SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

2013年版 スポーツ10大ニュース!

2013年12月30日 | スポーツこの1年

さて、2013年もあとわずか。

長期の景気低迷に加えて、
2011年の東日本大震災、
そしてその後の大混乱。

また、
民主党が日本の低迷に拍車をかけた・・・・・
というような2012年までを経て、
今年2013年は、
景気にも明るさが見え始め、
なんとなく『光明』が見え始めた年となりました。

スポーツ界でも、
たくさんのニュースがあった、今年だと思います。

そんなスポーツ界を振り返って、
2013年のまとめにしようと思います。


◇2013年 今年印象に残ったスポーツ

まずは番外編です。

【番外編】   ・第3回WBC 内川のまさかの飛び出し!
         ・桜ノ宮高校に端を発した、体罰問題
         ・桐生 日本最速に王手!
        ・プロ野球統一球問題 お粗末!加藤コミッショナーの”引き際”

まずは番外編です。
こちらは、いいニュースと悪いニュースが、混在している感じですね。
まずは第3回WBC。『敗れはしたものの、日本プロ野球の矜持は見せた・・・・』なんて報道が多かったように記憶しています。しかしワタシ自身を振り返ってみると、この大会については、『なんだかイマイチ乗り切れねえなあ』と思っていたことも確か。そもそもこの大会の意義自体に懐疑的だったのは第1回からなのですが、それでも『夢を持てる』チームだったからか、激戦を繰り広げたからなのか、結構真剣に『ハマって』観ていました。しかし、今大会については、事前の選手発表の時点から、なんだかイマイチ『真剣になれず』でした。『熱くなれない』自分を感じながらでしたので、面白さも半減かな。まあ、代表チーム自体が『ベリーベスト』には程遠い布陣だったですからねえ。アメリカに行ったときは、『本当にこのチームで勝っていいの?』と思いました。結果、ベネズエラには完全な『力負け』。チャンスに飛び出した内川が戦犯のように言われましたが、全く敗因は違うところにあると思いましたけどね。
さて、次は1月から世間を大いに騒がせた、体罰問題。桜ノ宮高校のバスケット部顧問の恒常化した体罰に嫌気がさしチームの主将が自殺したことが明るみに出て、それからはこの高校だけじゃなく、いろいろなところから体罰の問題が、それこそ『出るわ出るわ・・・・・・』。大変なことになってしまいました。ワタシはこのことについては言いたいことはやまの様にありますが、ただ一つだけ言うとしたならば、『スポーツ現場で、【日常化、恒常化】している体罰は、もはや暴力であり、これについては是非を待つまでもない』ということですね。『最後の最後で止むに止まれず』先生が生徒を叩いた・・・・・という『愛のムチ』(例を挙げるなら、スクールウオーズでの愛のムチのような感じのもの)と前述の日常化した『暴力』、この線引きだけはしっかりとしてほしいものです。
もう一つ嫌なニュースとすれば、プロ野球の統一球問題。この問題、結局は加藤なる前コミッショナーの『一人芝居』でしたが、ファンを裏切ったという罪は重いですね。日常的に野球を見続けているファンなら、今年の最初から『なんだかボールが飛ぶようになったなあ』なんてことは、明明白白、わかり切っていたことですからね。隠すという発想自体がおかしいと思いますねえ。さすがに官僚出身、バレバレでも”隠す”事には長けてるってか??それにしても彼の身の引き方、【反面教師】にするには格好の題材です。まさに『晩節を汚す』とはこのこと。まあ、辞任した都知事にも、同じことが言えますなあ。。。。
そして最後は未来への希望の話。『短距離種目は、民族的に絶対に世界に挑むのは無理』と言われて久しい日本短距離界に、彗星のように現れた高校生ランナーの桐生選手。キラキラと光っていますね。そして、体操の白井選手も高校生。既に”自分の名前付き”の技を披露して、世界にその名を刻んでいます。凄いぞ!スゴイぞ!『未来の星たち』に、カンパ~イ!



