SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

浦和高校 憧れの花園で、力及ばず散る!

2013年12月29日 | ラグビー

≪全国高校ラグビー選手権大会≫

【1回戦】

光泉(滋賀) 22-12 浦和(埼玉)


1万2千人の大観衆のもと、
浦和高校の黒いジャージが必死に勝利を目指してボールを追い続けましたが、
1歩及ばず。
無念の敗退となってしまいました。

楽しみにしていたこの対戦。

試合前のスタンドを見てびっくり。

正面スタンドから向かって右側の浦和高校応援席。
青い小旗を持ったたくさん現役生、OBを含めた『浦高ファン』が陣取り、
立錐の余地もないほどびっしりと埋まりました。

そんな中浦和高校フィフティーンが登場すると、
大歓声でまるでホームの雰囲気を作ってくれました。

そんな中、
風下の浦和がキックオフ。
『前半は粘り、後半勝負』
と放送席でも解説陣が語る中、
果敢にボールを回す『いつものラグビー』を展開する浦和が、
試合の主導権を奪っていきました。

しかしながら、
”ほぼ”初出場の重圧か、
それとも大歓声の中の試合に委縮したか、
あるいは折からの強風の影響があったか、
肝心なところでのハンドリングミスが相次ぎ、
どうしても得点を奪うことが出来ませんでした。

前半の半ば過ぎに光泉が自陣から『一発』で先制点を奪い、
試合は動き出しました。

終了間際、
ようやく硬さの取れてきたBK陣がしっかりと球を回し深くまで攻め込むと、
SH#10がトライ。
同点に追いつきました。

ここで前半が終了。

風下に陣取りながら5-5と同点で折り返し、
『浦和ペース』
で試合は運んでいると思われた前半でした。

しかしながら風上となった後半、
キックオフから光泉が戦術を変更。

うまく球を散らしながら浦和守備陣を分断し、
突破力のある攻撃を仕掛けると、
ズルズルと浦和守備陣は下がり続け、
一時は一方的な展開となり、
22-5までそこで勝負あった!

意地の1トライを返して10点差まで追いすがるも、
結局光泉の防御陣を破ることはできず、
無念のノーサイドとなりました。

浦和としては、
前半いい時間帯が再三あったにもかかわらず先制点を奪えず、
結局自分のペースで試合が出来なかったところが痛かった。

しかしながら、
よくやった!

見事な戦いぶりと、
潔い散り方で、
全国の注目を集めた浦和高校の≪夢の花園の舞台≫は終わりを告げました。

念願の1勝はなりませんでしたが、
在校生もOBもファンも、
そして埼玉県人も、
納得の≪夢舞台≫だったと思います。

今後全国の舞台で勝っていくためには、
やはり場数を踏む必要があるのは明らかです。

これからが浦和高校の本当のスタートラインだという気がしますね。

来年、再来年。

ライバルである深谷高校とのバトルを制して全国の舞台をまた踏むことが出来れば、
今度こそ『全国1勝』は近づいてくるような気がします。

お疲れ様でした。

レギュラーのほとんどを占める3年生の部員の皆さんは、
休む間もなくもう一つの『本当の勝負』である大学入試が、
間近に迫っています。

気持ちを切り替え、
頑張ってください。

【日本のリーダー】
をたくさん輩出している浦和高校に、
今度は『本当の文武両道』を達成した選手たちが挑んでいきます。

『才能があるわけではない素人軍団でも、練習と情熱と、そして頭の使い方によってはここまでできる』
事を満天下に知らしめた”熱い冬”でした。

ワタシもテレビの前で、
≪熱く≫応援した60分でした。


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