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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

菊池雄星 え~ メジャーに行くの~!!

2009年09月09日 | 高校野球


今日の一部スポーツ紙を見てビックリ。
『菊池雄星 メジャーへ』
の見出しが躍っているじゃ、ありませんか。

菊池雄星

言わずと知れた、今夏の甲子園のヒーローです。
速球はMAX154キロ!(スカウトのスピードガンでは155とも156とも・・・)

常に全力で相手に立ち向かう姿勢は、
人々の心を捉えて離さない魅力のある選手です。

そういう私も、
菊池投手の大ファンです。

さて、
その菊池投手、
自分の進路に対しても直球勝負。
メジャーへの憧れを、
隠そうとはしません。

確かに、
実力的には十分にメジャーでもやっていけるでしょう。
150キロ以上を投げて、
きちっとした投球のできる左腕投手は、
世界を見ても5人といないでしょう。

体に力が付いて、
投球術なども身につけば、
すぐにでもメジャーで活躍できるレベルと見ています。

今のメジャーを見渡して、
先発ローテーションの3番手以降(強豪では4番手以降)の投手、
結構いい加減な投手が多いのが目に付きます。

30球団もあるからなのでしょうが、
さほど日本とレベルの差があるとも思えません。

日本の超一流レベルならば、
間違いなくローテーション入りして、
活躍できるレベルだと思います。

しかし、
それには条件があると思います。

それは、
『アメリカでの生活を楽しめる選手だということ』
です。

【言葉が違う】
【生活習慣が違う】
ということのストレスは、
かなりのものだと思います。

何事も楽しめる”体質”の選手でないと、
グラウンドや野球の技術以外のことで、
ことのほかエネルギーを吸い取られるでしょう。

いままでも数多のプロ野球選手がメジャーに挑戦しました。
イチローのような選手は稀だとしても、
『え~。あんなにいい選手だったのに、メジャーでは活躍できなかったね』
という選手がいる一方、
『あんな選手が、凄くなったよね』
という選手もいます。

それらを分けるのは、
実は野球の技術ではないような気がしてなりません。


そういう観点からすると、
菊池投手には一抹の不安を感じないでもありません。
ずっと花巻という場所にいて、
いいチームメートに囲まれながら野球をやってきたのが、
これまでの菊池君の野球人生だったのではないかと思います。

日本での都会暮らしすらしたことのない若者が、
いきなりアメリカに飛んで、
結果を求められ続ける”メジャー”という世界に身を投じる。

う~ん 不安だなあ。

技術的には不安ではありませんが、
生活のアジャストなど、
そういった面で不安です。

そういう面では、
『野球だけに打ち込める環境』
を提供してくれる日本のプロ野球に、
進んで欲しいと思いますね。

『イチローの歩んだ道』
『松坂の歩んだ道』

が、菊池の歩んでいくべき道なんじゃないかと、
思ってしまいます。

いずれにしても、
間近で彼のピッチングを見てみたい!
という欲求も高いのです。

ファンとしても、
日本のプロ野球で活躍したあとメジャーに行った選手と、
すぐにメジャーに渡った選手では、
応援の力の入り方も違うと思います。

今年の例を見ても、
やっぱり田澤への注目度は、
どうしても低いでしょう?!

だって彼の活躍を日本で見たことがない人ばかりなんですから。

菊池も、
すぐにメジャーに行ってしまったら、
そうならんとも限らんしね。

まあ、
『そんな選手は日本に帰ってきても、2年間はどの球団とも契約できないよ!』
というような、ケツの穴の小さいことは、
決して言いませんけどね。

 


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