【次点】   13位  バレンティン 史上初の60号!
        12位  三浦雄一郎 世界最高齢で、世界最高峰に立つ!
        11位  ゴルフ界の輝ける星、松山英樹がルーキーで賞金王


次点には3つのニュースを選びました。
まずはバレンティンの60号。本来ならば『トップ3』に入ってもおかしくないぐらいのニュースですが、なんだかすごい記録の割には、イマイチ盛り上がらなかったような。。。。。まあ、ヤクルトが完全に優勝争いから外れたところで戦っていたというのも、あるかもしれませんね。しかしヤクルト球団にとっては、完全な消化ゲームとなった8月、9月、10月の観客動員に大きく貢献してくれたバレンティンには、足を向けて寝られませんなあ。バレンティンを見ていると、『日本で大きく成長した』と感じますね。過去何人もいた、『日本でステップアップ』の優良外人の系譜、見事に継いでいます。
そして、三浦雄一郎さんが80歳を超えて、エベレストへの登頂に成功しました。このニュースは、驚きを通り越しています。あの生き生きした笑顔、日に焼けた姿、すべて素晴らしい『スーパーマン』ですね。お父さんは99歳まで現役で山に登り続けた人。ぜひ三浦さんには、100歳を超えての登頂(富士山でもいいぞ~)に挑戦してもらいたい。これがワタシの願いです。
最後は松山英樹の話題。15歳で日本ツアーに身を移して輝き続けた石川遼に対し、高校、大学と着実な歩みを見せていた”大器”松山が、ついにプロデビューを果たした年でした。デビューするといきなり2戦目でツアー制覇。そしてその後は、勝つは勝つはの大物ぶりをいかんなく発揮して、ついに『ルーキー賞金王』というとてつもない実績を残してこの1年を締めくくりました。今やゴルフ界は、松山抜きには語ることができません。来年はアメリカツアーでそのプレーを見られる模様。マスターズで、彼がどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみです。おまけですが、シーズン最終戦でその松山の大先輩、宮里優作が優勝したシーンは、忘れられない『今年のハイライト』のひとつですね。思わずもらい泣きしそうになっちゃいました。石川の復活も間近みたいに感じますし、来年のゴルフシーン、盛り上がっていきそうですね。



≪第10位≫ ロンドン五輪金メダリスト 村田諒大がプロボクシングデビュー

さてランキングです。第10位には、村田諒大のプロデビューを上げました。『重量級で活躍する選手はほぼ皆無』という歴史を持つボクシング界に、彗星のように現れた”期待の星”です。ロンドンオリンピックでどんどん勝ち進んでいく姿を見た時、いっぺんにファンになってしまったワタシ。オリンピックの後は『プロにはならない』と一貫して発言していたので残念に思っていたのですが、今年プロへの転向を表明。しかも『主戦場は海外』という方針を明確に打ち出して、凄腕のボブ・アラムにそのプロモートを任せるという『世界的スターへの道』を歩もうとしています。デビュー戦は8月、そして第2戦は12月に行われましたが、やはり『速さとキレ』の軽量級とは違う『重さと破壊力』のミドル級の試合の迫力はすごい。その中で『世界のビッグネーム』へと進化を続けることができるのか、2014年は村田にとって、とても大切な年になりそうです。村田が世界のベルトを巻いて、”あの”と付くようなすごい相手と一戦交える姿、夢想すると興奮して来てしまいますね。


≪第9位≫  昭和の大横綱、大鵬死す!

年明け早々の1月、衝撃のニュースが駆け巡りました。大横綱・大鵬死す!最初聞いた時、『エッ』と言ったきり、しばらく体が動きませんでした。それほどの衝撃でした。大鵬と言えば、我々世代にとっては『初めての相撲のヒーロー』。この大鵬、プロ野球の長嶋、そしてジャイアント馬場。この3人については、ワタシは全盛時代は見ておらず、現役で覚えているのはすでにベテランの域に差し掛かって以降なのですが、とにかく印象が強いです。
『デカくて、強くて、凄い』印象はただそれだけ。まさに、ヒーローでした。
ありえない話なんですが、『彼らはいつまでもあのまま』という子供時代の刷り込みが強くあって、馬場さんが亡くなった時も『あの馬場が・・・・・』と衝撃を受けたし、長嶋さんが病に倒れた時も『あの長嶋が病気になんかなるわけない・・・・・』なんて根拠のない自信が打ち砕かれて、衝撃を受けました。そして今回の大鵬関の死去。『あの強い大鵬が、死ぬわきゃねーだろ!!』と思っていたワタシに、時代の移り変わりを強く意識させてくれた出来事でした。大鵬関、強いだけではなく、実に美しいお相撲さんでした。その所作も、発言も、すべてが。彼をスタンダードにしているからこそ、朝青龍やら双羽黒やら、そういった『横綱の風上にも置けねえ』タイプのお相撲さんには、すごく反発してしまう自分がいます。だからこそ、今ワタシは白鵬関の大ファンなんです。それにしても、【昭和の大横綱】が鬼籍に入るなんて、こんなさびしいことはないというニュースでした。


