徒然になってないよ

読書の感想を書いたり、趣味の創作についての話を書いたりの趣味ブログです。

読み返し・ふしぎ遊戯・玄武開伝 作・渡瀬悠宇

2023-05-23 23:46:44 | 読書の感想

少女漫画の感想です。

連載時から追いかけて最終回まで読んできたこの作品。

ちょっとしたきっかけで朱雀と青龍編の「ふしぎ遊戯」のほうを読み返していたんだけど、やっぱり私は玄武開伝のほうが好きだなぁと戻ってきた。

ここはまぁ個人の趣味なんだけど、「ふしぎ遊戯」の朱雀と青龍の巫女であるダブルヒロインがあまり好きじゃないという理由がある。良くも悪くも連載当時の現代っ子って感じではあるんだけど、なんか私は好きじゃない。

あとヒーローの鬼宿よりも、柳宿とか星宿のほうが個人的にかっこいいなぁと思ったりで。ちなみに青龍七星士は軒並み嫌いかも。(作者さんはその中に好きなキャラがいるらしいけどね)

 

それに引き換え「ふしぎ遊戯・玄武開伝」は玄武の巫女であるヒロインが意地っ張りなところがあっても優しいしっかり者なキャラなので好き。

そしてヒーローの女宿はめちゃくちゃ好み。かっこいい。なんといっても、浮気しないタイプだし、ほかの女にいい顔見せないそんな硬派な性格がいい。生い立ちがかなりハードなキャラゆえなんだろうけど、本当にイケメン。そして能力を使うと女の子になっちゃうというギャップもたまらん。

他の七星士の陰に隠れることなく、目立つ存在の女宿。どちゃくそかっこいい。

読み返して最終回で泣いてしもうた。やっぱなくわ。

死を前にして、永久凍土に突入しかけた北甲国の国民のために玄武召喚する多喜子の姿はものすごくかっこいい。

そして大切な人、愛する人を続けて亡くしてしまう女宿がかわいそうで、だけど多喜子の望みを叶えてあげる姿に胸打たれる。

ヒロインが死んでしまうのでハッピーエンドとは言えないけど、綺麗な終わり方で、読後感がすごくいいのだ。

本音を言えば、多喜子とリムドには幸せになってほしかった。だけど何かを得るには犠牲を払う必要があるし、あの時代結核は不治の病だった。運命としかいいようがない。

恋愛やコメディも交えつつ、全体的にシリアスなお話だけど、私の好きな本の中の一冊です。

ところで白虎編はいつ2巻がでるんでしょうか……

 

私は漫画家になりたいと夢見た時期があり、学ぶために自分の世代より昔の漫画(それこそ祖母世代とかの漫画)もたしなんでいるのだけど、そのころの漫画で完結していない作品がいくつかある。

作者が高齢だから完結しないだろうなぁ……ともう見放しているものもあったり。

ガラスの仮面は結局どうなるんや、失明亜弓さんどうなったんや、メンヘラ詩織さんどうなるんや、と気になったりはする。でも続刊が出ないからあきらめるしかないよね。

同様の理由で、ほかの作品プロアマ問わず、昔ほど熱烈に追うことはやめたよね。アマチュアならともかく、お金が発生していたとしても打ち切りとかになるから、なるべく触れないようにしている。

昔は少女漫画で打ち切りってほぼなかったけど、2010年代くらいからちらほら見かけるようになったわ。

人気作を出した作者さんですら打ち切りの憂き目にあう世界。やはり漫画家って厳しいんでしょうね。


投稿サイトとアマチュア作家

2023-05-10 17:09:40 | 創作に関する話

今現在複数のサイトに時間差で投稿しているんですけど、場所によってうけるものが全然違うんだなと感じました。

とはいえ、もともとの場所にいた人が流れてきて、そっちでも流行するという自体が起きているので、全く違うとは言い切れないのですが。

個人サイトとカクヨムでは常連さんが数人読んだだけの作品が、アルファポリスでは完結と同時にグワッとフォロワーが増える。

すごいな。

おそらくテーマ選択が原因だけど、アルファポリスで人気の「婚約破棄」「ざまぁ」とかではないのに意外でした。

私の好む作風はアルファポリスではうけないから期待してなかったんだけど、ここまでとは。やっぱテーマがすべてなんでしょうね。残念ながら流行のテーマは私が好まないので書きませんが。

