセリフのぶつけ合いのシーン、激しく見せたかったのかもだけど、勢いだけな感じ。これがキャラの役者としての才能を見せつけるためのシーンなのかとすこしがっかりした。

 


読み返し・ふしぎ遊戯・玄武開伝 作・渡瀬悠宇

2023-05-23 23:46:44 | 読書の感想

少女漫画の感想です。

連載時から追いかけて最終回まで読んできたこの作品。

ちょっとしたきっかけで朱雀と青龍編の「ふしぎ遊戯」のほうを読み返していたんだけど、やっぱり私は玄武開伝のほうが好きだなぁと戻ってきた。

ここはまぁ個人の趣味なんだけど、「ふしぎ遊戯」の朱雀と青龍の巫女であるダブルヒロインがあまり好きじゃないという理由がある。良くも悪くも連載当時の現代っ子って感じではあるんだけど、なんか私は好きじゃない。

あとヒーローの鬼宿よりも、柳宿とか星宿のほうが個人的にかっこいいなぁと思ったりで。ちなみに青龍七星士は軒並み嫌いかも。(作者さんはその中に好きなキャラがいるらしいけどね)

 

それに引き換え「ふしぎ遊戯・玄武開伝」は玄武の巫女であるヒロインが意地っ張りなところがあっても優しいしっかり者なキャラなので好き。

そしてヒーローの女宿はめちゃくちゃ好み。かっこいい。なんといっても、浮気しないタイプだし、ほかの女にいい顔見せないそんな硬派な性格がいい。生い立ちがかなりハードなキャラゆえなんだろうけど、本当にイケメン。そして能力を使うと女の子になっちゃうというギャップもたまらん。

他の七星士の陰に隠れることなく、目立つ存在の女宿。どちゃくそかっこいい。

読み返して最終回で泣いてしもうた。やっぱなくわ。

死を前にして、永久凍土に突入しかけた北甲国の国民のために玄武召喚する多喜子の姿はものすごくかっこいい。

そして大切な人、愛する人を続けて亡くしてしまう女宿がかわいそうで、だけど多喜子の望みを叶えてあげる姿に胸打たれる。

ヒロインが死んでしまうのでハッピーエンドとは言えないけど、綺麗な終わり方で、読後感がすごくいいのだ。

本音を言えば、多喜子とリムドには幸せになってほしかった。だけど何かを得るには犠牲を払う必要があるし、あの時代結核は不治の病だった。運命としかいいようがない。

恋愛やコメディも交えつつ、全体的にシリアスなお話だけど、私の好きな本の中の一冊です。

ところで白虎編はいつ2巻がでるんでしょうか……

 

私は漫画家になりたいと夢見た時期があり、学ぶために自分の世代より昔の漫画(それこそ祖母世代とかの漫画)もたしなんでいるのだけど、そのころの漫画で完結していない作品がいくつかある。

作者が高齢だから完結しないだろうなぁ……ともう見放しているものもあったり。

ガラスの仮面は結局どうなるんや、失明亜弓さんどうなったんや、メンヘラ詩織さんどうなるんや、と気になったりはする。でも続刊が出ないからあきらめるしかないよね。

同様の理由で、ほかの作品プロアマ問わず、昔ほど熱烈に追うことはやめたよね。アマチュアならともかく、お金が発生していたとしても打ち切りとかになるから、なるべく触れないようにしている。