≪第8位≫  ザックジャパンW杯決める  そして対戦相手も決定!

2012年には5大会連続のW杯行きをほぼ決めていたザックジャパン。今年は『世界標準にどれだけキャッチアップできるか』という年になりましたね。最後若干苦しみましたが、アジア予選はすんなりと突破。本大会出場を決めてくれました。しかしその後、コンフェデ杯での惨敗や10月のヨーロッパ遠征でのふがいない戦いぶりから、”足取りは軽やか”とはいかなかったのも事実。しかし11月に強豪オランダ、ベルギーに対して素晴らしい戦いをしたということで、世間のW杯に対する期待は、いやがうえにも盛り上がってきています。W杯の対戦相手は、コートジボアール、ギリシャ、コロンビア。微妙に4チームがひしめき合うという組に入りましたが、いずれにしても本田、香川、長友ら4年前には『ありえない』ビッグクラブの中心選手となったザックジャパンの主力が、チームを引っ張り上げてくれると期待しています。香川がキレキレの状態を取り戻せば、日本は1次リーグの突破は十分可能だと考えています。次から次に【新星】が飛び出してくる、今の日本のサッカー界。来年もまた、新たな選手の出現に、心躍らせたいと思いますね。頑張れ、ザックジャパン!


≪第7位≫  守護神・上原  ワールドシリーズを制覇!

その瞬間、上原はマウンド上にいました。そして、高々と右手を上げてその歓喜の輪の中心にいました。その瞬間、ワタシは本当にうれしかった。『日本人の誇り』を強く感じたシーンでした。MLBに挑戦してからというもの、今ひとつ波に乗り切れないというか、実績を残すものの陽の当たる場所に行くことのできなかった上原。その間に、黒田が、ダルビッシュが、どんどんスポットライトを浴びてステップアップしていきました。しかしそこはもともと”雑草魂”の持ち主。『ワールドチャンピオンを狙える』レッドソックスに移籍すると、その立ち位置をどんどんステップアップさせ、シーズン後半には堂々のクローザーとして、『上原がいなければチャンピオンにはなれなかった』とチームにもファンにも言われるようになりましたね。そのサクセスストーリー、見事としか言いようがありません。上原の『成功のカギ』は、いつも自然体でいることではないでしょうか。無用なストレスを溜めこまず、自分のプレーだけに集中する姿は、『海外で成功するカギ』を実践しているように見えます。この感じ、ヤンキースの黒田、サッカーの長友なんかにも、同じにおいを感じることができますね。このにおい、ワタシは上に書いたボクシングの村田にも感じることができるので、そういう点でも期待できると思ったりしています。いずれにしても、マウンド上での勇姿とともに、優勝パレードで浴びていた大歓声にも、誇らしさを感じた上原。彼には『ありがとう』という言葉を贈りたいですね。あっそうだ。やっぱり上原選手、あのルパン三世みたいな髭を剃ったのもよかったね。