 

個人サイトやカクヨムとか全然読まれなくなっちゃったのでやる気をなくしていますけど、めちゃ応援してくれる読者さんがいるから義理で離れないでいる形です。

個人サイトには広告カットにお金支払ってきましたが、次からは広告表示でいくことに決めました。

そもそも個人サイトは避難先として作った場所ですし、私は広告ブロック使用しているので特に問題ないんですよね。

 

ちなみに小説家になろうは数年前まで活動していたんですが、悪意あるコメントを数回うけて、匿名掲示板でも貶されて、今では編集画面を開くたびに吐き気を催すようになったので読み専門としてアカウント残しているだけになります。

応援してくれる人もいたんですが、文句に似た揚げ足取りな感想をもらうとやる気が削げるばかりで、ダメですね。なろう独自の便利な機能もあるんですけど。

投稿サイト全般に言えることですが、赤の他人だし友達じゃないのに無礼なコメントを送ってくる人が多すぎなんですよ。

自由に書けない感じがするのは気のせいですかね。ある程度の制約があるのは理解しているんですが、線引きがあいまいですし、それを守ったうえで書いても読者の鋭い突っ込みを受け入れなくてはならないというのは。取捨選択が苦手な私はまともに受け入れていた為、病みました。

私の書きたくない方向へ誘導させようとする読者もいました。やんわりお断りしましたけども。

暴言吐いてきたやつを見返してやろうと精魂込めて描いたこともありますけど、ただそれだけです。揚げ足取りしてぼろくそに批判してきた人が読んでいるとは限らないのですから。あと、どうでもいい場所を悪く言って悦るような人間もいましたし。

無駄でした。

プロの作家は今で言えばネットで直接感想を聞くことがあるでしょうが、基本出版社の担当が間に入ってから選別してくれるといいますし、お金をもらっているプロだからアマチュア作家とはわけが違いますしね。

何度も創作を辞めようと思っては踏みとどまって書き続けてきましたが、公表する形をあの時点でやめておけばよかったのかな。

 

承認欲求は邪魔だと思っていましたが、ある程度持っていたほうが創作意欲がわくのかもしれません。


ウマ娘のアニメ

2023-05-03 21:40:48 | 日記

ウマ娘はどこにでもある萌アニメだと忌避していて、最初アマプラで一期の序盤を見ていたけどすぐに視聴中断した。

それからしばらくしてから当時契約してたdアニメで一期を頑張って視聴してドはまり。引き続き二期まで見た後、ゴールドシップのキャラに受け、コミック「ウマ娘シンデレラグレイ」で発火する。

