Tousei Style

IKEBANAの事や音楽の事、友と酒や海の事

マイ盆栽

2013年06月08日 | エッセイ
小さな小さなものが好き

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発芽したおじぎ草のとなりで勝手に発芽したカタバミも
一緒に2号の素焼きの鉢に移し替えた。

おじぎ草もカタバミも夜になると寝る姿が可愛い!

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カポックは3号の素焼きの鉢に移し替えた。
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そして葉を落として
カポックの傾斜型

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いけ花では花器の1.5~2倍と云う高さなどの目安があるが
植物はもっともっと緊張感のあるギリギリのバランスを保とうとする。
2倍どころではない。
小さな器で信じられないほどの大きさにまで成長する。

最近僕はいけ花の型の決め事よりも、自然な植物のバランスの方が
たかが500年ほどのいけ花の歴史の中で仮に造り上げたバランスより
学び得るところがあるように思えてならない。


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石川さんちの(笑)カポックは命の限界に挑んでいる。
限界のバランスを植物は超えようとする。
そこが植物の素晴らしいところだ。

だが、このカポックのバランスを人は良しとしない。
でも僕はこのテンションが好きだ。
花を活けるに当って一番重要にしたいのはテンションだ。
やっとそこに気が付いた。

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ガジュマルは一番高い枝を切って一つの塊にした。

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三戸浜の福泉寺の多宝塔の脇にあったヤツデの種を頂いてきた。
と云っても隣にいたお地蔵さんに「下さい」とことわっただけだ。
その種がやっと芽を出した。

ヤツデの盆栽を創りたい。
のです。