≪第6位≫  桐光学園・松井投手フィーバー

実に個人的な選出で、6位に選びました。何度も紹介している通り、ワタシは『桐光学園土手ファン』。その桐光に昨年彗星の様に現れた”超絶左腕”に、静かな田舎街はわきかえりました。昨年夏の22三振の甲子園デビュー。それから1年間、マスコミは彼を追い続けて、練習試合の結果までもがスポーツ紙の紙面を飾りました。そんなフィーバーをよそに、松井投手はいつも変わらぬ風情で黙々とトレーニングを積んでいましたね。春、久しぶりに松井くんのマウンドでの立ち姿を見て、『冬どれだけ鍛えたんだ~!』と感嘆の声を上げたワタシでしたが、全国制覇を目指した夢は、神奈川大会準々決勝であっけなく潰えました。『全国制覇への道』については、チームにまだそのノウハウが積み重なっていなかったということなんでしょうね。しかしながら、目の前で投げ込まれる球の数々、本当にすごかった。まだまだ成長できるであろう彼に、田中マーくんの後輩として、楽天が指名して入団の運びとなりました。日本一の投手を目指して切磋琢磨し、ゆくゆくは世界の舞台で投げ続ける姿を見せてほしいと思っています。本当に”夢のような”2年半を過ごさせてくれた彼に感謝。そして、忘れられない思い出となりました。



≪第5位≫  東北楽天 歓喜の日本一!

東北楽天の初めての日本一も、印象に残る出来事でした。とにかく創設9年目にして初めてパ・リーグを制覇。勢いに乗って日本一まで駆け上がりました。仙台が時ならぬ大フィーバーに沸きましたね。仙台の野球ファン、札幌のファンと同様、『選手を温かく包み込んで声援を送る』といった面で、最高のファンだと思っています。『本当のファンとは、ダメなときは罵声を浴びせて、チームを鼓舞しなければならない』ということもよく聞きますが、やっぱり負けている時も『おらがチーム』に温かく声援を送るファンの存在というのは、チームにとっては宝物以外の何物でもないですね。そんな楽天ファンの夢、夏を超えて秋に入り、どんどん現実味を帯びて膨らんでいきました。そしてその『夢の実現』に向けての歩みを始めた時、東北のファンたちが何とも言えない戸惑いを見せていたのを見て、ワタシは『何とかこの人たちに歓喜の瞬間を味あわせてあげたいな』と思ったものでした。(まあ、自分の応援する西武がその時点では”蚊帳の外”にいたというのもあるんですけどね。最後に追い上げて楽天とCSで戦いそうになっていたころには、『やっぱり西武!』なんて思っていたんですけど・・・・・ファンって、元来勝手なものですね) そしてCS、日本シリーズでの、あのすばらしい戦いぶり。田中投手は言うまでもありませんが、ジョーンズ、マギーの【超優良外人】の二人の力、嶋のキャプテンシー、銀二・藤田のノリノリの好守や則本の好投など、優勝のキーマンは上げれば枚挙にいとまがありません。そして日本シリーズでは、まさかのMVPを獲得した美馬の好投、そして”締め”を受け持ったマーくん。すべては『楽天に』風が流れているといってもいいようなシーズンでしたね。
久しぶりに『さわやかな風』とともに語られる、楽天歓喜の優勝だったと思います。


≪第4位≫  長嶋茂雄・松井秀喜に国民栄誉賞

こどもの日の大きなニュースは、『ミスター』長嶋茂雄、そして『ゴジラ』松井秀喜両氏の、国民栄誉賞受賞でした。
松井ももちろんなんですが、戦後日本最大のスターである長嶋が国民栄誉賞をもらっていなかったのは、ある意味本当に意外なことでした。本当であれば、『国民栄誉賞』が制定された第1号こそ、彼にふさわしいものだったでしょう。今までに受賞した面々のリストと比べても、『長嶋の受賞が遅すぎる』と思っていたのは、ワタシだけではもちろんなく、ある年代以上の野球好き国民のほとんど全員の想いだったのではないでしょうか。そしてその受賞は、苦労を重ねて栄光を勝ち得た『愛弟子』松井秀喜とともにでした。彼ら二人に共通すること。それは、『誰からも愛される人格』と、『記憶に残るプレー』ということでしょう。二人とも、NO1の記録の持ち主ではありません。しかし、同年代をはじめいろいろな年代の野球ファンの、まさにヒーローであったことは、語るまでもないこと。【記録より記憶】の頂点に君臨する、国民的なヒーローです。授賞式では、二人のにこやかな笑顔が見られました。大病を患いまだ右手が不自由な長嶋さんですが、賢明なリハビリで不死鳥のように復活。おそらく04年に倒れて以来初めて、バットを振る姿を見せてくれました。ボールを投げたのは松井でした。その瞬間、実に温かい空気が東京ドームに流れたのを、テレビ桟敷という遠いところから眺めていたワタシも、感じることが出来ました。そして、心からのおめでとうを叫びました。(余談ですが、この時捕手を務めていたのが現役監督である原さん。しかし3人並ぶと、どうしても原さんにある種の”軽さ”を感じてしまいましたね。仕方のないことですが、やっぱり『記憶に残るプレー』が少ないことが、そう感じさせるのかもしれません。)
これからの野球界を、違った立場で引っ張っていってほしい松井選手には、大きな期待を寄せています。そして長嶋さんには、いつまでもお元気でいてほしい・・・・・心からそう願っています。