しばらく1年くらいはハマって、実際の競馬動画観たり、漫画読んだりしていた。今もシンデレラグレイは新刊発売のたび購入している。

オグリキャップかっこよすぎ。

ぜひともオグリキャップを主人公にしたシンデレラグレイをアニメ化してほしかったけど、今YouTubeで公開されているのは別のウマ娘……

ウマ娘熱も冷めたし、もういいかな……って思っていたんだけど、今日何となく視聴。

一話目でちらっとオグリキャップとテイエムオペラオーの絡みがあったことに感動。テイエムオペラオーはオグリキャップの活躍のおかげでクラシック出場できたんだもんね……

ていうかメイショウドトウとテイエムオペラオーがアニメ内で仲いいんだけど、実際はドトウ陣営がオペラオーの善戦にピリピリしていたのに、仲いい設定にしていいのかな……

主人公格のナリタトップロードとアドマイヤベガとテイエムオペラオー。

私は初見、テイエムオペラオーのノリが苦手だったけど、一話目で努力家な面が見れたのでそこは好感触。

アドマイヤベガは闇を抱えてそうだけど、人間臭さが滲んでいるのがいい。

そんでもってナリタトップロードが優等生という設定どおり、いい子過ぎてなんか感情移入できなかった。

ウマ娘一期の主人公スペシャルウィークもいい子過ぎて、最初アニメで観てると慣れなかったから、見ている間に優等生のキャラに慣れるのかもしれないけど……正直もっとこうドロドロしたものを抱えていたほうが見ごたえあるというか。

だから2期とかいいよね。トウカイテイオーの度重なる怪我と絶望。ライバルメジロマックイーンの絶望的な病気の発覚と慟哭。ヒールと呼ばれたライスシャワーの回とかもよかった。2期は泣くことが多いシーズンだった。

シンデレラグレイにしても、栄光と嫉妬と苦悩と、思いっきりぶつかっているのが人間味あってとても見ごたえがある。

とりあえずもう一度見たら面白いと感じるかもしれないので、日を改めて見返したいと考えている。


創作と現実の違い

2023-05-01 08:19:22 | 日記

先日ネット動画でとある精神障害の特集(何の動画かはぼかします。)があり、その病気の内容は、過去知り合いに同じ症状の人がいたため、何となくわかっているので動画は見ないで、コメント欄をざっと見ていたら、「結婚して夫に愛されたらよくなった」「旦那のおかげでよくなった」というものがあった。

その夫が不貞したり、裏切ったらまたぶり返すの?って夢のないことを思ってしまった。その愛がずっと続く保証はあるのかい?って。

人間なんてすぐに裏切るし、自分勝手な生き物だよ。

私はその精神疾患ではないタイプの症状に悩まされてきたけど、病気の苦しみ自体は何となく想像できる。しかし思うのだ。

素人の配偶者は支えになっても根本的な治療にはなってないと思う。共依存とかそういう感じで逆に危ういんでない?と思ったりね。

割とその疾患は環境に恵まれていてもとあるきっかけで発症するからわりとポピュラーだけど、正直第三者には理解できない病。

私はいろいろと病気持ってるけど、周りの人なんてなんもしてくれないし、身内ですらそこまで理解してくれない。なんなら無神経な言葉言ってくるし。

愛で何とかなると思ってるならそれは危険な考え方だと思う。

普段恋愛ものの作品を書いているくせに夢も何もない考えに陥った自分に自己嫌悪しつつ、でもやっぱりプロの治療を受けて寛解したわけじゃないのに「愛の力で治ったわ!」ってお花畑思考になるのはすこし楽天的かなって。

うつ病患者とかも一瞬よくなったりするけど、そういう時に自殺に行動を移す患者も多い。(どん底の時は何もやる気がないから)

だからくだんのコメントを書いた人は今一度よく考えたほうがいいと思う。直接は言わないけど。

 

創作の世界では愛を思い描けるけど、現実を見るとばっかみたいと冷めた視線を向けてしまう自分がひねくれてて本当に困る。

恋愛もの向いてないのかなと思ったりするけど、そのほかの話は思いつかないんだよなぁ。創作の世界は自分で作り上げられるから夢を見ていられるんだけどさ。

人同士って分かり合えないことが多いし、一瞬で信頼関係が壊れることもあるし、依存しすぎもよくないよね。

 

父兄の無神経は発言、小学生時代からの男子のいじめ(暴力と暴言含む)があったから、男性に対していい印象がまるでないのが先入観となって夢を持てないんだよな。社会人になってからも性格のひねくれた人たちに出会ってパワハラセクハラモラハラ受けてきたし、人間自体信じられないからそうひねくれてしまうのかも。