KANON廃園

スタジオカノン21年間の記録

ひぐらし その3 園崎家の謎と双子の宿命

2020年04月05日 | カノンの記録

園崎家とは

雛見沢を昔から支配している御三家(園崎、古手、公由)の筆頭であり、村の権力者として

絶対的な力を誇る存在。

そして現頭首のお魎の孫にして次期期頭主となるのが園崎魅音である。

魅音には双子の妹がおり、彼女の名は詩音。

本来双子は昔から忌み嫌われる存在であり、園崎家でも片方は間引かれる運命だったがで、お魎の情けにより詩音は生かされる。

魅音はその名に頭首としての証である鬼の漢字が使われ、詩音には出家を意味する寺の漢字が使われているように、詩音は聖ルーチア学園という全寮制のミッションスクールに入れられる。

しかし詩音は窮屈な学園を抜け出すと、興宮のマンションで一人暮らしを始め、エンジェルモートという叔父が経営するファミレスでアルバイトをしたり、野球チームのマネージャーをしたりとなかなかの行動派である。

この詩音が沙都子の兄・悟史と出会って恋するようになったことで、双子の運命の歯車がが大きく軋み始めるのだった_____。

  


 

双子は単に仲の良い姉妹である以上に、表と裏の一心同体的な関係にあり、入れ替わったり、反目したりしながらも、深い絆で結ばれています。

一見男勝りでサバサバした性格で、リーダー格の魅音は、案外ナイーブで心優しい女の子。

逆に魅音より女の子らしいと思われている詩音は、したたかで行動派。激しい感情の爆発を抑えきれないエキセントリックな面があります。

魅音は園崎家当主という重圧と責任をかかえ、臆病な本性を隠して強がっていることで、心に歪みが生じてしまい、

一方の詩音は詩音で園崎家には「いらない子」として隠された存在であることで、心の奥底に疎外感と憎しみが渦巻いていたのかもしれません。

やがて嫉妬、思いやり、憎悪、そして抗いがたい運命が交差する二人に惨劇の嵐が巻き起こったのが「目明し編」です。

 

 

庭から見た園崎家母屋 / 圭一を客間で迎えた魅音はじつは入れ替わった詩音だった。

 園崎家の広大な敷地の奥に秘密の地下施設位通じる扉があります。農機具置き場の奥にあるものは・・・・

圭一が括られた拷問器具

 

見物席がある拷問部屋。ここで沙都子が・・・

 

「目明し編」では園崎家の地下施設を舞台に残虐シーンが展開され、驚きを隠せませんでした。

一体このアニメはどこに向かうのか_と訝ったものです。

行方不明となった悟史を慕うあまり、沙都子に逆上する詩音の感情はどんどんエスカレートし、

、梨花、圭一、そして魅音に至るまでことごとく牙を向けていきます。

トラウマや僻み根性が嫉妬や憎しみでサデスティックに爆発する恐ろしさを見せつけたことで、

詩音はアニメ史上に異彩を放った存在ではないでしょうか。

 



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