≪第3位≫  夏の甲子園  究極の【親子鷹】前橋育英が激戦を制して初出場で全国制覇!

今年の夏の甲子園。当初はヘビーに応援していた桐光学園の松井投手が県予選で敗れて、なんとなく『乗り切れない』かなあと思っていましたが、そこは”高校野球オヤジ”を自認するワタシ。甲子園が開幕すると、そんなことはコロッと忘れて、球児たちの一投一打に拍手を送り続けていました。そして波乱の多かった今年の大会で、準々決勝の一日は、本当に忘れられない一日となりました。ことしから【準々決勝の1日開催】に戻った甲子園大会。『やっぱり【最も面白い】と言われる準々決勝は、1日でやらなきゃね!!』なんてひとりごちていましたが、この1日、本当に面白い試合満載で、今思い返してみても、『高校野球史上最高の1日』になったんじゃないかと思ったりしています。こんな面白い接戦が満載の日、ちょっと思い当たらないぐらいです。花巻東・千葉選手の粘りとそれに応えた中軸の爆発。強豪明徳に、まさかの勝ちを演出した日大山形のしぶとい野球。常総の”絶対エース”飯田の最終回降板と、9回2死無走者から驚異の同点劇を起こした前橋育英。そして同じ9回、打ち取ったと思ったプレーがまさかの”やり直し”で仕切り直しさせられながら気迫でピンチを脱した延岡学園・奈良の気迫の投球と、その後の富山第一のエラーによる悲劇の幕切れ。。。。。。。書いている今でも、興奮が蘇ってくるような、素晴らしい試合の数々でした。何しろ、東北勢や宮崎勢、群馬勢など、今大会で下馬評に上らなかったチームたちが次々に勝ちあがっていく姿は、甲子園本来の『何が起こるかわからない真夏のノックアウト方式』のトーナメントの面白さ満載でした。甲子園のこういう面白さが、ワタシを40年超にわたって『ハマらせている』源泉なのだと思います。そして同年代の荒井監督率いる前橋育英が、父のDNAを色濃く受け継いでいかにも実直そうな息子を主将に置き、これまでのどのチームもが出来なかったような『大会NO1の守りの力』を見せつけて初出場ながら全国の頂点まで上り詰めた姿は、感動的でした。荒井親子、ほんとうに素晴らしかった。そしてこの前橋育英というチーム、ちょっと近年見ないような、清々しさを与えてくれたチームでした。