昔は少女漫画で打ち切りってほぼなかったけど、2010年代くらいからちらほら見かけるようになったわ。

人気作を出した作者さんですら打ち切りの憂き目にあう世界。やはり漫画家って厳しいんでしょうね。


読書感想・ドン・キホーテ ミゲル・セルバンテス著 牛島信明訳【読破断念】

2023-04-26 15:52:00 | 読書の感想

図書館で訳者を変えて借りてきました。

前回のより明らかに読みやすくなりましたが、エキセントリックなドン・キホーテについていけなくなり、前編の18章辺りで断念。前回とそう変わんない。

理不尽な暴力に遭うかと思えが、逆にドン・キホーテ側が相手に暴力をふるったりとバイオレンス。

多分ジャンルが好みじゃないのもあるけど、馬鹿なことをしてぼこぼこにされるシーンが本当に多いので、見ていて辛いものがあった。共感性羞恥に似ているかも。

暴力シーンがまぁ多いね。主人公が自分が騎士であると思い込んで旅に出ているだけあって。ぼきぼき骨折する。今までにこんな骨折シーンが多い作品を読んだことがあるだろうか。

見ていて骨が痛くなる。

読破断念したそのあとは、ページをパラパラ流し見をして、最終話で狂気に駆られていた騎士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャが元の郷士アロンソ・キハーノの人格を取り戻し、世話になった人間へ贈るための遺言書を公証人と製作しながら、己を狂わせた騎士物語を憎みつつ、皆に見守られるながら大往生を果たすという終わり方だった。

最期の終わり方はよかったです。

相続人である姪の結婚相手には「騎士物語を知らない人間」と指定するあたり、おまゆうって感じでしたけど。

キリスト圏の話だから、宗教が絡むとちょっとわけわかんなくなるね。

 

 

 


読書感想・異世界じゃスローライフはままならない~聖獣の主人は島育ち~ ひなた丸だいや/漫画 夏柿シン/原作

2023-04-24 22:47:35 | 読書の感想

ヘビーな読書感想を前回残したので、今回はライトにネット小説原作の漫画の感想を残します。

この作品はツイッターまとめで柴犬につられて読んだら面白かったので、ネット小説や漫画を投稿できるサイト・アルファポリスで現在公開されている話全話読みました。有料になっているところもレンタルして読んだ。

無料公開になっている一話と二話目だけでも感動。アモンが忠犬過ぎて。犬好き、飼っていた経験のある人にはグッとくる内容でした。

あと漫画家さんの描く動物がかわいいの。柴犬のかわいい角度をよく理解していらっしゃる。原作者さんはいい漫画家さんに恵まれたね。

三話以降からは楽しい冒険の始まりって感じです。男性作品によくあるハーレム展開がありそうなのがちょっとあれだな。どうせなら動物ハーレムにしてほしい。

よくある主人公チートな感じになりそうだけど、できれば苦難も待ち構えているといいなぁ。アモンの出番は要所要所で絶対に用意しておいてほしい。

とりあえず柴犬アモンがかわいい。

結論。柴犬かわいい。

 

私は基本恋愛作品ばかり読んでいる人間なんですが、恋愛要素薄いものも結構面白いですね。でも基本ハッピーエンド厨なので、ハードなものは好みません。長い長い虐げシーンは飛ばします。あとで幸せが来るにしても読みたくない。

最近読むのを止めていたピッコマの作品を再び読むようになりました。

韓国の小説原作の漫画ですが、日本の作品にはない引き込まれる感がある作品が眠っているのでびっくりします。

気になってネタバレサイトで結末を確認したけど、それでも読みたくなる不思議。いろいろ読んで思ったのだが、韓国の女性って男性の胸筋がすきなのかなぁとおもったり。胸筋推しがすごいんじゃ。

それらを見ていて思ったのが、私が創作するとき、目に見えて悪役なライバルを出すので、機会があればもっとこう狡猾で曲者な強敵を描きたいなぁと。

描こうかなと途中までで止めている、プロット大方完成済みの作品に出ているわき役を主人公にして、強敵を出そうかなと考えたり。

主人公を追いつめてのどんでん返しって楽しいだろうなぁ。

でも作者よりも頭の回る敵役なんて書けないんだよなぁ。と思ったり。自動的に主人公も賢くしなきゃいけないし。賢い主人公好きですけどね。

そんでもって陰謀ものを書いていたら心が荒みそうな気がしてならない。