≪第2位≫  マーくん神の子

第2位はマーくんこと楽天、田中将大投手の大活躍です。マーくんが去年までも『日本球界のエース』であることは疑う余地もなかったのですが、今年の初めWBCでややふがいない投球に終始した姿を見ていると、『今年はさほど活躍できないのではないか』と思ったのも確かでした。案の定、開幕から数度の先発でのピッチングは、さほど特筆するものではなく、しかも5,6月ぐらいからWBC組が次々に故障をしたり不調を囲ったり…・ということが続いていましたから、なんとなく『マーくんも同じことになるんじゃないか』なんて思ったりしていました。しかし6,7月ぐらいからかな?『むむっ、マーくんは負けね~ぞ』ということが意識されだし、楽天も首位に浮上してくると、あとはもう、『連勝がどこまで伸びるか』ということに興味が自然と移っていました。7,8月、『難攻不落』を通り越して、『絶対的』に・・・・・そして、≪神≫へとその呼び名が変わるとともに、連勝もどんどんどんどん、伸びていきましたね。彼の投球を見ていると、本当にすべての球種を≪自在に≫操れるということが彼の最もすごいところだと感じていました。それでも日に何度かはピンチは訪れることがあり、そこからがマーくんの≪真骨頂≫でしたね。終盤のピンチの時などは、本当に見た事もないようなすごさを垣間見せることがあり、ライオンズを応援している身としては、本来ならば『敵ながらあっぱれ』というような心もちになるんでしょうが、そういう意識は完全に超えて、マーくんのピッチングに酔うことしばし・・・・という感じでした。これほど【登板日が待ち遠しい】ピッチャーは、ドジャーズ時代の野茂以来かな。無失点記録・・・・これもすごかった。相手は端っから、マーくんに勝てるなんて思ってもおらず、『どうしたら点が取れるのか』に汲々としていましたね。まるで高校野球の県大会序盤戦での、シード校vs無名校の試合を見ているようでした。そしてリーグ優勝を決めた試合。西武ドームでしたが、9回に『ピッチャー田中』とコールされた時の大歓声。凄いものでした。さらに日本シリーズでも、『男気満点』の第7戦最終回の登場!! 星野監督の粋な演出もありましたが、『プロ野球史に残る』名シーンとなりました。まさにここに、田中将大が日本球界の伝説となりました。
伝説となったからこそ、気持ちよく、すべてを汲んで、楽天球団は田中将大をメジャーリーグに送り出してほしいと思っています。いろいろ言いたいことは山ほどあるでしょうが、プロ野球ファンのほとんどは、田中将大のMLBでの【伝説第2章】を心待ちにしていると思います。『甲子園のヒーロー』から『東北の大スター』へ、そして『世界の大スター』へと進化していく姿、見守っていきたいと思っています。



≪第1位≫  2020年 東京オリンピック

なんといっても今年のハイライトは、2020年東京オリンピック招致でしょう。まさに『オールジャパン』の総力を結集した、素晴らしい成果でした。東京にオリンピックがやってくるということに、子供たちは皆、結構興奮していますよ。これからソチ、リオなどでオリンピックが開催されますが、その見方もおのずと違ってくるでしょうね。楽しみです。それにしても、招致合戦の最中には、隣国からのありえないような妨害行動などもあり、なんとなく『東京招致は無理じゃないか』なんていうネガティブマインドにも陥ったものでしたが、招致委員会をはじめとする”草の根”で活動する皆さんの力は、本当に大きかったと今実感しています。『日本人の誇り』を見直す良い機会にもなりました。震災、そしてオリンピックと、日本の底力が試される機会が、21世紀に突入してからは多く見られます。その中で、【日本人】ということを強く意識して、行動する機会がたくさん訪れていることを感じています。東京オリンピックでは、本当の『スポーツの力』を見せる好機だと思っています。それは、なにも競技で活躍するってことではないです。スポーツの持っている、無限の力、そして『平和であればこそスポーツが皆に楽しく素晴らしい』ということを実感できるオリンピックに、なってほしいものです。自分が暮らす都市にオリンピックがやってくる!なんてすばらしい事だろう・・・・・改めて感じることができます。これから7年間も、ワクワクドキドキできるなんて。おっと、ラグビー好きの観点から一つ。2020年の前年、2019年には、ラグビーのW杯も日本で開催されます。こちらの方も素晴らしい大会になることは請け合いで、楽しみにしてください。
 


ということで、
振り返ると2013年は、
スポーツ界にとってビッグニュースがてんこ盛りの年となりました。

来たる2014年には、
いよいよソチオリンピック、そしてサッカーW杯ブラジル大会が開かれます。

そして国内のスポーツは、
また変わらずワタシ達を感動の渦に巻き込んでくれることでしょう。

≪スポーツの力≫

これを信じつつ、
今年も暮れていきます。

今年も読んでいただき、ありがとうございました。

勝手なことばかりほざいているブログですが、
どうぞごひいきに。

では皆さん、良いお年を。


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